二人暮らしの家賃はいくらが目安?相場より安く借りるための全知識!

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「二人暮らしをするときの家賃相場は?」「二人暮らしの家賃はいくらを目安にするべき?」など、二人暮らしの家賃に関して疑問に思っていませんか?

二人暮らしの家賃相場は住む地域によって異なりますが、首都圏では「7~9万円」で、目安は「二人の合計手取り月収25~30%以内」に収めることが理想とされています。

このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、現在も賃貸部門で働く筆者が以下の5つのことをご紹介します。

  1. 二人暮らしの家賃はいくらが目安?
  2. 4つのパターンに分かれる家賃の分担方法
  3. 二人暮らしをするときに必要な3つの初期費用
  4. 二人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき6つのこと
  5. 項目別!初期費用を安くするための交渉方法

すべて読めば、二人暮らしの目安にするべき家賃の金額から、二人暮らしをするときの注意点まで知ることができるので、損することなく快適な生活を送れるでしょう。

1. 二人暮らしの家賃はいくらが目安?

二人暮らしで家賃を決めるときの目安は、「二人の合計手取り月収25~30%以内」に収めることが理想とされています。

ただ、結婚や出産を考えているのであれば、貯金をすることも考えて「25%以内」に抑えることが望ましいです。つまり、二人の将来設計次第で大きく異なります。

そのため「年齢・勤務形態・年収」だけで家賃の目安を決めずに、まずはどんな目的で二人暮らしをするのか考えた上で決めるようにしましょう。

合計手取り月収25%の家賃30%の家賃
200,000円50,000円60,000円
250,000円62,500円75,000円
300,000円75,000円90,000円
350,000円87,500円105,000円
400,000円100,000円120,000円
450,000円112,500円135,000円
500,000円125,000円150,000円

上記のように”25%”と”30%”では家賃に大きな差が出るため、判断基準としての一例として、

  • 結婚を意識しているなら”25%”
  • 単なる同棲なら”30%”

このような基準で考えれば決めやすいかと思います。

また、仮に家賃8万円でも、住む地域によって物件のクオリティに大きな差が出るので、地域ごとの家賃相場も把握しましょう。

そして、家賃以外にかかる毎月の生活費も把握しておくことが大切なので、この章の最後に解説します。

1-1. 五大都市圏別!二人暮らし向け物件の家賃相場

二人暮らしをするときは、多くの場合2部屋以上ある「1LDKもしくは2DK」の間取りを選択することが多いでしょう。

そこで、同じ間取りでも住む地域によって家賃の相場は大きく異なるので、五大都市圏別の家賃相場を紹介します。

また、中心地と郊外では下限~上限の差が激しいので、平均値を見て全体の相場感を把握しましょう。以下は、駅から徒歩10分以内の物件を基準に算出しています。

エリア別の1LDK・2DKの家賃相場

エリア家賃相場の平均最高値の地域最安値の地域
東京23区154,439円「港区」
・247,700円
「葛飾区」
・87,800円
名古屋16区75,644円「中区」
・98,800円
「港区」
・59,600円
大阪市24区80,692円「中央区」
・123,300円
「住之江区」
・64,000円
福岡市7区69,457円「中央区」
・84,800円
「西区」
・63,100円
札幌市10区49,600円「中央区」
・59,500円
「清田区」
・44,400円

引用:LIFULL HOME’S 2020年1月24日付のデータ

都内でも安い物件はある

東京23区内の平均が150,000円台と非常に高額ですが、駅から10分以内で家賃が安い物件はたくさんあります。

都内は数百万円する高級物件が平均額を引き上げているだけなので、普通に探せば上記の相場より安い物件が大半です。

なので「都内は高いからやめよう。」と諦めることなく、まずは住みたい街で希望条件を指定して、物件を探してみましょう。

1-2. 二人暮らしで家賃が安い間取りは2DK

家賃の安さを重視するなら、2DKを選びましょう。2DKは1980~1990年代に建てられた物件によくある間取りで、築20~30年前の物件が多いため家賃が安いです。

2DKの特徴としては、5~6帖の部屋が2つと、6~7帖のダイニングがあるため、適度なプライバシーが保たれることで人気があります。

ただ、築が古い物件が多いので、「綺麗な部屋で同棲をしたい!」と考えてるカップルには不向きです。

リノベーションされた2DKを狙う

部屋が綺麗な2DKを借りたいと思ってる場合は、多少家賃は高くなりますが、リノベーションされている2DKを狙いましょう。

リノベーションされた部屋は、室内を一から作り直して水回りの設備も取り替えている部屋なので、築の古さを感じません。

最近では、リノベーションして募集している2DKが増えているので、物件を探すときは「リノベーション」も検索条件に追加することをおすすめします。

1LDKは家賃が高め

1LDKは2000年以降に増えてきた間取りで、築浅の物件が多く家賃も2DKに比べると高めです。

また、リビングと寝室が1部屋ずつしかないので、「一人の時間が欲しい」「荷物がたくさんある」というカップルには不向きといえます。

上記のことを考慮して、築浅の1LDKにするか、築が古くても家賃が安い2DKにするか検討しましょう。

1-3. 家賃は交渉して安くすることもできる?

家賃が希望していた金額よりも高いときは、交渉して安くしてもらうこともできます。しかし、単に「安くしてください」と言ってもうまくいきません。

大家さんには「今すぐにでも契約する意思がある」と伝えることがなによりも大切で、私の経験上、下記のワードが有効的に使えます。

家賃交渉で使えるワード

  • 会社の決まりで、家賃が●●万円を切れば週末にでも契約することができる。
  • 別の物件と迷ってるが、こっちがあと●●円安くなるならこっちに決めたい。
  • 今週中に決める必要があって、契約金もすぐに支払える。

赤文字で表したワードを使うことで、大家さんは「いつ来るかわからない他の入居希望者を待つより、この人で決めた方がいいか」と思う確率が高くなります。

入居者が決まれば大家さんには毎月の家賃収入が入りますが、値引きを断ったことで、仮にそこから2ヶ月間部屋が埋まらないと相当な痛手になるのです。

交渉する金額の目安

私の経験上、家賃に対してあまりにも大きい金額を交渉することは危険です。

なぜなら、大家さんから常識がないと判断され、入居を断られてしまう恐れがあるからです。そのため、下記の金額を目安に交渉してみましょう。

物件の家賃:交渉金額

  • 30,000円〜70,000円:1,000円~3,000円
  • 70,000円〜100,000円:2,000円〜5,000円
  • 100,000円〜150,000円:3,000円〜7,000円

1-4. 家賃以外に二人暮らしで必要な生活費

家賃とあわせて毎月かかるお金が生活費なので、家賃だけにとらわれず、生活費でいくらかかるのかも把握しておきましょう。

二人暮らしで必要な、家賃を抜いた生活費は「全国平均で約220,000円/月」となっています。

下記の「総務省統計局」発表のデータは、全国・全世代の働くカップルや夫婦の統計でやや高い水準になっているため、ライフスタイルによっては大幅に安く抑えることも可能です。

費用項目二人分の平均金額/月
①水道光熱費19,000円台
②携帯料金・ネット回線代18,000円台
③飲食費用69,000円台
④生活雑貨費用11,000円台
⑤交通費7,000円台
⑥洋服代・理美容代35,000円台
⑦趣味代・交際費57,000円台
合計約220,000円

上記の合計金額に家賃が加えられますが、家賃は住む地域によって大きく差が出るので割愛しています。

上述した家賃の目安を参考に、「家賃○○万円ぐらいの物件に住みたい」というのは想像できるはずなので、合計金額に加算してみてください。

そして、二人暮らしをするときは家賃を含めた生活費の分担方法を事前に決めておくことで、トラブルが起こりにくくなるため、次の章で詳しく解説します。

2. 4つのパターンに分かれる家賃の分担方法

二人暮らしをする上では、家賃や生活費の分担方法を事前に決めておくことが望ましいです。

この章では、実際に二人暮らしをしている100組のカップルにアンケート調査を行い、どのように分担しているケースが多かったのか紹介します。

アンケート結果を見てみると、下記のような分担方法に分かれていました。

生活費の分担方法
家賃の分担方法

上記のように、カップルによって分担方法は異なるので、これが正解という方法はありません。

ですが、周りの分担方法を参考にして二人でよく話し合い、「半年毎に見直してみる」という方法が、もめ事にも繋がりにくいのでおすすめです。

2-1. 固定費を一人が多く支払う

全体の5割が「固定費を一人が多く支払う」と回答していました。

固定費として毎月かかる「家賃・光熱費・ネット代」を、男性が多く支払っているという回答が目立ちました。

男性の方が多く稼いでるケースが多いため、自ずとこの分担方法が多くなっていることが考えられます。

口コミ・評判

N.K さん(27歳)(東京都で二人暮らし)
毎月決まってかかる固定費を計算して、7:3ぐらいの割合で僕が多く払ってます。
収入も僕の方が多少ですが多いので、その分多く払うのは普通かなって思います。
食事はお互い外で買って食べることが多いため、各自で自由に使うようにしてます。

2-2. 固定費のみ折半している

次に多かったのが「固定費のみ折半している」という回答です。

この分担方法にするときは、二人の収入が同水準でないと不平不満が出る可能性があるため、お互いの年収を把握しておくことが望ましいです。

また、在宅時間もできる限り一緒の方が、電気を多く使ってるなどの揉め事に繋がりにくいといえます。

口コミ・評判

A.Y さん(25歳)(埼玉県で二人暮らし)
私たちは収入も勤務時間もほぼ一緒なので固定費だけ完全に折半です。
毎日弁当を作ってるから食費も計算しやすいです。彼だけランチを外食するようになったら不平等なので別の分担方法にしようと思ってます。

2-3. 全額二人で折半している

この回答をするカップルは少なかったですが、どちらかというと夫婦に近い分担方法といえます。

お互いの収入を女性が管理をして、必要な分だけ相手に渡すようなお小遣い方式に近いです。

余った分は貯金に回せるので、将来結婚を考えてるカップルにはいい方法だと思います。

口コミ・評判

I.S さん(30歳)(神奈川県で二人暮らし)
二人暮らしして3年ぐらい経ったときに、全部私が管理するようになりました。
二人あわせて生活費を折半できるぐらいの収入はあるので、結果的には全額二人で折半の形になってます。
そろそろ結婚も視野に入れているので、この分担方法に慣れておくのもいいかなって思ってます。

2-4. 一人が全額支払う

回答数は非常に少なかったですが、「一人が全額支払う」というカップルが数組いました。

このようなカップルは年齢が離れているケースが多く、男性が高給取りで女性はバイトや派遣社員などが多かったです。

一方で、どちらか一人の給料だけで生活費を出して、相手の給料はすべて貯金に回すという堅実なカップルもいました。

口コミ・評判

T.Y さん(30歳)(東京都で二人暮らし)
生活費は基本的に自分だけの給料で工面してます。彼女も働いてますが、彼女の給料は結婚費用のため貯金に回してます。
東京ですが都心からは少し離れていて、家賃もさほど高くないため、十分暮らしていけます。

3. 二人暮らしをするときに必要な3つの初期費用

二人暮らしをするときの生活費も重要ですが、二人暮らしをするときに必要な、下記3つの初期費用も事前に把握しておきましょう。

3-1. 部屋を借りるときの初期費用

「部屋を借りるときの初期費用」は、一般的にはトータルで「家賃の5~6ヶ月分」が必要になります。

初期費用の内訳は、敷金や礼金など、入居前に支払う必要がある下記の項目をまとめたものです。

・敷金退去するときの清掃費用として「大家さん」に預けておく費用
・礼金部屋を貸してくれる「大家さん」にお礼として支払う費用
・前家賃入居する翌月分の家賃を前払いするための費用
・日割り賃料月の途中から入居するときに発生する費用
・仲介手数料部屋探しや契約を手伝ってくれたお礼として「仲介会社」に支払う費用
・保証委託料保証人の役割をしてくれる「保証会社」に支払う費用
・火災保険料火事や漏水が起きたときの保険として「保険会社」に支払う費用
・鍵交換費用前の入居者が使ってた鍵と交換するための費用

実際に部屋を借りるときにかかる初期費用を、以下2つの状況にわけて解説します。

  • 東京で部屋を借りるときの初期費用
  • 関西で部屋を借りるときの初期費用

東京で部屋を借りるときの初期費用

家賃100,000円(管理費10,000円)|敷金1ヶ月 礼金1ヶ月|12月25日入居|仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:100,000円
  • 礼金:100,000円
  • 前家賃(管理費込み):110,000円
  • 日割り賃料(管理費込み)24,839円
  • 仲介手数料:110.000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み)55,000円
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約20,000円
  • 合計:約534,839円

一般的に敷金1ヶ月 礼金1ヶ月が相場ですが、都心の高級マンションやシリーズマンションだと、敷金2~3ヶ月 礼金1.5~2ヶ月になってることもあります。

また、引越しシーズンの1~3月だと、アパートでも礼金が1.5~2ヶ月になってることもあるので、引っ越す時期にも注意しましょう。

関西で部屋を借りるときの初期費用

家賃80.000円(管理費5,000円)|敷金1ヶ月 礼金2ヶ月 |12月25日入居|仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:80,000円
  • 礼金:160,000円
  • 前家賃(管理費込み):85,000円
  • 日割り賃料(管理費込み)19,194
  • 仲介手数料:88,000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み)41,500
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約15,000円
  • 合計:503,694円

関西では、契約を更新するときに必要な更新料を払う習慣がありません。なので、更新することを見越して礼金を2ヶ月分求められる傾向があります。

更新するときはお金がかからないことから、4年以上住むならお得ですが、2年しか住まないときは無駄に礼金を払うことになるので注意しましょう。

ただし、物件により条件は変わるので、必ず不動産会社に契約条件を事前に確認しましょう。

3-2. 家具家電を揃えるための初期費用

有名ブランドや有名メーカーだと高くなりますが、高品質低価格で人気の「IKEA」・「無印良品」・「NITORI」で揃えれば「200,000円前後」で一式揃えることができます。

ただ、二人のうちどちらかが、新居で使える家具家電を持っていければ買う必要はありません。ですが、大抵の場合テレビ以外は新たに揃えるケースが多いでしょう。

なので、家具家電の購入費用もお金がかかることを忘れないようにしてください。

3-3. 引越し業者を使うときの初期費用

引越しの費用は、運ぶ荷物や距離・時期など、人によって180度料金が変わるオーダーメイドのような仕組みですので実際の費用は見積もりを取らないとわかりません。

そのため、下記のような見積もりサイトを使ってたくさんの見積もりを取り、一番安いところにお願いする必要があります。

そこで、「引越し侍」の「引越し予約サービス」を使えば、自分の引越し条件で対応可能な複数業者の概算見積り額が一度にわかるので、自分の引越し条件でのおおよその金額を把握することが可能です。

引越し侍公式 引越し予約サービスの概算見積り額の比較

引用:引越し侍

引越し侍」は引越し紹介件数が累計3,000万件以上と、引越し比較サイトの中でもトップクラスの紹介件数を誇る一括見積りサイトです。

※一括見積りサイトとは、WEBから自分の引越し情報を入力することで面倒な入力を何度も行わずに、自分の引越し条件にあった複数に業者の見積り予約ができるサービスです。

4. 二人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき6つのこと

二人暮らしの物件を借りるときは、家賃以外にも必ず知っておくべきことがあるので、下記6つの内容を把握しておきましょう。

  1. カップルの二人暮らしNGの物件がある
  2. 「家賃の目安」と「審査の基準」を把握する
  3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  4. 契約する不動産会社によって初期費用に差が出る
  5. 交渉すれば初期費用がさらに安くなる
  6. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

何も知らないまま申し込んでしまうと、希望の物件を借りることができなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。

4-1. カップルの二人暮らしNGの物件がある

二人暮らし用の物件でも、カップルをNGにしている物件が数多くあります。理由は、カップルだと別れる可能性があり、別れたあと家賃を滞納する可能性があるからです。

二人暮らしは家賃を折半しているケースが多く、別れるとどちらか一人が家賃を払うことになって負担が重くなるため、滞納するケースが多くなります。

このリスクを考慮して「夫婦はOKだけど、カップルはNG」にしているのです。

婚約者であれば許可される可能性がある

物件を申し込むときは、婚約している形にした方が許可されやすいです。

申込書の転居理由を同棲にして、続柄を彼女にしてしまうと断られる可能性が高いので、転居理由を結婚にして、続柄を婚約者にしましょう。

不動産会社から「籍はいつ入れる予定ですか?」と聞かれた場合は、下記の中から都合のいいものを選んで伝えれば問題ありません。

  • どちらかの誕生日:申し込みする日から3~6ヶ月後ぐらいの誕生日がベスト
  • 季節ごとのイベント:バレンタイン・七夕・クリスマスなど
  • 語呂のいい月日:11月22日(いい夫婦の日)や4月22日(よい夫婦の日)
  • 縁起のいい日:天赦日もしくは一粒万倍日(どちらも1年間に数日だけ)

例として、夏に申し込みする場合は「クリスマスに籍を入れる予定です!」といえば、納得してもらえるでしょう。

1Kタイプも断られることが多い

基本的に1Kタイプは単身者専用になっていることが多いので、二人暮らしNGにしていることが多いです。

そのため、1Kタイプを希望しているときは、不動産会社に二人暮らしOKかどうかを確認するようにしましょう。

黙って二人暮らししていることが発覚すると、最悪の場合、解約を求められるので注意が必要です。

4-2. 「家賃の目安」と「審査の基準」を把握する

繰り返しになりますが、家賃の目安は「二人の合計手取り月収の25%に収まる金額」です。

25%に収まれば将来を見据えた貯金もできるので、結婚を考えてるカップルは目安にしてみましょう。

結婚の予定はなく、単純に同棲したいと思ってるカップルは、お互い無理のない程度の家賃にしても問題ないですが、審査基準をきちんと把握しておきましょう。

契約者の審査基準は月収が家賃の3倍

一般的な審査基準だと「契約者(名義になる1名)の月収が家賃の3倍必要」です。これを下回ると審査に落ちる可能性が高いです。

二人暮らしの場合、家賃を折半するから多少高くても問題ないと思いがちですが、契約者の年収次第では希望の物件を借りれないことがあります。

例えば、家賃10万円の物件を借りたいときは、契約者の月収30万円が目安となり、年収は最低360万円を求められます。

家賃に対して必要な年収の計算方法

仮に、彼氏と彼女それぞれが月収25万でも、どちらか一人の名義で審査すると落ちる可能性があります。

二人の連名で契約する方法もありますが、物件によりできる・できないが異なるので、まずは不動産会社に相談してみましょう。

また、双方の親族を連帯保証人として求められるなど、面倒になることもあるので注意が必要です。

年収と家賃の基準表
契約者の年収家賃上限の目安
200万円約5.6万円
250万円約6.9万円
300万円約8.3万円
400万円約11.1万円
450万円約12.5万円
500万円約13.9万円
550万円約15.3万円

4-3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する

賃貸物件を借りるときは、申し込みした日から3週間前後で家賃発生するケースが一般的です。

お互い実家を出て一緒に暮らすなら特に負担はないですが、一人暮らしの賃貸から引っ越す場合は二重家賃が発生するので、無駄なお金がかかりやすいです。

二重家賃の負担を最小限に抑えるために、「気に入った物件が見つかり次第すぐに退去届けを出して引っ越せる!」ぐらいの状態になってから、探しはじめることをおすすめします。

4-4. 契約する不動産会社によって初期費用に差が出る

契約する不動産会社によっては、家賃1ヶ月分以上安く契約できることがあります。

多くの場合が仲介会社を使って契約しますが、仲介会社に払う仲介手数料は初期費用の中でも、一番安くなりやすい項目です。

地域別におすすめの仲介会社

仲介手数料が安くなりやすい仲介会社は全国に数多くあるので、主要都市ごとに利用しやすいおすすめの仲介会社を紹介します。

会社名エリアポイント
スマ部屋東京仲介手数料無料の物件がとにかく多い
ゼロ賃貸大阪仲介手数料無料に加え、敷金0礼金0の物件も多い
NAGOYA家不動産名古屋仲介手数料無料に加え、ペット可物件も多い
ベストバランス福岡仲介手数料無料に加え、LINEで物件の確認ができる
札幌ZERO賃貸札幌仲介手数料無料に加え、学生向けの物件も多い
39room全国どんな物件でも仲介手数料無料もしくは39,000円の一律料金

上記の賃貸サイトから物件を探すだけで、仲介手数料は安くなります。

すでに契約したい物件が決まってる場合は、「39room」に問い合わせて契約だけすれば、手間もかからず仲介手数料が安くなります。

4-5. 交渉すれば初期費用がさらに安くなる

賃貸の初期費用は交渉することで、さらに安くなるケースが多いです。

上述した仲介手数料は比較的安くしやすい項目ですが、家賃や礼金は交渉しないと減額されません。

ただ、どの物件でも交渉自体は可能ですが、無理な減額や交渉するタイミングを間違えると、入居を断られる可能性があるので注意が必要です。

交渉するための知識を身につける

ただ単に家賃や礼金を安くしてと言っても交渉は成功しないので、知識を身につけることが大切です。

交渉するには季節も重要で、例えば引越しシーズンの1~3月に交渉しても一切受け入れてもらえないため、引越し客が減る夏場を狙ったほうがいいです。

この他にも、交渉するときに役立つ知識が数多くあるので、次の5章で詳しく解説します。

4-6. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

二人暮らし用の物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

店舗数No1の「アパマンショップ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の掲載数を、東京で賃貸物件が多い「世田谷区の駅から10分以内の物件」で比較すると、下記のように大きな差があります。

アパマンショップSUUMO
1,802件38,666件

あなたに最もフィットした物件とも、使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「二人暮らし用の物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

上記のことから、二人暮らしの物件を選ぶのにおすすめなのは、大手の下記2サイトなので、数多くある賃貸物件の中からあなたにあう理想の物件を探しましょう。

5. 項目別!初期費用を安くするための交渉方法

賃貸でかかる初期費用のうち、安くできる可能性があるのは以下6つなので、項目別に交渉方法を事前に確認しておきましょう。

交渉する項目のイメージ

まずは、物件情報などに書かれている項目の、下記の中から一つを選んで交渉してみましょう。

  • ①礼金(礼金が入っている場合)
  • ②仲介手数料(仲介手数料がかかる場合)
  • ③フリーレント(フリーレントが入っていない場合)

交渉の成功度、削減額を踏まえ、上から優先的に交渉をするのがおすすめです。

上記に関しては、あまりに交渉が続くと貸主への印象が悪いので、できれば1項目、多くても2項目までにしておきましょう。

そして、具体的に契約のタイミングでは請求書をしっかり確認し、下記の観点が入っていれば交渉の余地がさらにあります。

  • ⑤火災保険料
  • ⑥鍵交換費用
  • ⑦入居安心サポート・除菌消臭費用

それぞれどうやって交渉すればいいかを解説していきます。

私の経験上、交渉がうまくいった人は、トータルで家賃1ヶ月分以上、安くすることに成功しているので、できる範囲で交渉した方がいいです。

ただし、マナーとして申し込みをするタイミングで、不動産会社に交渉するようにしましょう。審査後に値引きしてくれと言うと貸主の印象も悪く、入居を断られることもあります。

①. 礼金

礼金は削りやすくインパクトも大きいので、礼金がかかる場合は最優先で交渉しましょう。

礼金の場合は貸主にも見返りがあるような交渉が望ましいので、以下のように交渉してみましょう。

短期違約金を条件に入れて、1年以内の解約は賃料1ヶ月分を違約金として支払うので、礼金を0にしてください

この条件で交渉すれば、ただ単に礼金を0にしてと言っているわけではないので、悪い気はされないでしょう。

期間は長い方が確率は上がる

少なくとも2年以上住むことが決まっている方であれば、1年以内ではなく2年以内に期間を延ばすことで、より交渉が成功する確率が高くなります。

そして、貸主も「この人は長く住んでくれそう」と思われることもあるので、お互いに良い関係が築けるかもしれません。

他社の情報も確認してみる

礼金は不動産会社が自由に決められることもあるので「suumo」や「HOME’S」で希望の物件情報を確かめてみましょう。

A社では礼金1ヶ月、B社では礼金0ということもよくあります。

もし他社で礼金が0のときは不動産会社に「他社が礼金0で募集してるので、御社も同じ条件にしてください」と伝えてみましょう。

②. 仲介手数料

仲介手数料も比較的交渉しやすく、無料にできることも多いので、かかるようであれば交渉しましょう。

この際、2社〜3社に見積もりをとって最安の金額を不動産会社の担当者に伝えましょう。

こちらも「suumo」や「HOME’S」で希望物件を取り扱っている不動産会社を探して「初期費用をメールで送ってください」と伝えます。

そして、仲介手数料の金額を確認して「C社は仲介手数料無料で契約できると言ってるのですが、御社はどうですか?」と確認してみましょう。

物件名をインターネットで検索する

最近では、物件名を検索するだけで「●●マンション|仲介手数料無料」と、たくさん出てくるので、内覧前の段階の人は仲介手数料が安い会社から問い合わせるのもアリです。

③. フリーレント

フリーレントとは、決められた日数分の家賃が無料になることで、取得できる平均値は0.5ヶ月〜1ヶ月です。

インパクトも少なくはなく、毎月の家賃よりは交渉しやすいため、つけてくれるように頼みましょう。

そして、交渉が成功しやすいのは引越しシーズン以外の3月下旬〜12月の毎月下旬です。

なぜなら、3月〜12月は閑散期にあたり、引越しする人が少なく契約が取れていないので、営業マンはその期間中に1件でも多く成約したいと焦っているからです。

そんなときには下記のように交渉してみましょう。

有効な交渉方法

今月中に契約と契約金の支払いを済ませることを条件に、来月分をフリーレントにしてくれるならすぐに申し込んで契約しますが、どうでしょうか?

月初めの交渉はNG

賃貸物件の場合、申し込み〜入居開始までは一般的に3週間前後なので、月初めに交渉しても効果は薄いです。

そうなると、交渉も受け付けてもらえないどころか、入居を急かされて当月中の日割り賃料も払うことになるので、月初めの交渉は絶対にやめましょう。

④. 火災保険料

賃貸物件の火災保険は加入が必須ですが、貸主が指定する保険会社に加入する義務はありません。

なので「自分で探して契約したいから、最低限の保証プランを教えてください」と、不動産会社に伝えましょう。

そして、教えてもらったプランを火災保険の会社に伝えればすぐに見合うプランを出してくれるので、あとは申し込みするだけです。

相場より安い火災保険会社

全労済」か「楽天損保」の火災保険が相場より半額近く安いので、不動産会社にここの会社で加入を希望すると伝えましょう。

契約完了したら保険証券が発行されるので、できる限り入居開始前までに提出することが望ましいです。

⑤. 鍵交換費用

鍵交換費用は貸主が支払うことが妥当と国が定めてるので、原則は貸主の管理業務のひとつです。

国交省ガイドラインには下記の通り記載されています。※21ページ記載

鍵の取替え(破損、鍵紛失のない場合) (考え方)入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人の負担とすることが妥当と考えられる。

上記のことから、貸主に交渉してもらうように不動産会社の担当者へ依頼しましょう。

私の経験上だと「鍵交換費用で契約がなしになるぐらいなら、貸主が負担する」となったケースが比較的多いです。

⑥. 入居安心サポート・除菌消臭費用

基本的に任意となり、万が一のときは民間のサービス会社でも対応できる内容なので、必要ないと伝えましょう。

また、各社商品名を変えて2年間で15,000〜20,000円前後の金額を説明もしないで請求書に盛り込むことがあります。

そのときは「必要ないので請求書から削除お願いします」と伝えましょう。

大手不動産会社の商品名一覧

アパマンショップエイブルミニミニ ピタットハウス 
商品名安心入居サポートコンシェルジュ24入居安心サービス安心サポート

6. まとめ

二人暮らしの家賃について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

家賃の目安は「年齢・勤務形態・年収」だけで決めずに、どんな目的で二人暮らしをするのか考えた上で、下記の表を参考にして決めましょう。

合計手取り月収25%の家賃30%の家賃
200,000円50,000円60,000円
250,000円62,500円75,000円
300,000円75,000円90,000円
350,000円87,500円105,000円
400,000円100,000円120,000円
450,000円112,500円135,000円
500,000円125,000円150,000円

また、家賃だけにとらわれず、二人暮らしをするときは3つの初期費用が必要になるので、お金の準備も事前にしておきましょう。

  • 部屋を借りるための初期費用
  • 家具家電を揃えるときの費用
  • 引越し業者に依頼する費用

そして、物件を探すときは下記の注意点を見直して、損することなく理想の部屋を決めてください。

  1. カップルの二人暮らしNGの物件がある
  2. 「家賃の目安」と「審査の基準」を把握する
  3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  4. 契約する不動産会社によって初期費用に差が出る
  5. 交渉すれば初期費用がさらに安くなる
  6. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

この記事を読んだことで、二人暮らしの家賃で悩むことなく、新生活をスタートできることを心から願っています。

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