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年収別の一人暮らしの生活費|800人のデータでわかる平均と節約の全知識

「一人暮らしの生活費っていくらが平均?」「一人暮らしの生活費の内訳は?」など、一人暮らしの生活費に関して疑問に思っていませんか?

一人暮らしでかかる、家賃を抜いた生活費は「全国平均123,000円/月」となっていますが、住む地域やライフスタイルによって変わってきます。

このページでは、不動産会社で多くの人の住まい探しを手伝ってきた筆者が、国のデータをもとに一人暮らしの生活費を以下の流れで紹介します。

  1. 一人暮らしで必要な生活費の平均と内訳
  2. 一人暮らしの生活費を年収別にシミュレーション
  3. 一人暮らしの部屋を借りるときに必要な3つの初期費用
  4. 一人暮らしで「年間4万円以上」安くなる光熱費の節約方法
  5. 一人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき8つのこと

すべて読めば、一人暮らしの平均的な生活費から、年収別の生活費まで知ることができるので、正しい支出のバランスを身につけることができるでしょう。

目次

1. 一人暮らしで必要な生活費の平均と内訳

このページでは「総務省統計局」が発表した、896人に及ぶ家計調査データをもとに、一人暮らしで支出される平均的な生活費を詳しく解説していきます。

下記の表に出ているデータは、全国・全世代の一人暮らしをしている人の統計なので、やや高い水準になっています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費11,000円台
②携帯料金・ネット回線代10,000円台
③飲食費用42,000円台
④生活雑貨費用4,000円台
⑤交通費6,000円台
⑥洋服代・理美容代17,000円台
⑦趣味代・交際費33,000円台
合計約123,000円

上記の合計金額に家賃が加えられますが、家賃は住む地域によって大きく差が出るので割愛しています。

ただ、ざっくりとでも「家賃○○万円ぐらいの物件に住みたい」というのは想像できるはずなので、合計金額に加算してみてください。

では、一人暮らしでかかる生活費の内訳・抑えるためのコツを、正確な金額とともに詳しく解説していきます。

①. 水道光熱費

生活する上で必要不可欠な電気・ガス・水道は「全国平均11,133円/月」で、それぞれの費用は下記の通りです。

電気代ガス代水道代その他(灯油など)
5,356円3,133円2,057円587円

地域によって多少の差は出ますが、一人暮らしであれば約10,000円が平均的と考えましょう。

電気代に関しては、在宅時間により大きく差が出ることに加え、節電を意識すれば大幅に安くなります。

そして、アパートでLPガス(プロパンガス)を使う場合は都市ガスよりも料金が高いので、上記のガス代より1.5~2倍ほど高くなります。

契約プランを切り替えれば節約に繋がる

水道とLPガスは、賃貸の入居者が自由に切り替えることはできませんが、電気と都市ガスは自由化により、さまざまな契約プランを選べるようになっています。

知名度もあり人気のプランが揃っている会社を紹介するので、参考にしてみてください。

電気料金プラン

電気のプランは値段を重視するか、環境問題を重視するかで選ぶ会社が変わってきます。

目的会社名ポイント
値段が安いプラン楽天でんき基本料金0円で電気を使うほど電気料金がお得になり、楽天ポイントも貯まる。
環境に優しいプラングリーナでんき「GREENa RE 100」日本で初めての100%自然エネルギーで発電された、CO2排出ゼロの電気を利用できる。
都市ガス料金プラン

都市ガスのプランには、環境に配慮したガスは存在していないので、値段重視で選定しましょう。

目的会社名ポイント
関東で値段が安いプランニチガスガスの利用量によっては最大30.5%も安くなるお得なガス会社。ネット回線など、セットで契約するとさらにお得。
関西で値段が安いプラン関電ガス関西で最大手の”大阪ガス”よりも、お得な契約プランが揃ってるガス会社です。
九州で値段が安いプラン西部ガス九州で最大手の”九州電力”よりも、お得な契約プランが揃ってます。

バラバラで契約するのが面倒な方は、「電気とガス」のセットプランを契約するのがおすすめです。

住むエリアによって最適なプランが異なるので、大手比較サイト「エネチェンジ」から、あなたに合うプランを選定しましょう。

②. 携帯料金・ネット回線代

誰もが利用する携帯とネット回線の費用は「全国平均10,068円」です。

住むエリアによって金額に差が出ることはないですが、使用する携帯やスマホ端末や、ネット回線プランによって大きく差が出ます。

例えば、大手キャリアの「ドコモ・au・ソフトバンク」から、格安スマホに切り替えるだけで、5,000円以上安くなることもあります。

ネット回線は物件次第

ネット回線も安いプランがたくさん揃っていますが、物件により契約できる・できないが異なります。

なので、希望の物件が決まったら「どのネット回線を利用できますか?」と不動産会社の担当者に確認してみましょう。

③. 飲食費用

ここからは個人差が出てくる項目となり、外食を含む日々の飲食費用は「全国平均42,316円」です。

住む地域によっては物価が安いこともありますし、自炊するという人は数万円安く抑えることもできます。

逆に外食がメインで自炊しない人は、上記の金額よりさらに高くなることが予想されるので、一人暮らしをする際に見直してみるのもおすすめです。

コンビニは使わない

全国どこにでもあるコンビニは便利ですが、節約する上では避けたほうがいいでしょう。

少しでも節約するには、スーパーやドン・キホーテなど、値段の安い店舗を利用した方がいいです。

また、ドラッグストアも店舗数が多く、ペットボトル飲料などはコンビニより安いので、うまく活用してみましょう。

④. 生活雑貨費用

生活する上で消費される、トイレットペーパーや洗剤などの生活雑貨費用は「全国平均4,616円」です。

水道光熱費と同様に、在宅時間が長いほど消耗される量も多くなるため、朝から晩まで働いてる人は上記の金額より安くなることが予想されます。

また、このジャンルの節約方法は非常に細かい内容となり、人によってはストレスが溜まる生活になりえるので、無理ない程度に節約していきましょう。

100円ショップを活用する

自宅で消費される生活雑貨のほぼすべてが100円ショップで揃うといえるぐらい、品揃えが充実しています。

最近では主婦からも人気の商品が数多く発売されているので、近くに店舗があるときは活用しましょう。

⑤. 交通費

車を所有しない人の移動手段は電車がメインとなり、その交通費は「全国平均5,963円」です。

休日に出かける際の電車賃がメインになるので、インドア派の人や、自転車移動の人は上記の金額よりさらに抑えることができる項目となります。

ただ、電車の他に、レンタカーやタクシーを利用すると一気に金額は高くなるということも把握しておきましょう。

車を所有しているときの車両費は?

地方では必要不可欠な、車の維持費も含まれる車両費は「全国平均11,878円」です。

普段使用するときの移動距離や、車種の燃費でガソリンの金額も異なるので、安くも高くもなる項目です。

⑥. 洋服代・理美容代

生活で必要な洋服代は「全国平均6,120円」となり、理美容代は「全国平均11,487円」です。

この部分は、年齢やライフスタイルによって大きく差が出る項目なので、実際に毎月いくらかかっているのか計算してみましょう。

男性であれば、安価な洋服にして1,000円カットを利用したりできますが、女性が美容代を削るのは難しいと思うので、無理のない範囲で考えてみましょう。

⑦. 趣味代・交際費

趣味でかかるお金や友人との交際費は「全国平均33,225円」です。

この部分もライフスタイルによって大きく異なるので、実際に毎月いくらかかっているのか計算してみましょう。

節約するには、お金のかからない趣味を探してみるなどの工夫が必要です。例えば、読書が趣味の人なら図書館を利用したりするのもおすすめです。

参考. 家賃

家賃は住む地域によって大きく差が出るので、まずは希望エリアの家賃相場を把握しておきましょう。

参考までに、下記は東京23区内で駅から徒歩10分以内にある物件の家賃相場をまとめたものです。

エリア1R/1K/1DK
都心部
「千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・渋谷区」
約119,000円
23区 東部
「台東区・墨田区・江東区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区」
約84,000円
23区 南部
「品川区・目黒区・大田区・世田谷区」
約95,000円
23区 西部
「中野区・杉並区・練馬区」
約79,000円
23区 北部
「豊島区・北区・板橋区」
約84,000円

引用:HOME’S のデータ

上記は東京の駅近物件なので、かなり高い水準になっています。そのため、東京以外の地方で探す場合は、上記の金額より1~2割ほど安くなるはずです。

また、物件を選ぶときの一般的な考え方として、「毎月の手取り額25~30%」に収まる家賃の物件を選びましょう。

次の章では、年収別に生活費がいくらかかるのかをシミュレーションしていきます。

2. 一人暮らしの生活費を年収別にシミュレーション

この章では、実際に支出された一人暮らしの平均的な生活費を年収別に紹介するので、あなたが該当する年収を確認しましょう。

また、これから一人暮らしするときは年収別の平均額を参考にして、今後の支出プランを考えてみてください。

一方で、すでに一人暮らしをしているときは、全国平均と比べて安いのか高いのか把握して、必要ならば支出を見直してみましょう。

2-1. 200~300万円で一人暮らしするときの平均的な生活費

主に20代前半の新社会人に多い年収で、平均的な生活を送るには、全国平均で下記の生活費が支出されています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費9,740円
②携帯料金・ネット回線代10,049円
③飲食費用34,375円
④生活雑貨費用3,653円
⑤車両費・交通費8,321円(車あり)or 4,706円(車なし)
⑥洋服代・理美容代14,257円
⑦趣味代・交際費25,801円
合計約106,196円(車あり)or 約102,581円(車なし)

上記の金額に家賃が加算されますが、仮に都内であれば「170,000円以上」は生活費がかかります。

ただ、日々の食事を自炊に切り替えるだけで、③の飲食費用は1万円以上抑えられるはずです。

また、年収金額から考えると、節約を意識しないと贅沢な暮らしはできないでしょう。

2-2. 300~400万円で一人暮らしするときの平均的な生活費

主に20代後半の社会人に多い年収で、平均的な生活を送るには、全国平均で下記の生活費が支出されています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費10,202円
②携帯料金・ネット回線代11,276円
③飲食費用41,194円
④生活雑貨費用3,337円
⑤車両費・交通費16,467円(車あり)or 5,162円(車なし)
⑥洋服代・理美容代15,910円
⑦趣味代・交際費27,164円
合計約125,550円(車あり)or 約114,245円(車なし)

上記の金額に家賃が加算されますが、仮に都内であれば「190,000円以上」は生活費がかかります。

ただ、日々の食事を自炊に切り替えるだけで、③の飲食費用は1万円以上は抑えられるはずです。

年収金額からして、節約しなくても不自由なく暮らすことはできますが、趣味や旅行などを楽しみたい場合は、多少は節約した方がいいでしょう。

2-3. 400~500万円で一人暮らしするときの平均的な生活費

主に30代の社会人に多い年収で、平均的な生活を送るには、全国平均で下記の生活費が支出されています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費10,753円
②携帯料金・ネット回線代11,921円
③飲食費用48,720円
④生活雑貨費用5,004円
⑤車両費・交通費9,726円(車あり)or 6,113円(車なし)
⑥洋服代・理美容代16,594円
⑦趣味代・交際費40,468円
合計約143,186円(車あり)or 約139,573円(車なし)

上記の金額に家賃が加算されますが、仮に都内であれば「230,000円~250,000円以上」は生活費がかかります。

年収金額からして、節約しなくても不自由なく暮らすことはできますが、駅近でグレードの高いマンションに住みたい場合は、節約も意識した方がいいでしょう。

また、都内だと駐車場も高いので、カーシェアに切り替えるなど、利便性がよく節約にも繋がるサービスを利用した方がより贅沢に暮らせます。

2-4. 500~600万円で一人暮らしするときの平均的な生活費

主に40代以上の社会人が該当する年収で、平均的な生活を送るには、全国平均で下記の生活費が支出されています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費10,172円
②携帯料金・ネット回線代12,932円
③飲食費用54,840円
④生活雑貨費用10,049円
⑤車両費・交通費15,273円(車あり)or 8,627円(車なし)
⑥洋服代・理美容代22,409円
⑦趣味代・交際費39,544円
合計約165,219円(車あり)or 約158,573円(車なし)

上記の金額に家賃が加算されますが、仮に都内であれば「250,000円~300,000円以上」は生活費がかかります。

年収金額からして、贅沢な一人暮らしをすることはできますが、都心に住んで車を所有したい場合は貯金は難しいかもしれません。

都心だと駐車場だけで30,000円以上することがほとんどなので、維持するだけでも大変です。

2-5. 大学生が一人暮らしするときの平均的な生活費

アルバイトが中心で、年収100万円未満の大学生が平均的な生活を送るには、全国平均で下記の生活費が支出されています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費10,420円
②携帯料金・ネット回線代8,584円
③飲食費用28,402円
④生活雑貨費用3,171円
⑤交通費9,417円
⑥洋服代・理美容代14,722円
⑦趣味代・交際費19,003円
合計約93,719円

上記の金額に家賃が加算されますが、仮に都内であれば「150,000円以上」は生活費がかかります。

親からの仕送りや奨学金の金額によっては、節約しなくても生活できるかもしれませんが、決して贅沢な暮らしはできないでしょう。

飲食費用や交際費の部分で、節約を意識した生活を送ることが望ましいです。

2-6. 老後の年金で一人暮らしするときの平均的な生活費

老後の年金生活で、収入が100~200万円未満の方が一人暮らしをする場合は、全国平均で下記の生活費が支出されています。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費11,928円
②携帯料金・ネット回線代6,826円
③飲食費用32,350円
④生活雑貨費用3,975円
⑤車両費・交通費6,158円(車あり)or 1,904円(車なし)
⑥洋服代・理美容代12,989円
⑦趣味代・交際費23,240円
合計約97,466円(車あり)or 約93,212円(車なし)

貯蓄額により生活の質は大きく異なりますが、年金だけを頼りに生活するときは、食費などを見直したほうがいいでしょう。

自炊にするだけで、飲食費用を10,000円以上は節約できるはずです。また、交際費も抑えられる範囲で抑えた方がいいでしょう。

また、高齢者のシルバーパスで公共の電車やバスが無料になるので、タクシーなどは利用しないことが望ましいです。

3. 一人暮らしをするときに必要な3つの初期費用

一人暮らしをするときの生活費も重要ですが、一人暮らしをするときに必要な、下記3つの初期費用も事前に把握しておきましょう。

項目金額
部屋を借りるときの初期費用家賃6万円なら約32万円家賃8万円なら約42万円
家具家電を揃えるときの初期費用「ニトリ」なら約10万円「イケア × 無印」なら約15万円
引越し業者を使うときの初期費用忙しくない時期の市区町村内の引越しなら3万円忙しい時期の県外への引越しなら6万円
費用合計約45万円約63万円

3-1. 部屋を借りるときの初期費用

「部屋を借りるときの初期費用」は、一般的にはトータルで「家賃の4~6ヶ月分」が必要になります。

初期費用の内訳は、敷金や礼金など、入居前に支払う必要がある下記の項目をまとめたものです。

・敷金退去するときの清掃費用として「大家さん」に預けておく費用
・礼金部屋を貸してくれる「大家さん」にお礼として支払う費用
・前家賃1ヶ月分の家賃を契約時に前払いするための費用
・仲介手数料部屋探しや契約を手伝ってくれたお礼として「仲介会社」に支払う費用
・保証委託料保証人の役割をしてくれる「保証会社」に支払う費用
・火災保険料火事や漏水が起きたときの保険として「保険会社」に支払う費用
・鍵交換費用前の入居者が使ってた鍵と交換するための費用

実際に部屋を借りるときにかかる初期費用を、以下2つの状況にわけて解説します。

  • 東京で部屋を借りるときの初期費用
  • 関西で部屋を借りるときの初期費用

東京で部屋を借りるときの初期費用

家賃70,000円(管理費3,000円)|敷金1ヶ月 礼金1ヶ月|仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:70,000円
  • 礼金:70,000円
  • 前家賃(管理費込み):73,000円
  • 仲介手数料:77,000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み):35,000
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約15,000円
  • 合計:約355,000円|およそ家賃5ヶ月分

一般的に敷金1ヶ月 礼金1ヶ月が相場ですが、立地条件も良くて人気なマンションだと、敷金2ヶ月 礼金1.5ヶ月になってることもあります。

また、引越しシーズンの1~3月だと、アパートでも礼金が1.5~2ヶ月になってることもあるので、引っ越す時期にも注意しましょう。

関西で部屋を借りるときの初期費用

家賃60.000円(管理費2,000円)|敷金1ヶ月 礼金2ヶ月 |仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:60,000円
  • 礼金:120,000円
  • 前家賃(管理費込み):62,000円
  • 仲介手数料:66,000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み):31,000
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約15,000円
  • 合計:369,000円|およそ家賃6ヶ月分

関西では契約を更新するときに必要な「更新料」を払う習慣がありません。そのため、更新することを見越して礼金を2ヶ月分求められる傾向があります。

ただ、何年住んでも更新するときにお金はかからないので、4年以上を目安に、長く住めば住むほどお得になるというメリットがあります。

しかし、すべての物件がこの条件とは限らないので、必ず事前に不動産会社に契約条件を確認しましょう。

3-2. 家具家電を揃えるための初期費用

有名ブランドや有名メーカーだと高くなりますが、高品質低価格で人気の「IKEA」・「無印良品」・「NITORI」で揃えれば「100,000円~150,000円」で一式揃えることができます。

すでに一人暮らしをしている場合は、必要なものだけ買い足せばいいですが、はじめて一人暮らしする場合は、それなりにお金がかかります。

なので、家具家電の購入費用もお金がかかることを忘れないようにしてください。

3-3. 引越し業者を使うときの初期費用

通常の時期(5~2月の引っ越し業界が忙しくない時期)に、引越し業者に、単身引越しをお願いした時の相場は下記の通りです。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

~15km未満
(同市区町村程度)
29,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
32,000円
~200km未満
(同一地方内)
41,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
52,000円
500km~
(長距離)
62,000円

土日祝日は人気の日程なので1.1倍程度、さらに引越しが殺到する3月、4月前半は約1.5倍になると考えておきましょう。

正確な料金は見積もりをとって確認する

引越しの費用は、運ぶ荷物や距離・時期など、人によって180度料金が変わるオーダーメイドのような仕組みですので見積もりを取らないと正確な値段はわかりません。

そのため、下記のような見積もりサイトを使ってたくさんの見積もりを取り、一番安いところにお願いする必要があります。

引越し侍」を使えば、自分の引越し条件で対応可能な複数業者の概算見積り額が一度にわかるので、自分の引越し条件でのおおよその金額を把握することが可能です。

引越し侍公式 引越し予約サービスの概算見積り額の比較

引用:引越し侍

引越し侍」は引越し紹介件数が累計3,000万件以上と、引越し比較サイトの中でもトップクラスの紹介件数を誇る一括見積りサイトです。

使うだけで、引越し業者からすると「ライバルがいる」状態になるので、交渉しなくても安くなりやすいです。

※一括見積りサイトとは、WEBから自分の引越し情報を入力することで面倒な入力を何度も行わずに、自分の引越し条件にあった複数に業者の見積り予約ができるサービスです。

4. 一人暮らしで「年間4万円以上」安くなる光熱費の節約方法

節約方法は細かい内容まで多岐に渡りますが、今回は忙しい一人暮らしの方でも、気軽にできる節約方法を紹介します。

ちょっとしたことでも「気づくと光熱費が安くなっていた!」なんてこともあるので、少しずつでも意識を変えていきましょう。

4-1. 電気代の節約に役立つ知識と商品

電気代を節約するには、上述した契約プランの見直し以外に下記の点を注意したり、省エネ家電を使うことで電気代が年間約14,120円安くなります。

  • エアコンの使い方を見直せば年間約6,110円の節約
  • 冷蔵庫の使い方を見直すせば年間約4,510円の節約
  • テレビの使い方を見直せば年間約1,180円の節約
  • 炊飯器の使い方を見直せば年間約300円の節約
  • トイレの使い方を見直せば年間約2,020円の節約

エアコンの使い方を見直せば年間約6,110円の節約

エアコンを使うときは、サーキュレーターや扇風機と一緒に使うことで、空気の循環が良くなり冷暖房の効率が高まるので、シーズンあたり約3,000円節約できます。

また、設定温度を調整することで電力消費を抑えられるので、夏は28度で約820円、冬は20度で約1,430円節約できます。

この他にも、月に1回か2回フィルターを掃除するだけでも冷暖房の効率は高まるので、年間約860円節約できます。

おすすのサーキュレーター

サーキュレーターは扇風機よりも小型で、風を循環させるための家電です。

各メーカーから発売されていますが、「アイリスオーヤマ」のサーキュレーターが静音で安価なのでおすすめです。

アイリスオーヤマのサーキュレーター

この商品は「楽天」や「Amazon」で買えるので、お好みのサイトで購入しましょう。

冷蔵庫の使い方を見直せば年間約4,510円の節約

季節毎に冷蔵庫の設定温度を変えるだけで、電力消費が抑えられるため、年間約1,670円の節約になります。

また、冷蔵庫を壁にくっつけないで、壁から少し隙間をあけて設置するだけでも、消費電力を削減できるので年間約1,220円の節約になります。

そして、食品を詰め込みすぎず適度に空間をあければ、冷却効率が良くなって約1,180円の節約になり、扉の開閉回数を減らせば、電力削減につながるので約440円節約できます。

テレビの使い方を見直せば年間約1,180円の節約

テレビを見ていないときはこまめに電源を切れば、無駄な電力を消費しないで済むので、年間約730円節約できます。

また、テレビの明るさ調整を「最大から中へ」切り替えることでも消費電力を抑えられるので、年間約450円の節約が可能です。

また、外出時はコンセントから電源を抜くだけでも、待機電力をカットできるので節約につながります。

炊飯器の使い方を見直せば年間約300円の節約

ご飯が炊き上がったあと保温せずコンセントから電源を抜くことで、保温するのに必要な電力を削減できるので、年間約300円節約できます。

食事のときは電子レンジを使って温めた方が電気代は安く済みます。

トイレの使い方を見直せば年間約2,020円の節約

暖房便座付きのふたを閉めるだけで、無駄に便座を温め続けることがなくなり電力を抑えられるので、年間約1,080円節約できます。

また、便座の温度やウォシュレットの温水温度を下げるだけで、電力の消費を抑えられるので、年間約940円の節約になります。

4-2. ガス代の節約に役立つ知識

ガス代も同様に、節約するには上述した契約プランの見直し以外に、下記の点を注意することでガス代が年間約13,080円安くなります。

  • お風呂入り方を見直して年間約8,260円の節約
  • 料理の仕方を見直して年間約4,820円の節約

お風呂の入り方を見直して年間約9,180円の節約

追い炊きする回数を1日1回減らせば、水を温めるために使うガスを削減できるので、年間約6,190円節約できます。

また、シャワーを1日1分間短くするだけでも、ガスの消費を抑えられるので年間約2,070円節約できます。

料理の仕方を見直して年間約5,500円の節約

野菜の下茹では電子レンジを使うことで、お湯を沸騰させるために使うガスを削減できるため、年間約3,000円節約できます。

また、火を使うときは強火でなく中火で調理するだけでも、ガスの消費は抑えられるので年間約390円節約できます。

そして、食器を洗うときのお湯の温度を低温にすれば、ガスの消費を抑えられるので年間約1,430円節約できます。

4-3. 水道代の節約に役立つ知識と商品

水道代を節約するには、下記の点を注意することで水道代が年間約12,930円安くなります。

  • 洗濯機の使い方を見直せば年間約4,360円の節約
  • 食器洗い洗浄機を使うことで年間約8,570円の節約

洗濯機の使い方を見直せば年間約4,360円の節約

少量の洗濯物を毎日洗うのではなく、できる限りまとめ洗いすることで無駄な水を使わずに済むので、年間約4,360円の節約になります。

また、すすぎ1回で洗濯したり、お風呂の残り湯を利用することでも節水につながるので、日々の使い方を見直してみましょう。

食器洗い洗浄機を使うことで年間約8,570円の節約

初期投資はかかりますが、食器洗い洗浄機を使うことで年間約8,570円の節約になります。

食器洗い洗浄機は、手洗いに比べて無駄な水を消費せず、必要な分の水だけで自動的に食器を洗ってくれるので、手洗いに比べると節水効果が非常に高いです。

手洗いの場合
年間でガス 81.62 ㎥ 使用年間で約25,560円
年間で水道 47.45 ㎥ 使用
食器洗い洗浄機の場合
年間で電気 525.20 kWh 使用年間で約16,990円
年間で水道 10.80 ㎥ 使用
年間差額 約8,570円節約

食器洗い洗浄機を使えば、時間短縮にもつながる上、手洗い時の肌へのダメージも軽減できるのでおすすめです。

おすすめの食器洗い洗浄機

食器洗い洗浄機は、高いものだと7万円以上するものもありますが、一人暮らしであればコンパクトなもので十分です。

下記の商品は、1回の動作で手洗いより約17リットル節水でき設置工事も不要なため、アマゾンではベストセラー1位になってる人気の食器洗い洗浄機です。

食洗機のイメージ

この商品は「楽天」や「Amazon」で買えるので、お好みのサイトで購入しましょう。

上記出典:家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁

5. 一人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき8つのこと

すでに一人暮らしをしている人は問題ないですが、これから物件を探すときは事前に知っておくべきことがあるので、必ず下記の内容を把握しておきましょう。

  1. プロパンガスの物件は避ける
  2. ワンルームより1Kの方が住みやすい
  3. 家賃と収入のバランスが重要
  4. ゼロゼロ物件はデメリットが多い
  5. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  6. 契約する不動産会社によって初期費用に差が出る
  7. 交渉すれば初期費用がさらに安くなる
  8. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

何も知らないまま申し込んでしまうと、希望の物件を借りることができなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。

5-1. プロパンガスの物件は避ける

ガスには「プロパンガス(LPガス)」と「都市ガス」の2種類があり、プロパンガスは都市ガスに比べて、1.5~2倍ほどガス代が高くなります。

そして、一人暮らし用のアパートはプロパンガスが非常に多いです。アパートに多い理由としては、オーナー側が費用を下げて建築したがるからです。

都市ガスにすると月々のガス代は安くなりますが、建築時の設置費用がかなり高くなるので、アパートのオーナーは設置コストの安いプロパンガスを選ぶのです。

ガス代も考慮して物件を選ぼう

プロパンガスの物件は家賃を若干安くしているケースが多いですが、2,000~3,000円の差であれば家賃が高くても都市ガスの物件を選びましょう。

一人暮らしのガス代は平均3,000円ですが、プロパンガスだと5,000円近くになるので、トータルで支払う費用に大差はありません。

ガス代のイメージ

なので、物件を決めるときは「都市ガス」か「プロパンガス」どちらを導入しているのか不動産会社に確認するようにしましょう。

5-2. ワンルームより1Kの方が住みやすい

一人暮らしをするときは、ワンルームか1Kのどちらかを選ぶことが多くなりますが、1Kの方が住みやすいです。

ワンルームは玄関から直接部屋につながるので、開放的で広く感じるメリットがありますが、帖数で考えると1Kより狭くなります。

下記のように同じ9帖と表記されてる部屋でも、ワンルームは洗面所以外の部分が9帖となるのに対して、1Kは洗面所とキッチン前の部分は9帖に含まれません。

間取りのイメージ

そのため、ワンルームで生活スペースとして使えるのは7帖ぐらいになりますが、1Kは9帖すべてを生活スペースに使えます。

帖数だけで判断はしない

上記のことから、単純に帖数だけで判断しないで、実際に生活スペースとして使える面積はどれくらいかを考えて、部屋を決めるようにしましょう。

5-3. 家賃と収入のバランスが重要

毎月決められた家賃を払っても無理なく生活できるように、家賃と収入のバランスが取れていることが重要です。

一般的な目安だと「月収が家賃の3倍」を上回れば生活も審査も問題ないとされています。

例えば、家賃6万円の物件を借りたいときには月収18万円が目安となり、年収は最低216万円あるのが好ましいです。

収入のイメージ

大学生の場合は?

大学生でも同じように、バイト代・仕送り金・奨学金の収入が、家賃の3倍あれば不自由なく生活できるでしょう。

年収と家賃の基準表
年収家賃上限の目安
200万円約5.6万円
250万円約6.9万円
300万円約8.5万円
350万円約9.7万円
400万円約11万円

5-4. ゼロゼロ物件はデメリットが多い

一人暮らし向けの物件で、敷金0円 礼金0円の「ゼロゼロ物件」が最近多くなっていますが、デメリットが多いのでおすすめできません。

まず、初期費用は安く抑えられるものの、退去時に高額な清掃費用を請求されたという苦情や口コミのほか、注意を促している口コミも多いです。

そもそも人気のない物件ばかり

通常の募集で入居者が集まらなかった人気のない部屋が「ゼロゼロ物件」として募集されているケースが多いです。

主な原因としては下記のようなことが考えられます。

  • 駅から物件まで15~20分歩く
  • 急で長い坂道がある
  • 線路沿い・大通り沿いでうるさい
  • 面倒な住人が住んでいる
  • 墓地が目の前
  • 事故物件(過去に自殺や殺人があった部屋など)

上記のような理由でゼロゼロになっている可能性があるので、検討するときは自分の目で周辺環境や室内を確かめてから契約するようにしましょう。

また、事故物件かを調べるには「大島てる」の事故物件公示サイトが便利なので、活用してみましょう。

5-5. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する

賃貸物件を借りるときは、申し込みした日から3週間前後で家賃発生するケースが一般的です。

実家を出て一人暮らしするなら特に負担はないですが、賃貸から引っ越す場合は二重家賃が発生するので、無駄なお金がかかりやすいです。

二重家賃の負担を最小限に抑えるために、「気に入った物件が見つかり次第すぐに退去届けを出して引っ越せる!」ぐらいの状態になってから、探しはじめることをおすすめします。

5-6. 契約する不動産会社によって初期費用に差が出る

契約する不動産会社によっては、家賃1ヶ月分以上安く契約できることがあります。

多くの場合が仲介会社を使って契約しますが、仲介会社に払う仲介手数料は初期費用の中でも、一番安くなりやすい項目です。

そのため、下記のような仲介手数料が安いことを売りにしている不動産会社を選ぶようにしましょう。

地域別におすすめの仲介会社

仲介手数料が安くなりやすい仲介会社は全国に数多くあるので、主要都市ごとに利用しやすいおすすめの仲介会社を紹介します。

会社名エリアポイント
スマ部屋東京仲介手数料無料の物件がとにかく多い
ゼロ賃貸大阪仲介手数料無料に加え、敷金0礼金0の物件も多い
NAGOYA家不動産名古屋仲介手数料無料に加え、ペット可物件も多い
ベストバランス福岡仲介手数料無料に加え、LINEで物件の確認ができる
札幌ZERO賃貸札幌仲介手数料無料に加え、学生向けの物件も多い
39room全国どんな物件でも仲介手数料無料もしくは39,000円の一律料金

上記の賃貸サイトから物件を探すだけで、仲介手数料は安くなります。

すでに契約したい物件が決まってる場合は、「39room」に問い合わせて契約だけすれば、手間もかからず仲介手数料が安くなります。

5-7. 交渉すれば初期費用がさらに安くなる

賃貸の初期費用は交渉することで、さらに安くなるケースが多いです。

上述した仲介手数料は比較的安くしやすい項目ですが、家賃や礼金は交渉しないと減額されません。

ただ、どの物件でも交渉自体は可能ですが、無理な減額や交渉するタイミングを間違えると、入居を断られる可能性があるので注意が必要です。

交渉するための知識を身につける

ただ単に家賃や礼金を安くしてと言っても交渉は成功しないので、知識を身につけることが大切です。

交渉するには季節も重要で、例えば引越しシーズンの1~3月に交渉しても一切受け入れてもらえないため、引越し客が減る夏場を狙ったほうがいいです。

この他にも、交渉するときに役立つ知識が数多くあるので、詳しく知りたい方は「家賃1ヶ月分以上安くする!賃貸の契約金を最安にして契約する全知識」を確認しましょう。

5-8. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

一人暮らし用の物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

店舗数No1の「アパマンショップ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の掲載数を、東京で賃貸物件が多い「世田谷区の駅から10分以内の1K」で比較すると、下記のように大きな差があります。

アパマンショップSUUMO
678件15,580件

あなたに最もフィットした物件とも、使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「一人暮らし用の物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

上記のことから、一人暮らしの物件を選ぶのにおすすめなのは大手の下記2サイトなので、数ある賃貸物件の中からあなたにあう理想の物件を探しましょう。

6. まとめ

一人暮らしの生活費について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

全国平均は下記のとおりですが、ライフスタイルや節約次第では大幅に安くすることもできるので、無理のない程度に調整してみましょう。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費11,000円台
②携帯料金・ネット回線代10,000円台
③飲食費用42,000円台
④生活雑貨費用4,000円台
⑤交通費6,000円台
⑥洋服代・理美容代17,000円台
⑦趣味代・交際費33,000円台
合計約123,000円

また、電気とガスの契約プランを見直すことで、毎月の固定費を安く抑えられるので、住む地域にあわせて最適なプランを検討してみましょう。

そして、これから一人暮らしをはじめる予定の人は、生活費だけでなく、部屋を借りるための初期費用も考慮してお金の準備をしてください。

あなたがこの記事を読んだことで、一人暮らしの生活費で悩むことなく、快適な生活を送れることを心から願っています。