引っ越し見積もりの流れと損しないために知っておくべき全知識

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引越しの見積りをとりたいけれど、「見積りをとる時の流れがわからない」「見積りをとる際、何を確認すれば良いのかわからない」などと思っていませんか?

見積りの際に確認する事項を把握していないと適正な価格の見積りが出なかったり想定していた内容と違う形で対応されてしまうことがあります。

この記事では、長年引越し業界に携わってきた筆者が、引越し見積りをとる際の見積り依頼から最終の業者選定までの流れ値下げの交渉術を下記の項目別に解説していきます。

    1. 見積り依頼から業者選定までの流れ
    2. 見積り依頼
    3. 当日までの準備
    4. 見積り当日
    5. 業者決定
    6. 少しでもお得に引越しをするために
    7. 引越し比較サイトを活用しよう

この記事を読めば、引越し見積りの流れがわかり、さらにお得に引越しができるようになるでしょう。

1.見積り依頼から業者選定までの流れ

引越し業者に費用を算出してもらうには基本的に訪問見積りが必要です。

訪問見積りとは引越し業者に実際に現在の自宅に訪問してもらい家財の量周辺の環境引越しの条件などを確認してもらいながら見積り額を算出してもらうサービスです。

訪問見積りの依頼から業者選定までの流れは左から順に以下の通りです。

引っ越し見積もりの流れの図解

荷物が少量でコンテナを使った単身パックを使う場合は訪問を行わず電話だけで見積りを取れることもあります。

しかし、単身の引越しでも荷物が多かったりベッドなどの大型の荷物を運ぶような引越しは訪問見積りが必要です。

家族引越しの場合はおおよそ9割の方が訪問見積りを行なっています。

2.見積り依頼

見積り依頼の流れは下記のとおりです。

引っ越し見積もりの流れの図解(見積もり依頼の流れ)

問い合わせの方法はいくつかありますので、ぞれぞれ問い合わせ方法の流れも含めて解説していきます。

2-1.問い合わせの方法は2つ

問い合わせの方法は下記の2つあり、特定の引越し業者に依頼するのが決まっているかどうかで使い分けをしましょう。

見積り依頼の2つ方法

  • 特定の引越し業者に決まっていない場合→引越し比較サイトを使う
  • 特定の引越し業者が決まっている場合→引越し業者に直接依頼する

特定の引越し業者に決まっていない場合

引越し比較サイトを使って問い合わせをするのがオススメです。

引越し比較サイトとはWEBで自分の引越しの情報を入力する事でめんどうな入力を何度も行わずに、複数社に一度で見積りを依頼できるサービスで引越しをする方の多くが利用しています。

引越し比較サイトは「引越し侍」を使うと見積り依頼の時点で概算見積もり額がわかるのでおすすめです。

特定の引越し業者が決まっている場合

直接業者に依頼するのがオススメです。

なぜなら引越し比較サイトを使うと目当ての業者が見積りの候補に出てこない可能性があるからです。

引っ越し比較サイトの候補一覧の画像

引用:LIFULL引越し

2-2.問い合わせの流れ

引越し比較サイトを使う場合はWEB、直接依頼する場合はWEBまたは電話で問い合わせが可能です。

引越し比較サイトの場合

引越し比較サイトを使った場合は下記のような流れになります。

引っ越し比較サイトを使った問い合わせの流れの図解

WEBで業者に直接問い合わせする場合

WEBで業者に直接問い合わせする場合は下記の流れになります。

WEBで業者に直接問い合わせる場合の流れの図解

電話で業者に直接問い合わせする場合

電話で必要事項を伝えその場で訪問見積りの日程が決まります。

2-3.事前のヒアリングの内容

上記のいずれの方法を使う場合も下記の5つの事項が必要になるので、事前に確認しておきましょう。

問い合わせた時に確認される5つの事

  • 現住所
  • 連絡先(メールアドレス・電話番号)
  • 引越し先の詳細(エレベーターの有無・何階建ての何階・道幅や搬入経路)
  • 引越しをする日
  • 運ぶ荷物の確認

2-4.複数の業者に依頼をするときに気をつけること

複数の業者に訪問見積の依頼する場合は下記の2点に気をつけましょう。

複数の業者に訪問見積の依頼する場合に気をつけること2つ

  • 同じ時間に複数の業者の見積りをとるのは避ける
  • 訪問見積りは同日に行い1時間づつずらす

同じ時間に複数の業者の訪問見積りをとるのは避ける

同時の複数業者の訪問は基本的にマナー違反のため見積りを辞退されてしまう可能性があります。

オークションのように値引きをさせる為に、同時に見積りを行っても業者に悪い印象を与えてしまっているので、上手く値引きができないケースが多いです。

どうしても時間の関係で同時に行わなければならない場合は事前に業者に伝えるようにしましょう。

訪問見積りは同日に行い1時間づつずらす

訪問見積りは同日にやった方が片付けなどの手間が省けるのでおすすめです。

また、訪問見積りの所用時間は30分〜1時間なので1時間ずつずらして依頼するようにしましょう。

3.当日までの準備

予約したあとは訪問当日までに準備をしておきます。

引っ越し見積もりの流れの図解(当日の準備)

訪問見積りの当日までに以下の3つをしておくことで損する事なく引越しの見積りを取る事ができます。

  • 部屋の片付け
  • 処分品の判断
  • 相場の確認
  • 引越しの日に幅を持たせておく

3-1.部屋の片付け

部屋が散らかっていると荷物が多い印象を与えてしまうため、余分に高く見積もられてしまう可能性があります。

どうしてもみられたくないものがある場合は、お風呂やトイレに避難させておきましょう。ただ、ダンボールに入らないものの場合は口頭で伝えておかないと当日積み込めない可能性があります。

見積もり前のかたづけについては「引越しの見積り前の片づけは必要?掃除のコツと金額を下げるための全知識」で詳しく解説しています。

3-2.処分する物の判断

事前に処分するものを判断しておくと無駄なものが見積りの対象になりません。

実際に処分するのは引越し当日までに済ませておけばで問題ありません。

引越し業者のオプションサービスで不用品の回収を行なっている場合もあるので、処分する方法もある程度調べておくと当日引越し業者と交渉がしやすくなります。

不用品の処分方法7つ

  • ネットオークションやフリマアプリで売る
  • リサイクルショップで売る
  • 知人に譲る
  • 粗大ゴミに出す
  • 家電リサイクルに法に従ってだす
  • 引越し業者に依頼をする
  • 不要品回収業者に依頼する

処分する際の手間」と「費用」の2つの観点から各処分方法を分布図にしたので参考にしてみてください。

不用品の処分方法 分布図

手間をかけても収入を得たい場合は、「メルカリ」などのフリマアプリ、とにかく楽したい場合は引越し業者に処分の相談をしましょう。

3-3.相場の確認

相場を把握しておく事で料金交渉がしやすくなります。

なぜなら、業者が1度目に提示するのは値下げの余地がある料金なので、値段交渉が必須です。

そのため、交渉の材料として把握しておきましょう。

通常期の相場

引越しの相場は繁忙期と通常期で違います。

下記は通常期(5月~2月)の相場の参考表です。

単身荷物小単身荷物大2人家族3人家族4人家族5人家族以上
~15km未満
(同市区町村程度)
28,000円36,000円59,000円71,000円88,000円127,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
31,000円39,000円65,000円78,000円99,000円129,000円
~200km未満
(同一地方内)
39,000円52,000円78,000円92,000円118,000円168,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
49,000円66,000円113,000円134,000円139,000円189,000円
500km~
(長距離)
57,000円80,000円140,000円168,000円200,000円243,000円

繁忙期の相場

繁忙期は通常期の1.5~3倍の料金になります。

下記は繁忙期(3月,4月)の相場の参考表です。

単身荷物小単身荷物大2人家族3人家族4人家族5人家族以上
~15km未満
(同市区町村程度)
33,000円45,000円73,000円88,000円108,000円140,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
39,000円51,000円79,000円108,000円122,781円160,000円
~200km未満
(同一地方内)
49,000円66,000円104,000円141,000円162,000円184,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
54,000円84,000円134,000円188,000円225,000円329,000円
500km~
(長距離)
69,935円100,000円184,000円252,000円285,000円324,000円

4-4.引越しの日付に幅を持たせる

引越しの日時に余裕がある場合は引越し日時に幅を持たせると引越しの費用が安くなる可能性があります。

下記に該当する日時を希望している場合で、他の日でも引越しが出来る場合は第一希望の日時に加えて、妥協出来る日時も業者に伝えて比較するようにしましょう。

また、時間を指定しない「フリー便」は安くなる傾向があります。

見積り料金が高くなりやすい日時

  • 土日、祝日
  • 午前中
  • 大安

4.見積り当日

訪問見積りの当日の流れは以下の通りです。

引っ越し見積もりの流れの図解(訪問見積もり当日)

下記で当日の流れに沿って詳細の解説をしていきます。

4-1.挨拶

相見積りを予定している場合は以下の2つを伝えるようにしましょう。

相見積りをしている事を伝えるかどうかで提示してくる金額は変わってきます。

最初に伝えるべきこと2つ

  • 複数の業者に見積りを依頼しているという事
  • 同日の行う複数業者が訪問する場合、次の業者がくる時間

4-2.荷物量の確認

正確な量の荷物で見積りを出してもらわないと当日荷物が乗りきらず割高な追加料金が発生してしまったり、大きすぎるトラックで無駄な料金を支払う可能性があります。

自分で運ぶ荷物や処分する荷物がある場合は見積りに加算されないよう、この時に伝えましょう。

クローゼットや押入れの中も依頼者に了解を取った上で確認を行いますが、見られたくない場合は中の荷物を正確に伝えられるようにしておけば問題ありません。

また、家の中だけでなく、倉庫などの家の外にある荷物も忘れずに確認してもらいましょう。

4-3.引越し内容を伝える

営業担当者に引越しの内容をヒアリングされるので、下記の6つを伝えましょう。

見積り依頼の時に伝えている内容もありますが、間違いがないよう改めて確認されます。

訪問見積り当日に伝える事6つ

  • 引越しの希望日時(日付とおおよその時間)
  • 引越し先の周辺状況(道幅や搬入経路)
  • エアコンの取り付け・取り外しの有無
  • 荷造り、荷解き作業の有無
  • 電気工事(洗濯機・テレビ配線など)の有無
  • 自動車やバイクなどの陸送の有無

また、下記3つを運ぶ場合は特殊な管理が必要になるため、引越し業者に必ず伝えるようにしましょう

事前に申請が必要な荷物3つ

  • 動植物などの生き物
  • ピアノ
  • 美術品や骨董品

下記の運送を依頼するには基本的に別途料金がかかりますが申請を忘れてしまっていた場合、業者にこれらの荷物の受け取りを拒否される可能性があります。

標準引越運送約款「第三章 荷物の引き受け」に記載

他にも業者によって害虫駆除やハウスクリーニングなどのオプションサービスがありますので確認をしてみましょう。

4-4.サービスの説明

これまで伝えた内容をもとに、引越しのサービス内容に関する説明が業者からあります。

説明される内容

  • 引越し当日の作業内容
  • 引越し当日のスケジュール
  • 引越運送約款、保険に関して
  • 自社の強み

国土交通省が定めている一般的な契約内容「標準引越運送約款」を使用している業者が多いのであらかじめ確認しておき、独自の約款を定めている業者については標準引越運送約款と違う点だけを説明してもらえば全て説明してもらう手間が省けます。

4-5.見積書の作成

見積書は引越し当日の確認書でもあります。金額だけでなく他の重要な事項が記載されているので必ず確認を行うようにしましょう。

全部の内容をしっかり確認することが望ましいですが、特に注意するポイントを5つにまとめました。

見積書で確認するべき事項5つ

  • 荷物輸送の契約方式
  • 作業内容の確認
  • オプションサービスの確認
  • キャンセル料の確認
  • 料金の確認

上記について詳しく解説をしていきます。

荷物輸送の契約方式

荷物輸送には「全積み契約」「積みきり契約」の2種類ありますが、全積み契約がおすすめです。

■全積み契約

依頼した荷物は全て運んでもらえる契約です。

もし、トラックに積み込めない荷物が発生しても業者が責任を持って対応してくれます。

■積みきり契約

トラックに積めるだけの荷物しか運ばない契約です。

全積み契約より見積り額は安くなることが多いですが、積め込めなかった荷物があった場合は追加料金が発生するか自身で別途運ぶ必要があり、結果的に割高になってしまう可能性があります。

荷物の少ない単身引越しの場合は検討しても良いですが、2人以上の場合は全積み契約にすることをおすすめします。

作業内容の確認

家具や家電の取り外し・取り付け、解体・組み立てなど引越し業者がどこまで行ってくれるかを確認しておきましょう。

業者やプランによって対応範囲は異なりますが、参考の対応範囲を下記にまとめました。

 荷物有料か無料か備考
大型家具無料ベッドなどの大型家具については引越し業者が梱包から組み立てまで対応してくれることが多いですが、見積書に記載のない場合、確認をしておきましょう。
照明無料基本的には引越し業者が取り付け・取り外しまで行ってくれます。
洗濯機一部有料設置までは行ってくれますが、給水ホースや排水ホースの接続については有料になることもあります。
テレビ一部有料アンテナ線やコンセントを挿すと行った作業は行ってくれますが、レコーダーとの接続に関しては有料の場合が多いです。
パソコン一部有料配置までは業者が行ってくれますが、モニターやプリンタ、ネット回線への配線、接続は有料となる場合が多いです。
エアコン有料取り付け・取り外しに関しては基本的に有料のオプション場合が多いです。
ウォシュレット有料取り付け・取り外しに関しては基本的に有料のオプション場合が多いです。

オプションサービスの確認

希望しているオプションサービスが記載されているか、また、依頼していない作業が記載されていないかを確認しましょう。

不用品の回収を依頼している場合は回収してもらう荷物も忘れずにチェックするようにしましょう。

キャンセル料の確認

キャンセル料は引越しの3日前までは発生しませんが念の為、確認をしておきましょう。

下記に標準引越運送約款に記載されているキャンセル料をまとめましたので参考にしてください。

引越しの3日前まで無料
引越しの2日前まで運賃及び料金の20%以内
引越し前日まで運賃及び料金の30%以内
引越し当日運賃及び料金の50%以内

標準引越運送約款「第二十一条 解約手数料又は延期手数料等)」に記載

料金の確認

上記について確認ができたら最終的な金額を確認しましょう。追加料金が発生する場合なども確認しておけると良いです。

また、クレジットカードに対応している業者も増えてきているので支払いの方法とタイミングについても併せて確認しておきましょう。

4-6.訪問見積りで気をつけるべき点

訪問見積りの際に気をつける点を3つにまとめました。

訪問見積りで気をつけるべき点3つ

  • 営業マンとの口約束は危険
  • 無料のダンボールは契約後にもらう
  • 訪問後に荷物が増減したら連絡

営業マンとの口約束は危険

営業マンとの約束は見積書などの書面に記載してもらうようにしましょう。

引越し当日は営業マンは同行しないので口で了承を得ていても書面に残っていないと当日作業員とトラブルになる可能性があります。

無料のダンボールは契約後にもらう

多くの業者は訪問見積りの際に無料のダンボールを置いていってくれますが、契約しなかった場合、返送料を支払うことになるため契約が決まってからもらうようにしましょう。

訪問後に荷物が増減したら連絡

訪問後に処分する荷物が出てきたり、運んでもらいたい荷物が出てきたら正確な料金を算出してもらうために連絡を行いましょう。

5.業者決定

業者決定の流れは以下の通りです。

引っ越し見積もりの流れの図解(業者決定の流れ)

ここでは最も重要な値下げ交渉を中心に解説していきます。

5-1.交渉する上でのポイント

下記の6つを踏まえた上で交渉を行いましょう。

交渉をする上でのポイント6つ

  • 相見積りをとる
  • 予算は伝えない
  • 判断のポイントが値段である事をキッチリと伝える
  • 自分に選択権は無いことを伝える
  • いつまでに決めるかを伝える
  • 値下げ交渉は基本1回

上記について詳しく解説をしていきます。

相見積りをとる

相見積りをとることで、他者の見積り額を交渉材料にすることができます。

詳細については次の章で解説していきます。

予算は伝えない

予算を伝えると予算より安い金額にするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。

判断のポイントが値段である事をキッチリと伝える

特に大手の場合、値段以外の安心感などを交渉材料にして値段の交渉を避けてくる場合があるので、値段で判断する事を明確にして値下げをしやすくしましょう。

自分に選択権が無い事を伝える

自分以外の第三者に決定権がある事を伝える事で即決を求めてくる営業担当者を抑止できます。

また、断りの連絡を入れる際も自身に選択権がないと断りやすいです。

学生の場合は両親、社会人の場合は会社に決定権があるなどと伝えましょう。

いつまでに決めるかを伝える

営業担当者も期限をしっかりと伝えることで即決を求めてくる事を抑止できますし、営業担当者も結果が早くわかるのでやる気を出してもらいやすいです。

あまり時間をおきすぎてもトラックの空き状況などが変わってしまうので、訪問見積りの翌日か翌々日ぐらいに決められると良いです。

もちろん、必ずその期日までに決めないといけないわけではないので、迷ったり不安な場合はじっくりと考えてから結論を出しても良いです。

値下げ交渉は基本1回

値下げ交渉は1社につき1回が望ましいです。

2回以上してしまうと、営業担当者にエンドレスに値下げ交渉をされるのではないかという印象や「面倒な客」という印象を与えてしまいます。

ただし、最終決定の時は「この金額より安かったら御社にする」「この金額だったら御社にする」と言えば値段交渉がエンドレスに続くという印象もたれないので2回目の値下げ交渉を行っても問題ありません。

特に3〜4月の繁忙期に交渉をしすぎると逆に断られてしまう可能性もあるので注意しましょう。

5-2.具体的な交渉術

訪問見積りの具体的な交渉術について説明していきます。

1社目

1社目は比較する見積り額がないので「相見積りをとって一番安いところにお願いをします」と伝えておきましょう。

2社目以降

まず、前の業者の具体的な見積り額は伝えず、「想定以上に安くなった」などプレッシャーをかけてみましょう。

その上で提示してもらった金額が前の業者より高ければ前の業者の金額を伝え値下げしてもらいましょう。

前の業者よりも安ければ前の業者より安かったことは伝えずに、「検討します」とだけ伝えましょう。

最後の1社の見積りが出たら

上記の流れで最後の1社の見積り額が出たら最初の1社目に最後の1社の見積り額を提示し値下げ交渉を行いましょう。

2社目以降でまだ値下げ交渉をしていない業者があれば同じ手順でこれを繰り返し行います。

5-3.交渉を踏まえて業者を選ぼう

値段以外にも各引越し業者でサービスの内容に特徴があるので、金額以外も重視したい方に業者を選ぶポイントをまとめました。

また、相見積りを取っていると、どの引越し業者がどういった内容であったか混同してしまう事もあるので、表にまとめる事をおすすめします。

A社B社C社
営業の対応良い高圧的普通
保証内容別途保険あり標準引越運送約款のみ別途保険あり
作業員正社員2名アルバイト1名正社員1名アルバイト2名正社員2名
梱包資材ダンボール
ハンガーBOX
シューズラック
食器ケース
ダンボール
ハンガーラック
ダンボールのみ
靴下履き替えサービス有りなしなし
見積り額90,000円85,000円80,000円
最終決定

引越し業者を選ぶポイント6つ

  • 到着時間
  • 営業の対応
  • 保険の内容
  • 作業員の人数と構成
  • 梱包※資材の特徴
  • 靴下履き替えサービス

※梱包(こんぽう)・・・引越しの際に家具、家電を汚したり、壊さないよう保護する作業

上記について詳しく解説をしていきます。

営業の対応

他社と検討したいと話しているにも関わらず、しつこく営業をしてくる営業担当者は自分の営業成績が優先になっている可能性があるので、気をつけるようにしましょう。

保証内容

基本的に引越し業者は標準引越運送約款という国土交通省より告示されているルールに基づいた保証を行なっていますが、それに加えて引越し業者の負担で保険に入っている場合もあります。

また、標準引越運送約款ではなく独自の約款を使用している業者もあるので、どういった保証内容なのか確認するようにしましょう。

作業員の人数と構成

人数だけでなく正社員とアルバイトの人数の構成も確認しておきましょう。

正社員人数が多く構成されている方が安心して作業を任せられます。

梱包資材の特徴

特にハンガーラックや食器ケース、ジューズラックなど個人では用意しずらい特別な梱包資材があるのでどのようなものをいくつ用意してくれるのか確信しましょう。

ダンボールも業者によって枚数が違ったり有料の場合もあります。

靴下履き替えサービス

特に雨の日畳の部屋がある引越しの場合は汚れを防止する事ができます。

5-4.断りの連絡を忘れない

業者決定の際、断る業者に対しての断りの連絡はしなくても良いです。

ただ、成約の意思確認の連絡がくるのがわずらわしいという場合最後に料金を下げる交渉をしたい場合は連絡が必要です。

成約の意思確認がわずらわしい場合のメールテンプレ

もう契約をする可能性のない業者への連絡はメールがおすすめです。

なぜなら、複数の業者に対してメールの内容を流用して使え、連絡するタイミングも気にする必要がないからです。

件名:○月○日の訪問見積りの件

○○引越しセンター

▲▲様

お世話になっております。

○月○日に訪問見積りをいただいた○○でございます。

先日はご足労いただきましたありがとうございました。

引越しの件ですが、転居先の都合で引越の時期が延期になり、引越し日が未定となってしまいました。

大変恐縮ではございますが、お見積りいただいた件はキャンセルをさせていただきます。

何卒よろしくお願いいたします。

最後に料金交渉をしたい場合の会話例

見積り金額が安くなれば契約しても良い業者に連絡する場合は営業担当に直接電話で連絡をしてみましょう。

契約しようとしている業者の料金や条件を伝えると、より良い条件を提示してくれる場合があります。

最終交渉をした業者と契約する場合、契約済みの業者へ連絡を入れるのを忘れないようにしましょう。

お世話になっております。先日の訪問見積りしていただいた○○です。

訪問見積りの際は、色々とアドバイスをいただき、ありがとうございました。

今回は見積りの件でご連絡をさせていただいたのですが、今お時間よろしいでしょうか?

実は、他社さんが○○,○○○○円でやっていただけるとおっしゃっていて、もし、▲▲,▲▲▲円まで値下げしていただけるのであれば、

御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?

5-5.当日までの準備(荷造り)

当日までに荷造りができていない場合、梱包作業の追加料金を請求される程度で済めば良いですが、最悪の場合、50%のキャンセル料を請求され引き上げられてしまう可能性もあります。

そんな事にならないように計画的に荷造りを行う事が大切です。

荷造りをする上で抑えておくべきポイントを4つにまとめました

荷造りのポイント4つ

  • 荷造りを始める目安は2週間前
  • ダンボールに中身を記載する
  • 普段使わないものから順に荷造を進める
  • エリアごとに荷物をまとめる

上記について詳しく解説していきます。

荷造り以外の手続きに関しては引越しですべき36の手続き|チェックリストでやり忘れを防ぐ!を確認しましょう。

荷造りを始める目安は2週間前

荷物の少ない単身者の場合は1週間前からでも間に合う場合もありますが、荷造りの際にでたゴミを捨てる曜日なども計算しておくようにしましょう。

ダンボールの中身を記載する

引越し先で荷解きをする際に何が入っているかが一目でわかるよう「品目」「どこに置かれていたか」も記載しておきましょう。

普段使わないものから順に荷造りを進める

季節外れの衣類や押入れの奥にある普段使わないものから先に荷造りをしましょう。

以下のものは当日まで使うので一つのダンボールにまとめて直前まで封をしないようにしましょう。

当日まで使うもの9つ

  • 洗面、入浴用具
  • 携帯電話の充電器
  • 最低限の食器や料理道具
  • ティッシュペーパー、トイレットペーパー
  • 工具、掃除機
  • はさみ、カッター
  • 雑巾
  • ガムテープ
  • ごみ袋

エリアごとに荷物をまとめる

洗面台や台所などエリアごとにまとめて荷造りをすると荷解き際に整理が楽になります。

また、玄関から通りエリアから荷造りをしていくと移動の邪魔になりずらいです。

6.少しでもお得に引越しをするために

引越し業者を選ぶ際は必ず相見積りをとって比較するようにしましょう。

なぜかというと引越しの金額は荷物の量や移動距離だけでなく、業者のトラックの空き状況や周辺の道路状況など様々な状況を加味した上で算出され定額の料金ではないからです。

そのため、同じ条件でも業者によって料金に差がててくるのです。

実は消費者庁が管轄している国民生活センターでも下記のように呼びかけています。

見積りは複数の事業者に依頼し、価格だけでなくサービス内容も十分に検討すること

引用:国民生活センター

6-1.何社から相見積りを取れば良いか

3~4社から取るのがおすすめです。

5社以上から見積りを取ると当日の対応だけでなくその後の交渉や断りの連絡が大変になってしまいます。

6-2.どんな業者を選べばよいか

大手業者と中小業者の両者から取るのがおすすめです。

大手の方がサービスへの安心感はあり、トラックも多いので安いこともありますが、中小の業者は知名度で大手の業者に劣る分、安い値段で引き受けてくれることがあるからです。

このように特徴の違う大手と中小の両者から見積りをとった方が安い見積りがでる可能性があります。

7.相見積りをとる際は一括見積もりサイトがおすすめ

相見積もりをとるさいは一括見積もりサイトを使ってとるのがおすすめです。

7-1.一括見積りサイトがおすすめな理由

相見積りをとる際は一括見積りサイトを使う事で簡単に自分の条件にあう引越し見積をとる事ができるのでおすすめです。

一括見積りサイトの4つのメリット

  • 相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれるから
  • 中小の引越し業者の口コミなどがわかるから
  • 自分の引越し条件で対応可能な業者がわかるから
  • 一度の情報入力で複数社から見積りが取れるから

相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれるから

一括見積りサイトを使うと、引越し業者は自動的に他社の金額を意識して安い金額を提示してくれます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれるから

さらに、料金交渉を行う際も他社の金額を材料にする事ができます。

中小の引越し業者の口コミなどがわかるから

相見積りをとる際は、大手の業者だけではなく中小の業者からも見積りをとることをおすすめします。

なぜなら、中小の業者は知名度で大手の業者に劣る分、安い値段で引き受けてくれることがあるからです。

一括見積りサイトを使えば、知名度のない中小の業者でも、利用者の口コミを参考にしたり、概算の見積り額もわかる事があるので選びやすいです。

逆に、個人で中小の業者を探す場合、知名度がないので判断材料が少なく良い中小の業者を探すのが難しいです。

自分の引越し条件で対応可能な業者がわかるから

引越し業者によっては対応していないエリア対応していないサービスがある場合がありますが、一括見積りサイトを使えば、自分の条件や要望にあった業者が候補に出てきます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 自分の引越し条件で対応可能な業者がわかるから

逆に個人で業者に問い合わせをした場合、せっかく問い合わせをしたのに希望の引越し条件に対応していないといった場合もあります。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 自分の引越し条件で対応可能な業者がわかるから

一度の情報入力で複数社から見積りが取れるから

相見積りをとる場合、一括見積りサイトを使えば一度の入力で複数の業者に見積りをする事ができます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 一度の情報入力で複数社から見積りが取れるから

個人で相見積りを取ろうとした場合、同じ情報をそれぞれの業者ごとに入力する必要があるので、一括見積りサイトを使う事で手間を大幅に削減する事ができます。

一括見積もりサイトを使わず個人で見積もり予約した場合の図解

相見積りの際は一括見積りサイトを使う事で自分の引越し条件にあった業者に簡単に相見積りをとる事ができます。

7-2.一括見積りサイトを使うと実際に安くなるの?

下記のように実際に一括見積りサイトを使うことで安くなった事例が多いです。

実際、筆者も一括見積りサイトを使うことで引越しの見積り額を7割以上安くすることができました。一括見積りサイトを使って実際に安くなった口コミの解説 一括見積りサイトを使って実際に安くなった口コミの解説

引用:引越し侍  

また、ツイッターでも半額以上安くなったという事例が多くあります。

Twitter名最初の見積もり費用値引き後差額値引き率
@patag0n071440万円16万円24万円60%
@v0tivkirche2422万円15万円7万32%
@mare_nishikawa7万円3万5千円3万5千円50%
@iurabch9万7千円7万円2万7千円28%
@Funkysan118万円4万円4万円50%

7-3.一括見積りサイトは引越し侍がおすすめ

引越し侍」は一括見積りサイトの中でも最安になる可能性が一番高い業者を見つけやすいのでおすすめです。

引越し侍の公式ページ

引用:引越し侍

引越し侍」は引越し見積りの依頼件数が累計3000万件以上を誇り、引越し比較サイトの中でもトップクラスの依頼件数を誇る引越し比較サイトです。

運営会社株式会社エイチーム
運営会社の株式上場東証一部上場
提携業者数280社以上
サービス開始2010年〜
対応エリア全国
見積り依頼件数3110万件

引越し侍の特徴

安さを重視するのであれば引越し侍がおすすめです。

引越し侍の特徴は概算見積りがわかった上で複数社に見積り依頼が可能なので、安くなりやすそうな業者に絞って見積り比較、料金交渉ができます。

概算見積額のわかるサイトの説明の図

概算見積りがわからないサイトは、何を基準に選べば良いのかがわかりづらいです。

引越し侍の利用者の口コミ

口コミ・評判

女性(37歳)
前の引越しの時に安かった引越し業者にまた依頼するしたところ15万と言われた見積りが、引越し侍で見つけたの業者だと6万円だったのでビックリしました。

引越し侍を使う上での注意点

引越し侍は、見積もりのパターンが複数あり、それぞれどんな形で見積もりが取れるかが異なります。

上記のように、複数業者の概算額を出した上で、安い業者に絞って見積もり依頼ができるのは「Web見積もり」だけですので、間違えないようにしましょう

引越し侍の公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

8.Q&A

見積りにあたり気になるであろう点をまとめました。

Q.引越し見積りはどのぐらい前に取れば良い?

単身者の場合、引越し予定日の2〜3週間前2人以上の場合、引越し予定日の1ヶ月前に依頼をする方が多いです。

訪問見積りについては業者に空きがあれば当日対応してもらえる場合もあります。

ただ、料金を安くしたり要望を通しやすくするには「引越し先」と「引越し予定日」がわかった時点で見積り依頼をしましょう。

特に3〜4月の繁忙期は直前に依頼をすると条件交渉の前に対応してくれる業者を探すのが大変になりますので、2ヶ月前を目安に依頼できると良いです。

Q.お茶出しのタイミングは?

A.営業マンが見積書を作成している時がベストです。

ぺットボトルのお茶ですと、その場で飲まずに持ち帰ることもできるのでオススメです。

また、お茶菓子は気を遣わせてしまうので不要です。

Q.女性の営業担当者に対応してもらうことはできる?

A.流通業界大手の佐川急便のグループ会社であるSgムービング社のレディースムービングというサービスを使いましょう。

見積り担当者も女性に指定する事ができます。

他の業者でもレディースプランを扱っている業者はありますが、見積り担当者については指定できないことがあるので事前に確認してみましょう。

Q.見積りは無料?

A.基本的に無料です。

前述した標準引越運送約款に「見積料金は請求しない」という内容が書かれているからので、ほとんどの見積りの費用は発生しません。

独自の約款を定めている業者がありますが、そういった業者は避けた方が無難です。

9.まとめ

引越しの見積りをとるまでの流れはお分かりいただけたでしょうか?

引っ越しは下記の流れで進みます。事前に流れや確認事項を整理してスムーズにそして有利に交渉を進めるようにしましょう。

引っ越し見積もりの流れの図解

下記に「当日までにやるべき事」「当日気をつけるポイント」「交渉をする上で気をつけるポイント」の3つに分けてやるべき事や気をつけるポイントをまとめました。

訪問見積り当日までにやっておくべきこと

当日までにやるべき事は下記の4つです。

当日までにやるべき事4つ

  • 見積り依頼をする
  • 部屋の片付けをする
  • 処分するもを判断する
  • 相場の確認をする

訪問見積り当日に気をつけるポイント

訪問見積り当日に気をつけるポイントは下記の4つです

訪問見積り当日に気をつけるポイント4つ

  • 家の外の荷物も忘れないように見てもらう
  • 事前に申請が必要な荷物(動植物・骨董品や美術品・ピアノ)は必ず伝える
  • 見積書と引越運送約款※の内容は必ず確認する
  • 営業担当者との約束は全て書面にしてもらう

交渉する上で気をつけるポイント

値下げ交渉の際に気をつけるポイントは下記の6つです。

交渉をする上でのポイント6つ

  • 相見積りをとる
  • 予算は伝えない
  • 判断のポイントが値段である事をキッチリと伝える
  • 自分に選択権は無いことを伝える
  • 最終決定の期限を伝える
  • 値下げ交渉は2回まで

この記事を読んでいただいた方がよりお得に引越しができることを願っています。

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