田舎の土地を賢く活かす10の土地活用方法と始める4ステップ

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田舎の遊休地や空き家等の上手い活用方法はないかと悩んでいませんか?

田舎の土地は、法規制や市場ニーズ等の観点から、できる土地活用が大きく制限されてしまいますが、田舎でもできる土地活用はきちんと存在しており、上手く活用すれば、固定資産税以上の収益を上げることも十分可能です。

このページでは、これまで土地有効活用のコンサルティングを業務として300人以上の土地オーナーの最適な土地有効活用について支援をしてきた筆者が、「田舎の土地の賢い活用方法と活用するためのステップ」について、以下の流れに沿ってご紹介します。

  1. 田舎の土地でもできる10の土地活用
  2. 田舎の土地を賢く活用するための4ステップ
  3. 土地活用を業者に相談する際の2つの注意点

このページをすべて読めば、「田舎の土地活用」についての理解が深まり、「自分にとってベストな土地活用」の検討に向けて、自信を持って第一歩を踏み出していただけるようになるでしょう。

土地活用が初めてで難しく感じる方は、このページを読んで大枠のイメージを持ったら、まずは複数の専門家に意見を聞くことをおすすめします。その際に大事な注意点があり、建築会社や不動産会社等に直接電話をすることは絶対にやめましょう。なぜなら、この業界では電話をとった人が担当になるという慣習があるため、土地活用の専門家ではないレベルの低い担当がついてしまう・・・ということになりかねません。確実に複数業者の専門担当者と連絡を取りたい方は、NTTが運営するHOME4U土地活用などの信頼できる一括登録サイトを利用して、専門担当者からの連絡を待つことをおすすめします。

1. 田舎の土地でもできる10の土地活用

上図のとおり、田舎の土地活用では「市街化調整区域内の土地」か「それ以外の土地」かでできる土地活用が異なります。

市街化調整区域とは、都市計画法による「市街化を抑制していく地域」として、各自治体が乱開発を防ぐ目的で設定している「基本的に建物の建築ができない区域」です。

そのため、市街化調整区域で土地活用をするには、以下の2種類の方法によるしかありません。

  • 建物の建築が必要のない土地活用を行う
  • 役所との協議により特別に建築許可を受けて土地活用を行う

※注意:「農地」の場合にはそもそも土地活用できない可能性がある

市街化調整区域内にある土地は地目が「田」や「畑」等の「農地」になっている場合も多いですが、農地を活用する場合には別に農業委員会へ申請し「農地法に基づく転用許可」を受ける必要があり、そもそも転用許可が受けられず、活用できない場合があるため注意が必要です。

それ以外の土地では、基本的に行政からの建築確認申請に基づく建築許可を受ければ建物の建築が可能なため、市場のニーズ次第で様々な土地活用の検討ができます。

市街化調整区域の土地活用については、以下のページをご参考にしてください。

市街化調整区域の土地を生かすための賢い土地活用方法7選

1-1. 賃貸住宅

賃貸住宅経営は、最も幅広い土地に対応でき、住居系建物建築による土地有効活用の中では最も手軽にはじめることができ、節税効果も高いため、相続税対策目的の土地有効活用等では真っ先に検討すべき活用方法といえます。

投資額こそ、数千万円〜大規模な場合には数億円という多額の投資が必要にはなりますが、そもそも相続税対策のためには一定規模以上の投資をしないと相続税圧縮効果が薄くなってしまうという側面もあるため、自身の資産規模に合わせて適切な規模の投資を行えば相続税対策には最も有効な土地有効活用です。

また、需要と供給の観点から収支が読みやすく、安定的な収支計画が可能である点も賃貸住宅経営の魅力です。

利回りは、エリア毎に家賃相場が大きく異なることから一概にはいえませんが、概ね5〜15%程度の利回りが期待できます。

「アパート経営」の詳細な検討方法については下記記事をご参考にして下さい。

土地有効活用でアパート経営をするべき人と失敗しない為の全知識

「マンション経営」の詳細な検討方法については下記記事をご参考にして下さい。

土地有効活用でマンション経営するべき人と失敗しない為の全知識

1-2. 商業系施設

商業系施設経営とは、所有する土地にコンビニや飲食チェーン店舗等の店舗事業者と共同で店舗や商業施設を開発・出店する形式の土地有効活用です。

交通量や人通りの多い道路ほど有利であり、土地の規模に応じてコンビニからショッピングセンターまで様々な商業系施設があります。

人通りの多い道路沿いや商業集積地等、店舗需要があるエリアでなければ経営が成り立たないため、できるエリアが限定されるというデメリットはありますが、商業系施設の賃料相場は住居系よりも高い場合が多く、規模により数千万円〜数十億円という投資にはなりますが利回りは10%〜20%程度といった高利回りが期待できます。

「商業系施設経営」の詳細な検討方法については下記記事をご参考にして下さい。

土地有効活用でコンビニを選ぶべき人と失敗しないための全知識

ロードサイドの土地有効活用で絶対に失敗しないための全知識

1-3. トランクルーム

トランクルーム経営とは、トランクルーム業者と共同で自分の土地にコンテナを用いた施設を建築したり、建物の一部を収納スペースとして区分し、一般の利用者へ収納スペースとして貸し出す方式の土地有効活用です。

規模や型式にもよりますが、区画したコンテナを並べるだけのコンテナ型であれば数百万〜の投資で始めることが可能で、需要次第では利回りも〜30%程度まで高利回りが期待出来る土地有効活用でもあります。

「トランクルーム経営」の詳細な検討方法は下記記事をご参考にして下さい。

土地有効活用でトランクルーム経営をするべき人と成功への全知識

1-4. 駐車場|市街化調整区域でもできる

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駐車場経営の場合には建物の建築が必要ありませんので、市街化調整区域でも最も手軽に行うことが可能です。

そのため、まずは周辺の駐車場需要を調査して駐車場経営が成り立ちそうかどうかを検討するのがよいでしょう。

敷地の規模にもよりますが、初期投資額も数十万円程度〜行うことが可能で、駐車場需要が見込めるエリアであれば固定資産税以上の収益を上げることも可能です。

「駐車場経営」の詳細な検討方法については下記の記事をご参考にして下さい。

土地活用で駐車場経営をするべき人と失敗しないための全知識

1-5. 資材置き場(トランクルームはNG)|市街化調整区域でもできる

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駐車場同様、市街化調整区域でよくある土地活用として、建設業者等の法人に資材置き場として土地を貸し出すという方法があります。

周辺に人が住んでおらず何の需要もないような土地であっても、普段は使わない資材等と置いておくためのスペースとしては需要があるケースも多々あります。

さほど高い賃料は取れませんが、ただ土地を貸すだけですので初期投資はほぼ掛からず、うまくいけば固定資産税以上の収益が得られることもあります。

1-6. ソーラー(太陽光発電)|市街化調整区域でもできる

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日当りや送電線等のインフラが整備されているか等の一定の条件はありますが、市街化調整区域の土地活用において最も安定的に高利回りが狙えるのが「ソーラー経営」といえるでしょう。

「ソーラー経営」では、法律で定められた「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、設置したソーラーパネルの発電規模により10年間ないしは20年間の固定価格で売電することが可能です。

そのため、規模により数百万円〜の初期投資こそ必要にはなるものの、安定して高利回りな土地活用が実現できます。市街化調整区域の土地活用で真っ先に検討したい活用方法の一つですので、自分の土地でソーラー経営が可能かどうかを調べるようにしましょう。

「ソーラー経営」の詳細な検討方法については下記の記事をご参考にして下さい。

土地活用でソーラー経営するべき人と失敗しないための全知識

1-7. 高齢者施設(サービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームなど)|市街化調整区域でもできる

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高齢者施設は、周辺住人の需要やニーズを鑑みて自治体が必要と判断した際には、市街化調整区域においても建築が許可される可能性がある建物です。

高齢者施設(介護系施設)については様々な種類があり、市街化調整区域であるか等関係なくそもそも自治体による許可がないと建築できないもの(総量規制)と自由に建築できるものに分かれています。

その中でも、介護要素の低い自立した高齢者向けの「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」や「住宅型有料老人ホーム」であれば総量規制の対象施設ではなく、市街化調整区域においても建築できる可能性があります。

ある程度の建物規模が必要なことから、投資額は数千万円〜数億円と高額になりますが、需要次第で相場利回りも8〜10%程度と比較的高利回りが期待できる土地活用です

「高齢者施設」の詳細な解説については下記の記事をご参考にして下さい。

土地活用で介護施設経営をすべき人と成功させるための全知識

1-8. 社会福祉施設(特別養護老人ホームなど)|市街化調整区域でもできる

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社会福祉施設とは、公的法人である社会福祉法人が介護や保育等の社会福祉サービスの提供の場として運営する特別養護老人ホーム等の公的施設のことで、社会福祉施設については市街化調整区域においても事前協議と届け出を行うだけで建築が認められています。

そのため、そのエリアで開設を希望する社会福祉法人が見つかれば、地主が建物を建築し社会福祉法人へ一括して賃貸するという方式で土地活用をすることが可能です。

こちらも高齢者施設同様、種類や規模によって数千万円〜数億円の投資が必要になるものの、8〜10%程度の比較的高利回りで、社会福祉法人と共同でなければ建築できないことから他施設と競合することがすくなく比較的安定した収益が期待できます。

「社会福祉施設」の詳細な解説については下記の記事をご参考にして下さい。

土地活用で介護施設経営をすべき人と成功させるための全知識

1-9. 医療施設|市街化調整区域でもできる

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医療施設についても、公益上必要な建物として事前協議と届け出を行うことで市街化調整区域においても建築が認められています。

そのため、周辺環境からして医療施設の需要やニーズがあり、開業したい医師や医療法人が見つかれば地主が建物を建築し医師や医療法人へ一括して賃貸するという方式で土地活用をすることが可能です。

医療施設については、規模がまちまちですが、やはり数千万円〜数億円規模の投資は必要で、期待利回りは10%程度が目安相場です。

1-10. 墓地・霊園開発|市街化調整区域でもできる

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事例としてあまり多くはありませんが、市街化調整区域の土地活用方法として、霊園業者に土地を貸して霊園業者が霊園を整備するという方法もあります。

「墓地・霊園」というところに抵抗感がなければ、活用しにくい市街化調整区域のまとまった大きさの土地を収益化することが可能で、基本的に土地を貸すだけですので初期投資もかかりません。

立地条件次第では固定資産税の数倍の地代収入を得ることも可能ですが、霊園という特性柄、数十年等の長期に渡って土地を貸す必要があります。

2. 田舎の土地を賢く活用するための4ステップ

田舎の土地活用の検討は、下記の4ステッップに従うだけで誰でも行う事ができます。

最終的には業者にマーケティングや提案をしてもらうことになるため、自分で色々と調べるのが面倒だという方は全てを業者に丸投げし、いきなりステップ③に進んで頂いても問題ありませんが、後々後悔しないためにも、自分できちんと内容を理解した上で最終的な判断ができるよう各ステップを確認することをおすすめします。

  • ステップ①|市街化調整区域内の土地かどうかを調べる
  • ステップ②|市場ニーズがある土地活用方法を調べる
  • ステップ③|業者に相談し提案してもらう
  • ステップ④|活用方法と業者を決める

以下、順を追ってご説明していきます。

2-1. ステップ①|市街化調整区域内の土地かどうかを調べる

日本の土地は、都市計画法によって上図のような区域に分類され、それぞれの区域毎に建築の制限や規制が設けられているため、まずは自分の土地がどの区域に属しているかを調べる必要があります。前述のとおり、「市街化調整区域」では基本的に建物の建築ができないため、その際に、注目すべき点は、自分の土地が「市街化調整区域内にあるかどうか」です。

調べる方法は以下のように2つの方法があります。

  • 役所のホームページで確認する
  • 役所の都市計画課に問い合わせる(※役所によって部署名は異なります)

ほとんどの行政区ではホームページで検索できるようになっていますので、ホームページを確認するのが最も手取り早い方法ですが、電話等でも回答してもらえますので役所の担当部署(大概「都市計画課」という名称)に問い合わせて、ついでにどのような建築が可能かまでを聞いてしまうとよいでしょう。

2-2. ステップ②|市場ニーズがある土地活用方法を調べる

最終的な市場ニーズを判断するには、業者に依頼してマーケティングをしてもらう必要がありますが、最初から業者に依頼するとなると土地活用の種類毎に複数の業者に依頼をしないといけなくなり、その対応だけでも非常に大変ですので、ある程度の市場ニーズの予測は自分で行って種類を絞ってから業者に依頼する方が得策です。

ある程度の市場ニーズの予測程度であれば、所有地周辺(車で10分圏内程度)の建物状況を確認することで予測することができます。市場ニーズを見極めるためのポイントは概ね以下の通りです。

市場ニーズを予測する際のポイント
土地活用の種類 見極めポイント 判断軸
賃貸住宅 周辺に賃貸住宅があるか?満室かどうか? すべて「Yes」なら市場ニーズがある可能性が高い
商業系施設 人通りや車通りは多いか?周辺に商業系施設があるか?
トランクルーム 周辺にトランクルームがあるか?周辺に人が住んでいるか?
駐車場 周辺に住宅やオフィス等人が集まる施設があるか?
資材置き場 周辺に資材置き場あがあるか?都市部まで車で1時間圏内か?
ソーラー 周辺にソーラーがあるか?乱立していないか?
高齢者施設 周辺に高齢者施設があるか?周辺に高齢者が多く住んでいるか?
社会福祉施設 周辺に社会福祉施設があるか?周辺に高齢者が多く住んでいるか?
医療施設 周辺に医療施設があるか?周辺に人が多く住んでいるか?
墓地・霊園 周辺に墓地・霊園がないか?1000坪以上の敷地面積があるか?

上記を参考にしながら、可能性が高そうなものをいくつかに絞って業者に相談するとよいでしょう。

2-3. ステップ③|業者に相談し提案してもらう

前項までのステップをしっかりと踏めば、比較的実現可能性の高い土地活用の検討を進めることが可能ですが、現実的には建築プランや見積もり・事業収支計画等を業者に相談し提案してもらう必要があります。

業者に相談し提案してもらう方法としては、以下の3つが一般的です。

  1. 不動産業者に相談し、建築計画を提案してもらう
  2. 金融機関や税理士等に相談し、建築計画を提案してもらう
  3. 建築会社やデベロッパー等に相談し、建築計画を提案してもらう

不動産業者に相談し、建築計画を提案してもらう

もっともイメージしやすい方法が、不動産業者から紹介してもらうという方法でしょう。

しかしながら、不動産業者にも様々な業者が存在し、管理や売買の仲介は得意でも建築に関する専門知識が必要な土地活用については全く理解していない業者も多く存在しているのが実態です。

自分でやりとりをする手間を省くためであればよいですが、全てを不動産業者に任せきりにし、言いなりになるのは危険ですので、必ず自分でも調べるようにしましょう。

不動産業者から紹介してもらう場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

<メリット>

  • 複数の業者とのやりとりの手間が省ける
  • 信頼できる業者であれば良いアドバイザーになる

<デメリット>

  • 結局、建築プランや見積もりは建築会社等へ外注になる
  • 仲介手数料等の余分な費用が発生する可能性がある

金融機関や税理士等に相談し、建築計画を提案してもらう

一見、不動産や土地活用とは関係のない相談先のように思われますが、実は土地活用の検討を行う際に、ローン等の資金面での相談や税務面での相談と併せて建築業者の紹介まで行ってくれる金融機関や税理士等も多く存在しています。

この場合にも、金融や税金についてはエキスパートですが、不動産や建築の専門知識は理解していない業者も多いため、全てを任せきりして言いなりにならず、必ず自分でも調べるようにしましょう。

金融機関や税理士等から紹介してもらう場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

<メリット>

  • 複数の業者とのやりとりの手間が省ける
  • 資金調達や税金について同時に相談できる

<デメリット>

  • 不動産や建築についての専門知識が乏しく視野が狭くなりがち
  • 手数料が掛かる場合がある
  • 結局、建築プランや見積もりは建築会社等へ外注になる

建築会社やデベロッパー等に相談し、建築計画を提案してもらう

建築会社やデベロッパーの中には土地活用を生業をしている業者が多く、周辺マーケットのマーケティング調査から建物プラン・建築費見積もり・事業収支シミュレーションまでワンストップで提案してくれる場合が多く、話が早く土地オーナーにとっては最も楽な方法でしょう。

しかしながら、業者によって得意な分野と不得意な分野が様々な上、得意な分野のみ提案されるケースが多いため一社決め打ちは危険であり、必ず複数の業者から提案をもらい比較する必要があります。

建築会社やデベロッパー等に店舗業者誘致と建物プラン・見積もり等をセットで提案してもらう場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

<メリット>

  • 全てまとめて一括して提案してもらえるので話が早く楽
  • 土地活用の専門家が多く土地の使い方から提案してもらえる

<デメリット>

  • 基本的に得意分野しか提案されないため、複数業者を比較する手間が掛かる
  • どの業者が良いかを見極めるのが大変

業界関係者ならこうする|業者へ相談する際の賢い方法

結局のところ、上記3つの方法はそれぞれメリット・デメリットが存在するため、必ずこれが一番とは言い難いですが、土地活用では建物プランや見積もり・事業シミュレーション等がないときちんとした事業比較ができないため、どのルートから相談しても最終的には建築会社へ行き着くことになります。

そのため、どの建築会社がどんな分野を得意としているかを知っている業界関係者であれば、わざわざ間に他の業者を通すメリットを感じず、「賃貸アパート建築が得意な、ワンストップで提案してもらえる建築会社」へピンポイントで相談することになります。

以下に「全国展開しており、対応可能な土地活用の種類の多い信頼できる建築会社」をまとめておきますので、相談先に困っている人はこの中からニーズに合わせて3〜4社程度選んで相談するとよいでしょう。

  • 積水ハウス株式会社
  • 大和ハウス工業株式会社
  • 旭化成ホームズ株式会社
  • パナホーム株式会社
  • 三井ホーム株式会社
▷積水ハウス株式会社|都市部から地方まで実績豊富な安心できる業者を選びたい人にオススメ

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『積水ハウス株式会社』は、住宅建築戸数累計228万戸を超える圧倒的No.1のハウスメーカー。

その豊富な実績に基づく住まいづくりのノウハウを活かし、低層アパート〜高層アパートまで幅広く質の高い物件を建築しています。

さらに、日本全国に事業所を展開しているため、地方の土地から都心の土地までエリアや大きさにかかわらずほぼ全ての案件に対応可能という点も非常に心強く、全国の土地オーナーから厚い支持を受けている建築会社です。

※エリアや規模・種類を問わず最も幅広く対応可能な会社であるため、とりあえず選択肢の中の一社にいれておけば、賃貸住宅について失敗のない安心の提案が受けられるでしょう。

▷大和ハウス工業株式会社|積水ハウスに並ぶ対応力と建築実績から、安心できる業者を選びたい人にオススメ

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『大和ハウス工業株式会社』は、積水ハウス同様日本全国に事業所を展開しており、賃貸住宅の建築実績も豊富な安心できるハウスメーカーです。

さらに、ハウスメーカーでありながら、ロードサイド店舗や物流、ホテル等、事業の多角化が進んでおり、エリアや規模・種類を問わず一社でほとんどのニーズに対応可能な点が他の建築会社にはない魅力といえます。

※エリアや規模・種類を問わず最も幅広く対応可能な会社であるため、とりあえず選択肢の中の一社にいれておけば、自分の土地のポテンシャルを判断する上でもかなり役立つでしょう。

▷旭化成ホームズ株式会社|特に都市部のアパート経営を検討している人にオススメ

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『旭化成ホームズ株式会社』は、大手ハウスメーカーの中では最も規模が小さい会社ながら、旭化成グループの技術力を活かした性能の高い部材を使った品質の高い住宅建築を得意とする建築会社。

規模が小さいため、積水ハウス・大和ハウスほどのエリア対応力はありませんが、その分都市部に強く、都市部の中低層賃貸住宅では積水ハウスと共に最も選ばれているハウスメーカーといえます。

さらに、ペット共生型アパートや子育て支援型アパート等の差別化要素を取り込んだパッケージ商品をラインナップしており、差別化提案にも強い業者です。

※対応可能なエリアでの差別化提案には信頼が置ける会社ですので、特に都市部に土地を持っている人は選択肢の中の一社に入れておくべきです。

▷パナホーム株式会社|コストを抑えながら大手でアパート建築を検討したい人にオススメ

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『パナホーム株式会社』は、パナソニックグループのハウスメーカーですが、工業化住宅(工場で生産した均質の部材を使って決められた規格の中で建築する住宅)としては最高の7階建てまでの建築が可能という構造的に優れた技術をもった建築会社です。

パナソニックグループという大手の安心感に加え、鉄骨系大手ハウスメーカーの中では比較的コストを抑えた建築が可能です。

※鉄骨系大手ハウスメーカーの中では比較的低コストながら、光触媒による自浄機能のある独自の「キラテックタイル」を総貼りにした見栄えの良い外壁等、しっかりとした性能や質感のある商品になっているため、比較のうえでも選択肢の中の一社にいれておくとよいでしょう。

▷三井ホーム株式会社|木造賃貸アパート経営で短期回収したい人にオススメ

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『三井ホーム株式会社』は、木造2×4(ツーバイフォー)構法を得意とするハウスメーカーで、言わずと知れた大手不動産ディベロッパーである三井不動産グループの建築会社です。

木造のため、共用廊下・共用階段等の共用部のある建物は不得意ですが、メゾネットタイプのテラスハウス・重層長屋・戸建貸家等は得意で、決まった規格が少なく比較的自由度の高いデザインが可能です。

※木造のメリットである「コストの安さ」や「減価償却の短さ(軽量鉄骨造が27年償却にたいして木造は22年償却)」を活かして短期回収目線でアパート経営を考えたい人は選択肢に入れておくとよいでしょう。

2-4. ステップ④|活用方法と業者を決める

可能性のある土地活用の種類毎に業者に相談し、それぞれの提案が揃ったら、最終的に土地活用の方法と契約する業者を決めることになりますが、その際には以下の2点が大切です。

  • 人口減など将来的な需要の変化も予測したマーケティング結果になっているか
  • 将来的なリスクも考慮した事業シミュレーションになっているか

上記の2点は、中長期に渡る土地活用を成功させるために必ず押さえるべき項目ですので、これらを満たした提案(業者)であることを前提に活用方法と業者を決めるようにしましょう。

もし、上記の2点を満たした提案が無いようであれば、安易に決めずに、仕切り直して別の業者に相談すべきです。

3. 土地活用を業者に相談する際の2つの注意点

土地活用を業者に相談する際には、必ず以下の2つの注意点を守るようにしましょう。

  • 土地有効活用専門の担当者(部署)に依頼する
  • 複数の業者を比較した上で条件交渉する

特に、規模の大きなハウスメーカー等では、戸建住宅をメインに扱う担当者・部署と土地有効活用をメインに扱う担当者・部署の大きく2種類が存在しますが、当然のことながら土地有効活用については土地有効活用をメインに扱う担当に依頼するべきです。

しかしながら、基本的に建築会社では最初にコンタクトを取った営業マンが担当となるケースが多いため、中には戸建住宅メインの担当が土地有効活用の提案を行うということも多くあり得ます。そのため、より良い提案をしてもらうためにも、むやみに住宅展示場等の営業マンに相談するのではなく、土地有効活用を専門に扱う部署へ直接問い合わせることをおすすめします。

また、当然のことながら、同じ土地であっても業者や担当者によって提案内容や条件に大きな差が出てきます。プランや構造等、無限に提案の余地のある土地有効活用に於いて、すべての可能性を検討するのは不可能ですが、後悔することのないように可能な限り少しでも多くの業者を比較検討した上で、しっかりと条件交渉するようにしましょう

上記2点を踏まえて、最も簡単で便利な方法として一括資料請求サービスの活用がおすすめです。

一括資料請求サービスを活用するメリット

一括資料請求サービスを活用すると、相談者の「住所」や「建築地」「相談内容」などをもとに最適な専門部署に繋いでもらえます

また、一度に複数社にまとめて依頼できるので、手間を掛けずに多くの業者を比較することができます

土地活用の一括資料請求サービスを行っている会社は10社以上ありますが、私が対応エリアや対応種類、参加企業・実績等の観点で、いろいろと比較した上で、総合的に最もおすすめなサイトは大手NTTデータグループ会社が運営していて信頼性抜群の「HOME4U土地活用です。

まずはこのサイトから一括資料請求して情報収集した後に、気になる業者に本格的に相談するとよいでしょう。

HOME4Uには、不動産売却など土地活用以外にも色々なサービスがありますので、下記の土地活用専用の公式ページから一括請求するとよいです。

HOME4U(ホームフォーユー)土地活用https://land.home4u.jp

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

「田舎の土地活用」についての疑問や悩みが解消できたのではないでしょうか。

所有地の条件や土地活用の目的に照らして、最適な活用方法は人それぞれ異なりますが、土地は所有しているだけでも毎年安くない税金が掛かりますので、折角の土地を負の資産にしないためにも、積極的に活用して収益を生み出す方法を検討するのが得策だと思います。

本ページでは「代表的な田舎の土地活用の種類と特徴」について、重要なポイントは出来る限り網羅的にご紹介してきましたので、上記の内容をしっかりと理解した上で行えば、きっと後悔しない土地活用ができるでしょう。

ご自身のニーズに合わせて、最適な活用方法を比較検討してみて下さい。

《田舎の土地でもできる10の土地活用》

〈市街化調整区域〉

  • 駐車場
  • 資材置き場(トランクルームはNG)
  • ソーラー(太陽光発電)
  • 高齢者施設(サービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームなど)
  • 社会福祉施設(特養など)
  • 医療施設
  • 墓地・霊園開発

〈市街化調整区域以外(上記に加え)〉

  • 賃貸住宅経営
  • 商業系施設経営
  • トランクルーム経営

土地活用は、後からの計画の変更が難しいため、時間をかけてじっくりと最適な方法を検討するべきです。

将来的なニーズのある人は、大手NTTデータグループ会社が運営していて信頼性抜群のHOME4U土地活用などの一括資料請求サービスを利用しながら、早めにまずは事前情報収集から検討を始められることをおすすめします。

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