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賃貸

同棲前に要確認!1Kで二人暮らしするときに知っておくべき4つの失敗事例

「1Kで二人暮らしってどうなの?」「そもそも1Kに二人で住めるの?」など、1Kでの二人暮らしに関して疑問に思っていませんか?

1Kでの二人暮らしは、事前に二人でルールを決めていれば失敗しにくいですが、そもそも二人暮らしできない1Kが多いので、部屋探しのコツを知っておくことが大切です。

このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、多くの人の引越しのお手伝いをしてきた筆者が以下の5つのことをご紹介します。

  1. 1Kの二人暮らしでよくある4つの失敗事例
  2. 1Kでうまくいってる二人の成功事例と具体的にしてること
  3. いい部屋に出会うための「部屋探し」のコツ
  4. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ
  5. その他に二人暮らしで注意すべき4つのこと

このページをすべて読めば、1Kで二人暮らしするときに注意点から、二人暮らしができる部屋の探し方のコツまでわかるので、二人に取ってぴったりな家を探すことができます。

目次

1. 1Kの二人暮らしでよくある4つの失敗事例

1Kで二人暮らしをする場合は、経験者の失敗事例をもとに注意点を把握しておくことが何より大切です。

また、どの間取りでも起こりうる二人暮らしに関する失敗事例も把握しておけば、失敗する確率もさらに低くなるので、以下の内容を確認しておきましょう。

  1. 二人暮らしできない部屋だった
  2. 生活のリズムがまったく合わなかった
  3. 家に友達を呼べなくなった
  4. 部屋が狭過ぎて生活できなかった

1-1. 二人暮らしできない部屋だった

そもそも二人暮らしできない部屋なんてあるの?と思うかもしれませんが、賃貸には物件ごとのルールがあり、特に1Kは二人暮らし不可の部屋が多いです。

よくある失敗事例としては、以下のようなケースです。

  • 1Kで一人暮らしをしていたが、恋人と一緒に住むことになった。
  • 二人で住むつもりで1Kを借りたが、何も聞かれなかったので二人で住むことを伝えてなかった。

上記のようなケースで二人暮らしをしていると、大家さんの許可をもらってないので契約違反となり、違約金を請求されたり、退去を求められることもあります。

基本的に1Kは単身者専用になっていることが多いので、1Kに二人で住む場合は不動産会社に二人暮らしOKかどうかを確認しましょう。

口コミ・評判

N.K さん(25歳)
彼女が実家暮らしだったので、うちで一緒に住もうということになって住んでいましたが、いきなり不動産会社から「二人入居は契約違反だから違約金1ヶ月分払って退去してください」と書かれた手紙が届きました。
契約書見てみたら、バッチリ「二人入居不可」って書いてありました。今回は自分の確認ミスだったのですぐに引っ越すと伝えたところ、違約金は免除してもらえました。

1-2. 生活のリズムがまったく合わなかった

生活リズムが合えば不満も溜まることなく暮らせますが、リズムが合わないことが原因で二人暮らしをやめた、という方が非常に多いです。

例えば、お互い働いていて彼女が早朝に家を出るのに対して、彼氏が夜中に帰ってくる生活のリズムだと、ほぼすれ違いの生活ですし、ストレスもたまりやすいです。

1Kの場合は特に、音や電気の明かりでかなりストレスも溜まるでしょう。

二人暮らしする目的を考えてみる

上記のような生活だとストレスも溜まる上、会話もない日が続くことになるので、そもそも二人暮らしをする目的は何なのか考えてみてください。

仮にカップルで「結婚のために同棲してお金を貯める!」という目的であれば、多少は我慢できるでしょう。

一方で単なる同棲や兄弟姉妹の同居なら、揉めることが多くなるだけなので、正直なところ二人暮らしはおすすめしません。

口コミ・評判

N.S さん(20歳)
私はまだ学生なので一般的な生活リズムですが、彼氏が夜の仕事なので全く喋る時間がありません。
私が家にいるときに彼は居ないので「何のために一緒に住んでるんだろう」って考えることが多くて悩んでます。
たまに夜中や早朝に帰ってくることもありますが、1Kなので電気をつけられると私はゆっくり寝ることもできません。

1-3. 家に友達を呼べなくなった

お互い共通の友人であれば問題ないですが、どちらかの友達を1Kの家に連れてきたことで、ケンカにつながる方が非常に多いです。

自宅なので見られたくないものもあるでしょうし、女性であればスッピンも見せたくないはずです。ましてや1Kで一部屋しかないので、「別の部屋でテレビ見てる」のような対応はできません。

そのため、一人暮らしのときは好きなときに遊びにきてた友達も、1Kで二人暮らしするときは一切呼べなくなるケースが非常に多いです。

口コミ・評判

N.M さん(25歳)
今までしょっちゅう遊びに来てた友達をまったく呼べなくなってしまいました。二人暮らしを始めたときに一回だけ遊びに来たんですが、彼女があからさまに嫌な顔をしていて…
それから気まづくて呼ぶことをやめました。

1-4. 部屋が狭過ぎて生活できなかった

1Kだと6畳の部屋も比較的多いですが、6畳に二人で住むのはかなり狭く感じるため、快適に過ごせず二人暮らしをやめる人が多いです。

仮に、次の家に引っ越すまでの数ヶ月間など、短い期間であれば我慢できるかもしれませんが、最初から6畳の部屋を借りて二人暮らしをするのはおすすめできません。

二人分の家具や荷物を置くことを想定すると、最低でも8畳はないと厳しいといえるでしょう。

口コミ・評判

S.S さん(23歳)
彼女の家に転がり込む形で二人で住み始めましたが、狭過ぎることでストレスが溜まりやすくなったのかケンカばかりで別れることになりました。
新しい部屋を借りてればよかっただけの話ですが、「狭くても大丈夫でしょ」と安易な考えで住み始めてしまったことを後悔してます。

ここまでをまとめると

以上のように、1Kでの二人暮らしには数多くの失敗事例があり、失敗しないためには住みはじめたあとのことを想定して、対策を練ることが重要です。

また、1Kは一部屋しかないので、お互いを思いやりながら生活しないと必ず失敗します。

ただ、失敗事例を把握して万全の準備ができていれば、あとは「二人暮らしでよかった」と思えることも下記のように多いです。

1Kで二人暮らしをするメリット

内容具体的には
家賃がかなりお得になる1LDKを借りるより断然家賃が安い。都内だと1Kと1LDKで4万円以上差が出ます。
光熱費を抑えられる一部屋しかないので、無駄な光熱費がかからない。
wi-fiが繋がりやすい一部屋なので電波が届きやすい。二部屋あると電波が遮られ繋がりにくい。
無駄な家具家電を買わずに済む寝室用のエアコンや照明・カーテンを買わずに済むため経済的。
二人で話す機会が自然と多くなる同じ空間で生活するので自然と会話する機会が多くなって仲が深まりやすい。
お互いの本音や本性を知れるいい意味でも悪い意味でもお互いをより深く知ることができる。

メリットに感じるかどうかは人それぞれですが、一般的には上記のようなメリットがあるので、1Kで二人暮らしするのもアリといえるでしょう。

次の章では、実際に1Kで二人暮らしがうまくいってる人の成功事例を紹介していきます。

2. 1Kでうまくいってる二人の成功事例と具体的にしてること

1章では失敗事例をお伝えしてきましたが、世間一般には1Kでもうまくいってる人はたくさんいます。

この章では、実際に1Kで二人暮らしをしている人のクチコミを参考に、トラブルなく1Kで二人暮らしができている成功事例を3つ紹介していきます。

  1. 社会人カップルの二人暮らし
  2. 彼氏の部屋で二人暮らしをすることになったカップル
  3. 姉妹の二人暮らし

2-1. 社会人カップルの二人暮らし

世間的にも多いであろう、社会人カップルによる二人暮らしですが、成功事例とあわせて1Kにした理由も教えてくれました。

口コミ・評判

O.M さん(25歳)
大学時代から付き合ってる彼とお互い社会人になったタイミングで二人暮らしを始めました。
当初は1LDKを探していましたが、内見していくうちに「8帖ぐらいあれば1Kでもいいんじゃない?」とお互い思い始め、結婚も考えていたので貯金をするために家賃が安い1Kにしました。
住みはじめてから1年経って感じる点は「やっぱり1Kは狭い」ということですが、期間限定だと割り切って考えれば意外と住めます。

上記の成功事例から考えると、将来結婚を考えてるカップルであれば、多少我慢してでも家賃が安い1Kに住むという選択肢はアリといえるでしょう。

また、O.Mさんに二人の仕事や勤務時間を聞いたところ、二人とも事務系の仕事で残業も少ないため、出社時間や帰宅時間もさほど変わらないとのことでした。

やはり、これだけ生活リズムが合う二人であれば、1Kでもうまくいくことが納得できます。

具体的にしていること

O.Mさんに二人がうまくいってる秘訣として、具体的にしてることはあるか聞いてみたところ、以下の2つを意識しているとのことでした。

  • できる限り就寝時間を合わせる
  • 夜中にパソコンや読書をするときは間接照明を使う

二人とも朝の出社時間が近いので、就寝時間は自然と合ってくるとのことでしたが、夜中にどちらかがパソコンや読書をするときは、間接照明を使うと決めているようです。

1Kなので部屋の照明をつけてしまうと相手を起こしてしまうため、適度に暗さを保てる間接照明が便利とのことでした。

上記のことから、安価なものでもいいので、間接照明や読書灯など、部分的に照らせる照明は用意しておいたほうがいいでしょう。

2-2. 彼氏の部屋で二人暮らしすることになったカップル

週末同棲のはずが気付いたら普通の同棲になっていた、というケースのカップルから、1Kでうまくいってる成功事例を伺ってみました。

口コミ・評判

K.S さん(27歳)
実家住まいの彼女が週末だけ泊まりに来ていたのですが、いつからか実家に帰らなくなり自然と同棲がスタートです(笑)特に揉めたりすることもなかったので、僕自身「まぁいいか」という感じでした。
僕が住んでた1Kが10帖ある部屋で、彼女用のベッドを置いてもスペースに余裕があったので「この部屋に住んでて良かった」と感じた当時の記憶が懐かしいです。

K.Sさんがうまくいってる最大の理由は「10帖もある広い1Kに住んでいた」ということでしょう。10帖は1LDKのリビングに匹敵するぐらいの広さなので、シングルベッドを2つ置いても十分余裕があります。

そのため、1Kで二人暮らしするときは、部屋が広ければ広いだけ生活しやすくなるので、部屋の大きさにもこだわってみましょう。

具体的にしてること

K.Sさんに二人がうまくいってる秘訣として、具体的にしてることはあるか聞いてみたところ、以下の2つを意識しているとのことでした。

  • 費用負担と家事の役目を分担している
  • 事前に予定を伝えておく

詳しく伺ったところ、家賃や光熱費の支払いはK.Sさんが全額支払う代わりに、家事洗濯や食事の準備は彼女が担当しているとのことで、うまく役割分担ができています。

また、事前に予定を伝えておけば揉めることがないようで、例として「今週の金曜は仕事のあと一人で好きなDVDを見たいから、3時間だけ部屋を空けて欲しい」と伝えるみたいです。

そうすれば、彼女も友達と食事に行ったりする予定を”事前”に決めれるため、お互い好きなように過ごせるからおすすめとのことでした。

2-3. 姉妹の二人暮らし

姉妹で仲良く二人暮らしをしている方に、うまくいってる成功事例を伺ってみました。

口コミ・評判

A.N(26歳)
地方から私が先に上京して一人で住んでましたが、妹も上京することが決まり二人で住める部屋を探し始めました。
昔からずっと一緒の部屋だったので1Kでも問題ないと思い、コスパ重視で1Kに引っ越しました。
実家の時と同じように、布団と布団の間に簡易的な棚を置いて半個室のような使い勝手にして日々生活してます。
妹は不慣れな東京で一緒に住めるから安心と言ってますが、なんだかんだ一緒に住めて喜んでるのは私の方かもしれません。

女性二人であれば多少狭くてもなんとか生活することはできるでしょう。ただ、A.Nさんのように棚を利用して仕切りを作るという方法は有効的に使えます。

先ほどのカップルのように間接照明もうまく利用すれば、相手にストレスを与えることなく生活できるでしょう。

また、コスパ重視という点も理想的で、2部屋ある1DKや1LDKは家賃が高くなるので、1Kは収入が少ない女性二人にとってはベストな選択といえます。

具体的にしてること

A.Nさんに二人がうまくいってる秘訣として、具体的にしてることはあるか聞いてみたところ、以下の2つを意識しているとのことでした。

  • 家賃と光熱費は、姉6:妹4の割合で負担する
  • 友達や彼氏は連れてこない

毎月かかる家賃と光熱費は、収入が若干多い姉が6:妹が4の割合で負担していて、ティッシュや洗剤などは都度折半しているとのことでした。

また、絶対に守る約束として、お互いに友達や彼氏は連れてこないと決めているみたいです。友達が女性だったとしても、見ず知らずの人に生活スペースは見られたくないでしょう。

上記のことから、揉め事の原因となる部分をきちんと明確にしておくことが、1Kでもうまくいく秘訣といえます。

成功事例を振り返ると

以上3組の成功事例を紹介してきましたが、皆さん共通して言えることは「きちんとルールを決めている」ということです。

中には「ルールなんて決めなくてもうまくいってる」という方もいるかもしれませんが、揉める時点で既に手遅れになる可能性もあるので、未然に防ぐためにルールを決めておくことが望ましいです。

理想的な帖数と㎡数

上記の成功事例からもわかるように、1Kで二人暮らしをするときは、最低でも部屋が8帖はあったほうがよく、平米数でいうと30㎡前後が理想です。

そして、これから部屋を探す人は、いい部屋に出会うためのコツがあるので次の章で詳しく解説します。

3. いい部屋に出会うための「部屋探し」のコツ

成功事例やうまくいく秘訣を把握した上で、これから二人暮らしをはじめるという人は、実際に部屋を探しはじめましょう。

このとき、いい部屋に出会うためには「SUUMO」などの検索サイトを活用することが望ましいです。

そして、掘り出し物までしっかり探し、二人にベストな家を見つけるためにはいくつかコツがあります。

3-1. まずは大手のポータルサイトを使って探す

ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサービスです

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、二人にとってベストな賃貸物件を探しやすく、不動産会社を比較しやすいです。

そのため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。

数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。

3-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ

ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい物件がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。

有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

掲載物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(全国)
SUUMO約4.6万件約730万件
HOME’S約1.8万件約510万件
Door賃貸約3,200件約460万件
スモッカ約8,100件約400万件
at home約9,300件約160万件
CHINTAI約3,900件非公開
オウチーノ約3,100件非公開
いえらぶ約1.4万件非公開
  • 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
  • ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。

SUUMOとは?

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「ルームシェア可」「オートロック付き」「デザイナーズ」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

東京都約132万件
大阪府約114万件
宮城県約8.2万件
沖縄約5,000件

パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

アプリ版もあるの?

SUUMOには、Web版だけでなくWeb版を元に作られたアプリもありますが、出会える物件・使い勝手は変わりません。

物件選びが終わったら使わなくなるため、どうしてもアプリで使いたいという方以外はインストールの時間が無駄なので、Web版(https://suumo.jp/chintai/)で十分です。

どうしてもアプリがいいという方は、ストア【iOS】【Android】からダウンロードしましょう。

3-3. SUUMOで最高の物件を見つけるための4つのコツ

SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

イメージがつかない駅も、二人にドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

このとき、「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、二人にドンピシャな家を見つけるためのコツで、二人暮らしができる物件を絞り込むときは「ルームシェア可」の項目にチェックを入れましょう。

SUUMOの物件絞り込み

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られた物件が賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

  • 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
  • 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい

一度チェックを入れて物件を見てみましょう。

築年数は選択したほうがいい?

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。

目的に合わせて選びたい項目

状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。

こんな人チェック項目概要
少しでも安くフリーレント入居月や翌月など、一定期間家賃が無料の物件
インターネット無料無料でネットが使える物件
礼金なし大家へお礼として支払う「礼金」をカットできる物件
少しでも便利に宅配ボックス家に誰もいなくても宅配便を受けられる
女性の二人暮らしも安心オートロック住人以外建物に入れない
2階以上窓からの侵入者を防げる、洗濯物を盗まれにくい
TVモニタ付きインタホン来訪者の顔が見える

あまりに条件を選ぶと十分な物件が出てこなくなります。出てきた物件が少なければ、譲ってもいい条件を1つずつ外してみましょう。

コツ3. 複数の物件に問い合わせる

ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。

契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。

コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること

また、問い合わせの際、複数(2~3社)の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。

select shops on the suumo

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

<裏技>初期費用を安くするためのコツ

初期費用の中に、不動産会社に支払う「仲介手数料」があり、家賃の1ヶ月分が相場ですが、不動産会社ごとにバラバラです。

中には、無料にしたり、安くしてくれる会社もあります。

掲載物件が少ないため、最初から使うのはおすすめしませんが、いい物件を見つけたら、下記の不動産会社に「XXXの物件の仲介手数料はいくらですか?」と確認しましょう。

  • 全室3.9万円の手数料の「39room
  • 東京中心に手数料無料の物件が多い「スマ部屋
  • 大阪に無料物件が多い「ゼロ賃貸

ここで安くしてくれると言われたら、お願いしていた不動産会社に言えば、それよりも値下げしてくれるケースがあります。

4. 最高の1件を選ぶための「内見」の10のコツ

不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。

内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。

この内見がとにかく重要で、疎かにすると、部屋の広さ以上に致命的な失敗をしかねません。

内見の10のコツ

  • 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
  • 部屋の日当たり、風通しを確認する
  • 実際に街並み、店舗などを確認しておく
  • 住民や建物の雰囲気を確かめる
  • 収納スペースを確認する
  • 採寸をしておく
  • 細かい設備もチェックしておく
  • 諸費用を不動産会社に確認する
  • 事故物件でないかの確認もする
  • いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

4-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する

賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の4つに分けられます。

  • 隣の部屋からの騒音
  • 上の階からの騒音
  • 外からの騒音
  • 物件の廊下からの騒音

窓を閉めた状態で、耳をすませて騒音は大丈夫か、睡眠に影響はなさそうかを確認しておきましょう。壁に耳を当てると確実です。

また、周囲の部屋が留守という可能性も考慮しておきましょう。

隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。

4-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する

騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。

隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。

内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。

カビが生えていないかも要確認

風通しや日当たりが良くない物件は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。

カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。

4-3. 実際に街並み、店舗などを確認しておく

内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、あなたがいつも使っている店舗はあるか確認しておきましょう。

特に一人暮らしであると便利なのは下記の店舗です。

  • コンビニ
  • スーパー
  • 好きなファーストフードor飲食店
  • クリーニング店

また、一人暮らしの方にとって、学校が近すぎるとうるさいだけですので、適度な距離を意識したいのと、墓地などが近くにないかも確認しましょう。

4-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる

内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。

まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。

また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。

4-5. 収納スペースを確認する

収納スペースが十分にないと、部屋に荷物を置くことになるため、部屋が狭くなってしまいます。

特に荷物や服が多い方は、収納スペースを内見時などに確認するようにしましょう。

確認すべき収納スペース

  • クローゼット
  • 下駄箱
  • キッチンの収納
  • トイレの収納

家具をこれから用意する方は、収納付きのベッドなどがあればなおいいです。

4-6. 採寸をしておく

内見時はメジャーを持っていき部屋の大きさを測っておきましょう。また、部屋の採寸以外にも下記のポイントで採寸をしておきましょう。

  • 冷蔵庫や洗濯機置き場の広さ
  • カーテンのサイズ

上記を測っておけば、契約後入居日までに、新しい家電やカーテンを用意することが可能です。また、玄関のドアの大きさを測っておけば、引越し時の家具の搬入も困りません。

そして、特に狭めの部屋の方は、家具をどう配置できそうかまでしっかり考えた上で、部屋を決めることが望ましいです。

同じ広さで、同じ家具でも部屋の形次第では無駄なスペースができてしまう可能性もあり、1つ1つの部屋に合わせたシミュレーションがおすすめです。

特殊な部屋の形には要注意

特に下記のような形状の部屋ですと、家具がうまくおけなかったり、無駄なスペースが出やすいので気を付けましょう。

  • あまりに細長い部屋
  • L字になっているなど四角形ではない
  • 四隅が90度になっていないゆがんだ形
  • 窓やドアが四方にあり、家具が置きにくい

シミュレーションの方法

実際に、パソコンのパワーポイントなどのソフトでシミュレーションをする人もいますし、紙に書きながら行う方もいます。

じっくりとシミュレーションするならシミュレーションサイトの利用もおすすめです。

シミュレーションサイトで最も使いやすいのが「クラスティーナ」という家具ショップのシミュレーションです。

直感的に家具を配置でき、広さの感覚を簡単に掴めます。3Dにして確認することも可能で、下記の画像も「クラスティーナ」で作成しました。

スマホの方の注意点

クラスティーナ」は、パソコンからだと使いやすいものの、スマホからだと操作が難しいです。

スマホでシミュレーションしたいという方は、「プランナー5D(iOS/ Android)」というアプリでしたら下記ように、リアルなシミュレーションがスマホから可能です。

4-7. 細かい設備もチェックしておく

先ほど収納を確認すると言う話がありましたが、収納以外にも下記の設備もチェックしておくとより失敗しない物件選びができます。

見るべき設備チェック箇所
エアコン有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。
ポスト他人が勝手に出し入れできないか確認する。
インターネット工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。
開け閉めはスムーズか確認する。
コンセント十分な数があるか、高さはおかしくないか
水道・シャワー許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。
キッチンまな板を置けるぐらいのスペースはあるか。
コンロガス・IHどちらなのかを確認。IHの場合IH用のフライパンを用意する必要があります。
バルコニー洗濯物を安全に干せるか。女性が1階に住む場合は特に注意しましょう。

建物設備もチェックする

防犯カメラや宅配ボックスがあるかどうかの他に、ゴミの捨て方などのルールも確認しておきましょう。おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。

4-8. 諸費用を不動産会社に確認する

内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。

不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。

4-9. 事故物件でないかの確認もする

事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。

この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。

過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。

4-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。

部屋を選んだあとは、二人暮らしをはじめる前に知っておくべきことがあるので、続けて5章を確認しましょう。

5. その他に二人暮らしで注意すべき4つのこと

1章では1Kで二人暮らしをした人の失敗事例を紹介しましたが、この章では間取りに関わらず、二人暮らしで注意すべきことを解説します。

1章と同様に、経験者の失敗事例をもとにお伝えするので、同じ失敗をしないように気をつけましょう。

  1. 初期費用の負担割合で揉めた
  2. 固定費が予想以上に高かった
  3. 固定費の分担方法を決めていなかった
  4. 二人暮らしをやめるときのルールを決めてなかった

5-1. 初期費用の負担割合で揉めた

二人暮らしをするときは、敷金礼金などの初期費用の他に、家具家電の購入費用や引越し費用も必要ですが、どちらがいくら負担するのか決めてなかったことが原因で揉める人が多いです。

きっちり折半にするのか、家具家電を多く持ってきた方を少し安くするのかなど、二人で話し合って決めることが望ましいです。

他にも初期費用を払える貯金がなかったため、住みはじめてからの家賃負担を多くするという方法もあるので、検討してみましょう。

口コミ・評判

A.Y さん(26歳)
大学時代から付き合ってる彼と二人暮らしすることになりましたが、実際に初期費用を払う段階で彼の貯金が数万円しかないことを知らされました。
そのときはかなり揉めましたが結局私が30万ぐらい払ってなんとか部屋を借りれました。
すでに彼とは別れてますがお金も返ってきてないので、最初から計画的に進めれば良かったと後悔してます。

5-2. 固定費が予想以上に高かった

固定費は「光熱費・インターネット代・生活雑貨費用」など、毎月固定でかかる費用ですが、この費用を考慮せずに家賃を決めたことで、生活が苦しくなった人も多いです。

上記のことから、二人暮らしするときは家賃以外に毎月かかる、固定費についてもきちんと把握しておくことが大切です。

以下は「総務省統計局」が発表した、2018年度の家計調査データをもとに、二人暮らしで支出された平均的な固定費の金額です。

費用項目二人分の平均金額/月
①電気代9,180円
②ガス代5,775円
③水道代4,116円
④インターネット代約4,000円
⑤生活雑貨費用(ティッシュや洗剤など)約11,000円
合計約34,071円

節約次第で上記の金額より安くすることもできますが、家賃以外に30,000円以上はかかると計算しておいたほうがいいでしょう。

口コミ・評判

S.O さん(22歳)
彼女と二人で暮らすことになって少しでも良い物件に住みたかったので、家賃を払えるギリギリの金額で探して契約したんですが、光熱費のことを全く考えていなかったです。。。
案の定支払いがカツカツになってしまい、かなり切り詰めた生活になってるので、揉めるというより二人とも失敗したと後悔してます。

5-3. 固定費の分担方法を決めていなかった

二人暮らしをするときは上記の初期費用と同様に、固定費の分担方法も決めておかないと揉め事につながります。

固定費といっても、光熱費や生活雑貨費用は毎月変動することがあるので、全額どちらかが払うのか、割合を決めておくのかなど、相談しておけば失敗しにくいです。

過去に行ったアンケート調査では、以下3つのパターンが多いという結果になりました。

固定費の分担方法
固定費の分担イメージ

上記のように、人それぞれ分担方法は異なるので、これが正解という方法はありません。

ですが、周りの分担方法を参考にして二人でよく話し合い、「半年毎に見直してみる」という方法が、もめ事にも繋がりにくいのでおすすめです。

口コミ・評判

T.I さん(29歳)
彼女と一緒に住んでますが、私は海外出張が多く2~3週間自宅に帰れないことがある月でも、全額払っていることに納得できませんでした。
何度か話し合いましたが、「これでずっとやってきてる」の一点張りで、話すたびに喧嘩ばかりです。
彼女は大学生なので収入が少ないことはわかってましたが、最初から負担割合を決めておけば良かったです。

5-4. 二人暮らしをやめるときのルールを決めてなかった

何らかの事情で二人暮らしをやめるときが一番揉めることになるので、事前にルールを決めておきましょう。

状況からして、二人暮らしをはじめる前から決めておくのは酷ですが、非常に重要な内容です。

そこで、二人暮らしをやめるときに決めておきたいルールは以下の内容についてです。特に兄弟姉妹で住む場合はしっかりと決めておきましょう。

  • 住んでる部屋はどうするか
  • 家具家電はどうするか
  • 敷金はどうするか

住んでる部屋はどうするか

どちらか一人が住み続けるのであれば問題ないですが、大抵の場合、部屋を引き払うことが多くなります。

このとき、決めておきたいルールは以下のどちらかです。

  • 部屋を引き払うときは同じタイミングで家を出る
  • 先に家を出る人が1ヶ月先までの固定費の半分を払う

どちらかのルールにしておけば、部屋をどうするかで揉める確率は低くなります。

家具家電はどうするか

どちらかが持ってきた家具家電は持ってきた本人が持ち帰ればいいですが、二人で買い揃えたものはどうするのかルールを決めておきましょう。

  • 相談した上でどちらかが引き取る
  • 不要なものはメルカリなどで売る(利益は折半)
  • 売れないものは処分する(処分費用は折半)

大金をかけて買った家具家電なので、できる限りどちらかが引き取るか、売却することが望ましいでしょう。

敷金はどうするか

敷金を預けていて、退去したときに部屋の状態が綺麗であれば、いくらか返金されることが予想されます。

一方で、修繕費が高くなり、敷金だけじゃ足りないときは追加で費用を請求されることになります。

上記のことから、返金されても追加請求されても、必ず折半にするというルールを決めておくことが望ましいです。

口コミ・評判

S.A さん(30歳)
当時二人で暮らしていた彼とけんか別れになってしまい、彼が一方的に出て行ってしまったのでお金の面でかなり苦労しました。
家賃も二人分払ったり敷金も追加で払ったりと、20万円ぐらい無駄にしたことを後悔してます。

以上の失敗事例から考えると、お金が絡んだ内容で揉めるケースが非常に多いです。

二人暮らしは家賃や光熱費など、共有するものがたくさんあるので、きちんとルールを決めておくことが何よりも大切といえるでしょう。

6. まとめ

1Kでの二人暮らしについて解説してきましたがいかがでしたか?

まずは失敗事例と成功事例を把握した上で、以下のうまくいくための秘訣を実践してみましょう。

  • できる限り就寝時間を合わせる
  • 夜中にパソコンや読書をするときは間接照明を使う
  • 費用負担と家事の役目を分担している
  • 事前に予定を伝えておく
  • 家賃と光熱費はの負担割合を決めておく
  • 友達や彼氏は連れてこない

そして、1Kでも部屋の広さは物件ごとに異なるため、部屋の広さに最適なシミュレーションをしましょう。

また、広さ以外にも部屋探しで気をつけるべき点は複数あります。このページを参考に後悔のない部屋探しができるように、まずはSUUMO(https://suumo.jp/chintai/)で物件を探すところから始めましょう。

このページを読んだことで、1Kで二人暮らしするときの悩みが解消され、失敗することなく順風満帆な生活が送れることを心から願っています。