重機の種類別にわかる買取相場と高く売るためにすべき3つのこと

「自分の重機がどのぐらいの額で売れるのか知りたい」「出してもらった査定額が妥当なのか知りたい」など、重機の買取相場が気になっていませんか?

このページでは重機売買サイトやオークションサイトをもとに重機の買取相場を作成しましたが、買取方法次第では相場より4割以上高く売ることも可能です。

記事では、重機買取業者で1,000台以上の重機を買取・査定してきた筆者が、重機の買取相場と相場より高く売る方法を下記の流れで解説をしていきます。

この記事を読めば、あなたの重機の買取相場がわかり、相場以上に高く売ることができるようになります。

1.重機の種類別にわかる買取相場表

重機の買取相場を種類別に表にしました。

流通量の多い機体 相場目安
ミニユンボ(機体重量6t以下)機体重量2t~3t70万円〜150万円程度
大型ユンボ(機体重量6t以上)機体重量10t〜14.9t300万〜800万程度
ホイールローダーバケットサイズ0.4m3100万円〜300万円程度
ブルドーザー機体重量4t100万円〜300万円程度
フォークリフト機体重量4t〜4.9t200万円〜400万円程度
キャリアダンプ最大積載量2t〜2.9t100万円〜200万円程度
アスファルトフィニッシャー最大舗装路4m~4.9m100万円〜300万円程度
グレーダーブレード幅3.1m〜3.4m300万円〜700万円程度
クローラクレーン最大つり上荷重40t200万円〜500万円程度
ラフテレーンクレーン最大つり上荷重21t〜30t300万円〜800万円程度
カニクレーン最大つり上荷重2t~3t100万円〜200万円程度

それぞれの重機の相場ついてもっと知りたい方へ重機の種類ごとに相場表をまとめています。

1-1.重機の種類ごとの相場表

重機の買取相場は下記のように様々な要素で変わり、相場もそれぞれ10万円から1,000万円以上と金額の幅も広いです。

  • 重機の種類
  • 機種
  • 年式
  • 稼働時間
  • 重機の状態

そのため、実際の買取額を把握するには査定をしてもらう必要があります。

ただ、目安の相場額を把握してもらうために、それぞれの重機の種類ごとに機体重量やバケットサイズなどを基準にした相場表を作成しました。

相場は時期によって変わるの?

時期によって変わることはありません。

下記のような説もありますが、逆に3月は決算期や自動車税の関係で売りに出る重機が増えるので買取額が安くなるという話もあり、説はバラバラです。

  • 国の予算が決まり、年間の工事需要がわかる3月が高く売れやすい
  • 工事の量が増える年末に向けて11月頃が高く売れやすい

結論、中古の重機は国内だけでなく、世界で取引され、決算期や工事の量が増える時期は国ごとに違うので、特定の月だけ高く売れるということはありません。

実際、買取業者をやってきた経験としても「何月だから買取金額を上げる」ということはありませんでした。

1.ユンボの相場表

ユンボの買取相場を基準としてわかりやすい機体重量ごとにまとめました。

 機体重量相場
ミニユンボ0.5トン未満10万〜40万
0.5トン以上〜1トン未満20万〜100万
1トン以上〜2トン未満30万〜180万
3トン以上〜4トン未満50万〜300万
4トン以上〜5トン未満70万〜380万
5トン以上〜6トン未満70万〜450万
大型ユンボ6トン以上〜10トン未満100万〜600万
10トン以上〜15トン未満300万〜800万
15トン以上〜20トン未満300万〜1,000万
20トン以上〜30トン未満400万〜1,200万
30トン以上450万〜2,500万

重量・機種別にわかるユンボの買取相場と相場以上に高く売る方法」ではユンボの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしてみてください。

2.ホイールローダーの相場表

ホイールローダーの買取相場を基準としてわかりやすいバケットサイズごとにまとめました。

バケットサイズ相場
0.5m3未満100万〜350万
0.5m3以上〜1m3未満100万〜400万
1m3以上〜2m3未満150万〜500万
2m3以上〜3m3未満200万〜600万
3m3以上〜4m3未満300万〜1,000万
4m3以上350万〜1,400万

バケットサイズ・機種別にわかるホイールローダーの買取相場と高く売るコツ」ではホイールローダーの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

3.ブルドーザーの相場表

ブルドーザーの買取相場を基準としてわかりやすい機体重量ごとにまとめました。

機体重量相場
5t未満50万〜500万
5t以上〜10t未満200万〜500万
10t以上〜15t未満200万〜800万
15t以上〜20t未満300万〜900万
20t以上500万〜1,800万

重量・機種別にわかるブルドーザーの買取相場と相場以上に高く売るコツ」ではブルドーザーの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

4.ロードローラーの相場表

ロードローラーの買取相場を基準としてわかりやすい機体重量ごとにまとめました。

機体重量相場
5t未満100万〜400万
5t以上〜10t未満300万〜500万
10t以上〜15t未満300万〜700万
15t以上〜20t未満300万〜900万
20t以上〜300万〜1,200万

重量・機種別にわかるロードローラーの買取相場と高く売るコツ」ではロードローラーの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

5.フォークリフトの相場表

フォークリフトの買取相場を基準としてわかりやすい最大積載荷重ごとにまとめました。

最大積載荷重相場
0.9t以下10万円〜20万円
1t以上〜1.9t以下30万円〜80万円
2t以上〜2.9t以下50万円〜100万円
3t以上〜3.9t以下80万円〜150万円
4t以上〜4.9t以下100万円〜180万円
5t以上〜5.9t以下120万円〜250万円
6t以上150万円〜400万円

積載荷重・機種別にわかるフォークリフトの買取相場と高く売るコツ」ではフォークリフトの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

6.キャリアダンプの相場表

キャリアダンプの買取相場を基準としてわかりやすい最大積載量ごとにまとめました。

最大積載量相場
2t以下30万円~100万円
2t以上~3t未満100万円〜200万円
3t以上~4t未満100万円〜250万円
4t以上~5t未満150万円〜450万円
5t以上200万円〜700万円

積載量・機種別にわかるキャリアダンプの買取相場と高く売るコツ」ではキャリアダンプの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

7.アスファルトフィニッシャーの相場表

アスファルトフィニッシャーの買取相場を基準としてわかりやすい最大舗装路ごとにまとめました。

最大舗装路相場
3m未満20万〜80万
3m以上〜3.9m以下50万〜100万
4m以上〜4.9m以下100万〜300万
5m以上〜5.9m以下200万〜400万
6m以上400万〜800万

最大舗装幅・機種別にわかるアスファルトフィニッシャーの買取相場と高く売るコツ」ではアスファルトフィニッシャーの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

8.クローラクレーンの相場表

クローラクレーンの買取相場を基準としてわかりやすい最大つり上げ荷重ごとにまとめました。

最大つり上げ荷重相場
30t未満200〜500万円
30t以上〜40t未満300〜500万円
40t以上〜50t未満400〜800万円
50t以上〜60t未満800〜1,200万円
60t以上〜70t未満1,000〜2,000万円
70t以上1,000〜4,000万円

最大つり上荷重・機種別にわかるクローラクレーンの買取相場と高く売るコツ」ではクローラクレーンの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

9.ラフテレーンクレーンの相場表

ラフテレーンクレーンの買取相場を基準としてわかりやすい最大つり上げ荷重ごとにまとめました。

最大つり上げ荷重相場
10t以下100〜200万円
11t以上〜20t以下300〜500万円
21t以上〜30t以下300〜800万円
31t以上1,000〜1,500万円

最大つり上荷重・機種別にわかるラフテレーンクレーンの買取相場と高く売るコツ」ではクローラクレーンの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

10.カニクレーンの相場表

カニクレーンの買取相場を主なメーカーの機種ごとにまとめました。

メーカー機種名 相場
前田製作所LC383-3150~170万円
MC-285CW170~270万円
MC-285C100万円程度
MC283CFRMS120~160万円
LC785-6340万円程度
LC785M-6330~370万円
LC1385M-8640~760万円
古河ユニックW295280万円程度
W295C280万円程度
UR-W295CMRS160万円程度
タダノTM-10Z-1-03100万円程度
TM-10Z70~90万円程度
ZF275TC200~230万円程度
TM-Z255MUC200~230万円程度
ZF174H200万円程度

11.グレーダーの相場表

グレーダーの買取相場を基準としてわかりやすいブレード幅ごとにまとめました。

ブレード幅相場
3.0m未満250万〜450万
3.1m以上〜3.4m以下300万〜700万
3.5m以上〜3.9m以下400万〜800万
4.0m以上400万〜700万

ブレード幅・機種別にわかるグレーダーの買取相場と高く売るコツ」ではグレーダーの機種別の相場表も作成しているので、より細かな相場を知りたい人は参考にしましょう。

1-2.相場より高く売ることも可能

買取額はあなたの重機の条件や状態だけでなく、買取の方法次第で相場以上に売れる可能性が高くなります。

そして、相場以上に高く売るには「売買仲介業者」を使って買取をしてもらうべきです。

実際にAさんやTさんのように売買仲介業者を使って、重機を買取してもらった結果、相場より3割以上高く売れた事例もあります。

相場より高く売れた買取事例

相場より高く売れた買取事例

売買仲介業者が高く売れる理由や、査定額がアップするコツは次章以降で解説しますが、建機・重機一括セカイ査定(https://growthpower.jp/sekai_satei)」を使えば、利用料もかからず、最も高く買い取ってくれる業者を探すことができます。

すでに査定をしてもらっている人は?

査定した後でも売却の手続きをしていなければ、他での売却に切り替えることも可能なので、売買仲介業者で査定だけでもしてもらうべきです。

建機・重機一括セカイ査定は、利用料、出品後キャンセル料がかからないので、まず査定だけしてもらい、現在の査定額と比較をしましょう。

2.重機を高く売るためのベストな買取方法

重機を売るための方法は全部で6つあります。繰り返しになりますが、その中でも最も高く売れるのは「売買仲介業者で、こちらを選べば間違いありません。

6つある買取方法を下記の3つの観点で比較をして表にまとめました。

  • 高額買取(高額買取の可能性)
  • 手間(売買の手続きの手間)
  • スピード(買い取ってくれるまでスピード)
高額買取手間スピード使うべき人
売買仲介業者高く売りたい人担当者がついて、高く買い取ってくれる購入者を探してくれる業者
買取業者早く売りたい人自社で買い取りをしている業者
一括査定サイト複数の買取業者に一括で連絡できるサイト
売買サイト自分で決めた値段でサイトに出品して、購入者を待つサイト
個人取引購入者と売買のやり取りをすべて直接行う方法
ディーラー下取り
(買い替えの場合のみ)
買い替えの際に、売却した分を新車から値引きしてもらう

この章では、なぜ売買仲介業者が高く売れるのか?と使うべき具体的なサービスについて解説をしていきます。

2-1.売買仲介業の仕組み

売買仲介業者は担当者がついて、世界の買取業者や建設業者の中から最も高く売れる買い手を見つけてくれる業者です。

売買仲介業者の仕組み

加えて、「買い手とのやり取り」や「必要な手続き」もすべて担当者がしてくれるので、高く売れるだけでなく手間もほとんどかかりません。

2-2.売買仲介業者が高く売れる2つの理由

売買仲介業者は下記の2つの理由から、最も高額買取が期待できます。

  • 建設業者に売ることができる
  • 世界各国の買取業者や建設業者が買い手になる

高額買取の理由1:建設業者に売ることができる

売買仲介業者であれば建設業者に直接売ることも可能で、販売店や買取店を経由しない分、高く売れる可能性が高いです。

売買仲介業者が高く売れる理由

買取業者に売ると下記のように、複数の業者を経由するので、買取価格は安くなりやすいです。

買取業者に売ると安くなる理由

一括査定サイトについても、買取業者に買い取ってもらうことになるので、同じく買取価格は安くなりやすいです。

高額買取の理由2:世界各国の買取業者や建設業者に売ることができる

売買仲介業者なら、世界各国の建設会社や買取業者が競い合って買取価格がきまるので、最も需要のある(市場価値の高い)国に売却できます。

日本の中古重機は、法令で定期点検が定められているなどの理由から、海外の中古品に比べて状態が良いので、海外でも人気が高いです。

例えば、日本だと年式が古く安い買取価格だった重機も海外の買取業者であれば、2倍以上の値段で買い取ってもらえるケースもあります。

売買サイトや個人取引では高く売れないの?

「売買サイト」や「個人取引」でも世界各国の業者に売ることが可能ですが、高く売れるギリギリの金額設定は、プロの業者並の知識がないと難しいです。

知識がない状態で使っても、設定金額が安くてより高く売れた可能性を逃してしまったり、高すぎていつまでも売れないという状況になりやすいです。

2-3.使うべき売買仲介業者

重機の売却の場合、「建機・重機一括セカイ査定(https://growthpower.jp/sekai_satei」を使いましょう。

建機・重機セカイ一括査定のトップページ

運営会社株式会社GROWTH POWER
設立2017年3月
対応エリア全国
グループ会社株式会社レントラックス(東証マザーズ上場)

売買仲介業者は上記以外にも、もう一つありますが、建機・重機一括セカイ査定は利用料が無料で、出品後にキャンセルができるなど、利用時のリスクが無くより使いやすいです。

提携業者数はALLSTOCKERオークションに劣りますが、重機については流通量が十分あるので下記の2社の提携者数があればどちらも買取価格に差がつくことはありません。

サービス名利用料出品後のキャンセル提携業者数
建機・重機一括セカイ査定無料約100社
ALLSTOCKER(オールストッカー)オークション有料(出張査定費・成約時手数料※)不可約4,000社

※出張査定費:実費が発生する場合がある
成約時手数料:落札額の5%または5万円の高い方

ただ、取引量が極端に少ない杭打機などの重機については、提携業者数が多い「オールストッカーオークション(https://allstocker.com)」の方が高額買取される可能性があります。

売買仲介業者を使ってより高く売るためにすべきことを次章で解説しているので、それを行った上でより高く買い取ってもらいましょう。

建機・重機一括セカイ査定はなぜ利用料がかからないの?

成約時手数料や輸送費を買い手側(購入者)が負担する仕組みになっているからです。

売買仲介業者が無料の仕組み

2-4.売買仲介業者にデメリットはないの?

売買仲介業者の唯一のデメリットは「買い取りまでのスピード」です。

海外の業者も含めてやり取りをするので、買い取りまで5日間〜4週間程度かかります。

そのため、急ぎの売却の場合(5日間以内目安)は最も早く買取してもらえる「買取業者」を使いましょう。

下記の買取業者は店舗数も多く、当日買取にも対応してくれるので、下記の3社に査定をしてもらい最も高い業者に買い取ってもらいましょう。

買取業者名対応エリア営業所の数電話番号営業時間
建機高く売れるドットコム全国10箇所
札幌・宮城・埼玉・東京(2箇所)・神奈川・愛知・大阪・神戸・福岡
0120-610-452年中無休
9:15~21:00
トラックファイブ全国8箇所
札幌・宮城・埼玉・神奈川・愛知・兵庫・福岡
0120-417-216土曜休み
平日:9:00〜19:00
日曜:9:00〜18:00
トラック王国全国6箇所
栃木(2箇所)・神奈川・三重・兵庫・福岡
0120-390-146日曜休み
9:00〜19:00

一番手間が掛らないのはディーラー下取り?

買い替えをするのであれば、新車の購入手続きだけで、後はすべておまかせできるディーラー下取りが最も手間がかかりません。

ただ、ディーラーは、新車販売が専門で、買い取った重機を高く売るノウハウがないので、それに応じて買取金額も安くなります。

売買仲介業者も基本的に業者が売却の手続きをすべてしてくれるので、売却に関する手間はかかりません。

ただ、買い替えの場合については新車購入と売却で別々にやり取りをする手間がかかります。

3.相場以上にするために査定前にすべき3つの事

売買仲介業者を使えば業者の指示に従えば基本的に十分高く売る事が可能ですが、次の3つを全て行えば最大20%程度高く売れるので、時間に余裕のある方はやりましょう。

  1. アタッチメントによって売却先を変える
  2. メンテナンス履歴などの書類を用意する
  3. 重機の詳細な写真を用意する

売却の際は書類や写真の情報が少ないと、「しっかり管理されていなかった」もしくは「隠している事がある」と判断され、買取価格が安くなります。

特に売買仲介業者の場合、買い手は写真と書類でしか重機の状態を確認する事ができないので、詳細な情報を用意する事は重要です。

3-1.アタッチメントメントによって売却先を変える

重機売却に合わせて、アタッチメントが不要になる場合は、重機と併せて売買仲介業者で売却をしましょう。

ただし、流通量が少なく珍しいアタッチメントは、売買仲介業者で売ると、買い手が少なく安く買い取られるので、アタッチメントの専門の買取業者に売りましょう。

アタッチメント専門の買取業者であれば、珍しいアタッチメントを必要としている業者とも複数の取引関係があるので、10%程度高く買い取ってくれる可能性があります。

珍しいアタッチメントって何?

珍しいアタッチメントは下記の表に載っているもの以外はすべて珍しいアタッチメントになります。

重機主なアタッチメント
ユンボグラップル(フォーク)、バケット類、ブレーカー(ハンマー)、大割(クラッシャー)、小割(パクラー)
ホイールローダーバケット類、フォーク類、スノープラウ、ベールグラブ、
ブルドーザー排土板、レーキ板
フォークリフトフォーク類、クランプ類、クレーン類

アタッチメントの専門の買取業者はどこをつかえば良いの?

全国対応しているアタッチメントの専門の買取業者は中でも取引量の多い下記の3社から相見積りを取りましょう。

エリアアタッチメントの販売量
アタッチリンク全国1114件
東方商事仲介全国697件
アースマシン全国262件

※2021年4月時点

3-2.書類を用意する

書類を用意する事で、買取価格がアップする書類を用意できれば2%~6%程度高く売ることができます。

なぜなら、重機の状態やこれまでのメンテナンスの状況を証明することができるからです。

持っている人買い取りアップ率

メンテナンス記録簿(サービス履歴)

法律外でメンテナンスをしてもらっている人2%~3%
特定自主検査(年次点検)記録表全員2%~3%

メンテナンス記録簿(サービス履歴)

「メンテナンス記録簿」とは販売店のオプションなどで法律義務以外の点検や修理をしていたことを証明する書類です。

▼メンテナンス記録簿の一例
メンテナンス記録簿の例

法律義務以外にもメンテナンスがされており、「特に丁寧扱われていた証明」になるので用意すると買取価格が2~3%上がります。

なお、整備の際に発行された領収書があるだけでも買取価格は上がります。

特定自主検査(年次点検)記録表

「特定自主検査(年次点検)記録表」とは法律に基づいた検査(重機の場合1年に1回)を行った事を証明する書類です。

▼特定自主検査(年次点検)記録表の一例
特定自主検査(年次点検)記録表の一例

引用:株式会社青木工業

「メンテナンスをしっかり行ってきた証明」と「これまでの重機の状態の証明」ができるので、用意すると買取価格が2~3%上がります。

法律上、直近3年分は保存義務がありますが、記録表がなかったり、検査を怠っていた場合でも買い取り自体は可能です。

検査証明シールだけではダメ?

問題ありません。

特定自主検査時にもらえるシールでも「メンテナンスを行っている証明」にはなるので、シールの写真を提出すれば査定アップに繋がります。

▼検査証明シール
検査証明シールの例

引用:公益財団法人建設荷役車両安全技術協会

もちろん、記録表自体があった方が「これまでの重機の状態の証明」ができるので査定額の上がり幅は大きいです。

3-3.重機の詳細な写真を用意する

写真は最新の重機の状態を確認できる資料なので、詳細な写真を用意する事で買取価格は上がります。

買い手が見たいポイントを抑えた写真が撮れれば、ただ外観の写真を簡単に撮った場合と比べて5%程度買取額がアップします。

実際に私が出張査定で重機撮影する際のポイントをまとめたマニュアルを作成したので、参考にしてみてください。

重機機体の撮影マニュアルアタッチメントの撮影マニュアル
ユンボユンボの写真撮影マニュアル.pdfユンボのアタッチメントの写真撮影マニュアル.pdf
ホイールローダーホイールローダーの写真撮影マニュアル.pdfホイールローダーのアタッチメントの写真撮影マニュアル.pdf
ブルドーザーブルドーザーの写真撮影マニュアル.pdf
ロードローラーロードローラーの写真撮影マニュアル.pdf
フォークリフトフォークリフトの写真撮影マニュアル.pdf
キャリアダンプキャリアダンプの写真撮影マニュアル.pd
アスファルトフィニッシャーアスファルトフィニッシャーの写真撮影マニュアル.pdf
グレーダーグレーダーの写真撮影マニュアル.pdf
クローラクレーンクローラクレーンの写真撮影マニュアル.pdf
ラフテレーンクレーンラフテレーンクレーンの写真撮影マニュアル.pdf
カニクレーンカニクレーンの写真撮影マニュアル.pdf

写真を取る前や査定前に洗車したほうが良いの?

洗車をしても買取価格は上がらないのでしなくても良いです。

ただ、引き渡しの前には足回りを洗車しておかないと、運搬用のトラックが汚れた場合に洗浄費用を請求される場合があります。

そのため、引き渡し前には足回りだけでも、洗車をしておきましょう。

なかなか泥が落ちない場合は、スコップなど使って落としましょう。

4.重機の買取に関するQ&A

重機の買い取りに際してよくある質問をまとめました。

Q1.故障車や不動車でも買い取りしてくれるの?

A.故障車や不動車を含む下記の状態の重機でも買取してくれることが多いです。

  • 故障車
  • 不動車
  • 排ガス基準に不適合
  • 年式が古い
  • 稼働時間が長い
  • 残債が残っている

上記の状態の重機を売る場合は、様々なジャンルの買い手が参加しているので、買い手が見つかりやすい売買仲介業者を使いましょう。

特に建機・重機一括セカイ査定(https://growthpower.jp/sekai_satei)を使えば、利用料がかからないので、万が一買い手がつかなかった際も、費用が発生しません。

Q2.査定の方法は?

A.査定の方法は下記の6つがあります。

査定方法
概算査定電話
WEB
メール
LINE
FAX
本査定訪問査定

電話やWEBによる「概算査定」をした後に、査定員による「本査定」で細かな部分の査定をした上で、最終の売却価格が決まります。

なお、急ぎの場合は電話での概算査定が買い取りまでのスピードが一番早いです。

Q3.出張査定には時間はどのぐらいかかるの?

A.1時間30分〜2時間程度かかります。

Q4.買取の流れは?

A.買取の流れを下記にまとめました。

買取の流れ

Q5.申し込みの際に必要な情報は?

A.申し込みの際に必要な情報は下記の7つです。

重機に関する情報メーカー名
型式
年式
稼働時間
個人情報名前
連絡先(電話番号・メール)
住んでいるエリア(都道府県までのことが多い)

Q6.査定してもらったあとでも断れる?

A.断れます。ただ、一部のサービス・買取業者では出張査定費を請求される可能性があります。

そのため、出張査定をしてもらう際は、費用がかかるか事前に確認した上で来てもらいましょう。

確認の際は「相見積もりをするから」と伝えよう

出張査定費の有無を確認する際は「相見積もりをするので、もし他社に売ることになったら、出張査定費はかかりますか?」と確認しましょう。

相見積りすることを伝えれば、ライバルがいると思われるので買取価格も上がりやすく、売る気も十分だと買い取り業者は思ってくれます。

素直に「売らなかった場合、出張査定費がかかりますか?」とだけ伝えてしまうと、あまり売る気がないと思われてしまい査定額が上がりづらいです。

出張査定費用を請求されないサービス・買取業者

出張査定費用を請求されないサービス・買取業者を買取方法ごとにまとめたので、不安な方は下記を利用すれば出張査定費用を取られることはありません。

サービス名
売買仲介業者建機・重機一括セカイ査定
 買取業者トラックファイブ
トラック王国
売買サイトグロースパワー

Q7.売却にあたって必要な書類は?

A.重機の状態によって下記の書類が必要になります。

ナンバー付きで車検が残っているロードローラーナンバー付きで車検が切れているロードローラーナンバーの無いロードローラー一時抹消済のロードローラー
  1. 印鑑証明書
    (市役所でもらえる)
  2. 譲渡証明書
    (業者が発行してくれる)
  3. 納税証明書
    (自動車税事務所で再発行可)
  4. 委任状
    (売買仲介業者でひな形を用意してくれる)
  5. 車検証
    (運輸局・代理店で再発行可)
  6. 自賠責保険証明書
    (保険会社で再発行可)
  7. リサイクル券
    (リサイクル料が支払済みの場合)
    リサイクル料が未払いの場合は、業者に相談
  1. 印鑑証明書
    (市役所でもらえる)
  2. 譲渡証明書
    (業者が発行してくれる)
  3. 委任状
    (売買仲介業者でひな形を用意してくれる)
  4. 車検証
    (運輸局・代理店で再発行可)
  5. 自賠責保険証明書
    (保険会社で再発行可)
  6. リサイクル券
    (リサイクル料が支払済みの場合)
    リサイクル料が未払いの場合は、業者に相談
  7. 納税証明書 ※大型特殊自働車の場合
    (自動車税事務所で再発行可)
  8. 標識交付証明書 ※小型特殊自働車の場合
    (市役所で再発行可)
  1. 譲渡証明書
  2. 販売証明書
    (いずれも業者が発行してくれる)
  1. 抹消登録証明書(運輸局でもらえる)
  2. 譲渡証明書
    (業者が発行してくれる)
  3. リサイクル券
    (リサイクル料が支払済みの場合)
    リサイクル料が未払いの場合は、業者に相談

まとめ

重機の相場や相場よりも高く売るコツについて解説をしてきましたが、いかがでしたか?

それぞれの重機を相場は下記の通りです。

流通量の多い機体 相場目安
ミニユンボ(機体重量6t以下)機体重量2t~3t70万円〜150万円程度
大型ユンボ(機体重量6t以上)機体重量10t〜14.9t300万〜800万程度
ホイールローダーバケットサイズ0.4m3100万円〜300万円程度
ブルドーザー機体重量4t100万円〜300万円程度
フォークリフト機体重量4t〜4.9t200万円〜400万円程度
キャリアダンプ最大積載量2t〜2.9t100万円〜200万円程度
アスファルトフィニッシャー最大舗装路4m~4.9m100万円〜300万円程度
グレーダーブレード幅3.1m〜3.4m300万円〜700万円程度
クローラクレーン最大つり上荷重40t200万円〜500万円程度
ラフテレーンクレーン最大つり上荷重21t〜30t300万円〜800万円程度
カニクレーン最大つり上荷重2t~3t100万円〜200万円程度

また、利用料無料でつかえる売買仲介業者の「建機・重機一括セカイ査定(https://growthpower.jp/sekai_satei)」を使えば、相場より高く売れる可能性が高くなります。

あなたが自分の重機の相場を把握し、より高く買い取ってもらえることを心より願っています。