引っ越し時にマイナンバーの手続きは必要?しないと起こるデメリットと手続き方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

「引っ越しの際はマインナンバーの手続きは必要?」「引っ越ししたらマイナンバーって変わるの?」など引っ越しの際にマイナンバーがどうなるのか知りたいと思っていませんか?

マイナンバーの手続きを怠ると、カードの効力が失効してしまう場合もあるので注意しましょう。

この市役所で窓口担当だった筆者が、これまでの経験やリサーチ、法律をもとに引っ越しの際のマイナンバーの住所変更の方法を下記の流れで解説をしていきます。

  1. 引っ越ししたらマイナンバーの手続きは必要?
  2. マイナンバーカードを使えば転出・転入の手続きが楽になる!
  3. 引っ越しの際のマイナンバーに関するQ&A

この記事を読めば、引っ越しの際にすべきマイナンバーの手続きの方法がわかり、マイナンバーに関する疑問が解消されるでしょう。

1.引っ越ししたらマイナンバーの手続きは必要?

引っ越しをした際はマイナンバーの住所変更の手続きが法律で義務付けられています。(マイナンバー法※第7条)

この章ではそんなマイナンバーの手続きの方法について解説をしていきます。

※正式名称:行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律

1-1.引っ越し時のマイナンバーの住所変更の方法

引っ越しの際のマイナンバーの住所変更の方法は簡単で「必要なものを持って行き、役所の窓口に提出する」だけです。

記入が必要な書類もないので下記の知っておくべきことを把握して、引っ越し時にすべき他の手続きと併せて済ませましょう。

手続きすべき人全員
手続きの期間引っ越し後14日以内
手続きの場所引っ越し後の役所(同一市内の引っ越しはこれまでの役所)
手続きに必要なもの同一世帯全員分の「マイナンバーカード」か「通知カード」※
□窓口に行く人の本人確認書類

なお、窓口は転入届や転居届と同じ窓口となり、場所は役所の人に聞けば教えてもらえます。

また、引っ越し時に併せてすべき手続きは「引っ越し時に役所ですべき手続き一覧|必要なものとするタイミングを完全網羅!」で紹介しています。

※「マイナンバーカード」と「通知カード」の見本

1-2.手続きしないとどうなる?

手続きが済むまでマイナンバーカードが身分証として使えなくなります。

さらに、転入・転居届の手続き※をしてから90日以内にマイナンバーの住所変更手続きをしないとカードが失効し再発行(1,000円)の手続きをすることになります。

なお、通知カードは身分証としての効力はないので、手続きをしなくても具体的なデメリットや罰則はありませんが、法律違反にはなるので手続きは必ず行いましょう。

※役所での住所変更の手続き

1-3.代理人手続きには委任状が必要

マインバーの住所変更手続きは「引っ越しをする本人」「引っ越しする本人の世帯主」以外に「代理人」でも手続きをすることができます。

家族引っ越しの場合は「家族全員が引っ越しした本人」なので、家族全員が委任状不要で手続きする事ができます。

なお、代理人による手続きを行う場合は委任状が必要なので注意しましょう。

代理人によるマイナンバーの手続きに必要なもの

  • 代理人の本人確認書類
  • 引越しする人の「マイナンバーカード」か「通知カード」
  • 引越しする人が書いた委任状

委任状は各自治体で様式がバラバラなので「お住まいの市区町村名+委任状」とインターネットで検索して手続きする自治体のものをダウンロードしましょう。

▼委任状の書き方見本

引用:神奈川県横浜市ホームページ

マイナンバカードの住所変更は自分でした方が楽

マイナンバーカードの住所変更は代理人に任せるよりも、自分でした方が楽です。

なぜなら、マイナンバーの手続きだけ代理人に依頼した場合、結局、他の手続きのために自分で役所へ行かなくてはならないからです。

なお、他の手続きも含め代理人にお願いした場合でも、ぞれぞれの手続きを間違えないよう事前に代理人とやりとりしなければならず、逆に手間がかかる事が多いです。

自治体によっては手続きごとに委任状の作成を求められる場合もあり、その場合は手間がかなりかかります。

土日に手続きできる場合もある

平日に役所へ行く時間がなかなか取れない人は、自治体によって土日でも対応している場合があるので、まず引っ越し先の役所が土日にやっているかどうか?を調べましょう。

自分の自治体が休日でも対応してくれるかどうかは「お住まいの市区町村名+休日窓口」とインターネットで検索すると調べられます。

2.マイナンバーカードを使えば転出・転入の手続きが楽になる!

「市外へ引っ越しをする人」は、引っ越し前後の役所で転出・転入の手続きを行う必要がありますが、マイナンバーカードを使うと手続きが簡単になります。(「特例転出・転入」という)

「特例転出・転入」をすると転入の手続きの際に「転出証明書」の提出が不要になるので、転入手続きの際に提出する書類を減らすことができます。

なお、通知カードしか持っていない人は「特例転出・転入」はできません。

2-1.特例転出の方法

「特例転出・転入」をしたい場合は、引っ越し前の役所で転出の手続きをする際に、通常の転出届の必要なものに加えてマイナンバーカードを持っていきましょう。

なお、手続きにはカード作成時に設定した暗証番号が必要です

暗証番号を忘れた場合でも、マインンバーカード以外の本人確認書類があればパスワードの再設定ができます。

手続きできる人マイナンバーカードを持っている人
手続きの期間引っ越し日の14日前〜引っ越し後14日以内
手続きの場所引っ越し前の役所
手続きに必要なもの引っ越しする人のマイナンバーカード※
□窓口に行く人の本人確認書類
□窓口に行く人の印鑑

※家族引っ越しの場合は家族のうちの一人のマイナンバーカードがあれば全員分手続きできます。

ただ、手暗証番号が必要なので、窓口に行く人のカードを使うのが一般的です。

2-2.特例転入の方法

転入の際は、マイナンバーカードの住所変更も併せて行うので、家族全員分のマイナンバーカードが必要になります。

なお、転入時にも暗証番号が必要になります。

手続きできる人マイナンバーカードを持っている人
手続きの期間引っ越し後14日
手続きの場所引っ越し後の役所
手続きに必要なもの同一世帯全員分のマイナンバーカード
□窓口に行く人の本人確認書類
□窓口に行く人の印鑑

3.引っ越しの際のマイナンバーに関するQ&A

Q1.引っ越ししたらマイナンバー番号は変わるの?

A.変わりません。

変わるのはマインナンバーカードや通知カードに記載される住所だけです。

番号が漏洩し不正利用される恐れがある場合を除き、番号が変わることはありません。

Q2.マイナンバーカードや通知カードを忘れたら役所での手続きができない?

A.できます。

ただ、マイナンバーの住所変更の手続きができなくなるので、再度、マイナンバーの住所変更の為に役所へ必要があります。

なお、マイナンバーカードを本人確認書類として使おうとしていて忘れた場合は他の手続きもできなくなります。

マインナンバーカードや通知カードがいつ、どの手続きに必要なのかをまとめました。

転出
(引っ越し前)
転入・転居
(引っ越し後)
マイナンバーの手続き不要必要
特例転出・転入必要必要
マイナンバー以外の手続き不要不要

Q3.マイナンバーカードの発行申請中に引越しても大丈夫?

A.申請が無効になってしまいます。

その場合、引っ越し後の役所で再度マイナンバーカードの申請を行う必要があります。

この際に気をつける点があるのでまとめました。

引っ越し後にマイナンバーカードを申請する際に気をつけること

  • 旧役所が発行した交付申請書は使えない
  • 先に通知カードでマイナンバーの住所変更を行う

上記を踏まえて、引っ越し後のマイナンバーカードの交付申請の流れをまとめました。

Q4.特例転出・転入は代理人でもできる?

A.自治体によって対応が異なります。

「市区町村名+マイナンバー問い合わせ」と検索して窓口に問い合わせをしましょう。

Q5.海外に引越すときも手続きが必要?

A.マイナンバーカードと通知カードの返却が必要になります。

Q6.マイナンバーカードの追加領域が埋まった場合はどうすれば良い?

A.無料で新しいマイナンバーカードに交換してくれます。

Q7.結婚して苗字が変わった場合も手続きは必要?

A.必要です。

なお、苗字が変わった場合はマイナンバーカード、通知カードに加えて「新しい名前のわかる本人確認書類(住民票のコピーや戸籍謄本など)が必要になります。

Q8.マイナンバーカードを無くしてしまった。

A.今すぐに下記の電話番号へ電話してマイナンバーカードの停止手続きをしましょう。

マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
※紛失の場合は365日24時間対応してもらえます。

マイナンバーは重要な個人情報なので、必ず電話してください。

停止手続きができたら下記の流れで再発行の手続きをしましょう。

なお、再発行の手続きに必要なものは下記の通りです。

再発行手続きに必要なもの

  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 再発行の申請用紙
  • 再発行の手数料(マイナンバーカード1000円、通知カード500円)

Q9.通知カードとマイナンバーカードの違いは?

A.両者の違いは下記の通りです。

マイナンバーカード通知カード
持っている人別途カード交付手続きをした人全員
顔写真がついているか?×
身分証として使えるか?×

Q10.マイナンバーカードに有効期限はある?

A.マイナンバーカードの期限は発行してから10年(未成年者は5年)です。

なお、通知カードには有効期限はありません。

Q11.本人確認書類って何が有効なの?

A.本人確認書類として有効なものをまとめました。

1点で証明になるもの下記のうちいずれか2点で証明になるもの
  • 個人番号カード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 写真付き住民基本台帳カード
  • 身体障害者手帳
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 運転経歴証明書
  • 国民健康保険、健康保険、船員保険、または介護保険の被保険者証
  • 共済組合員証
  • 国民年金手帳
  • 国民年金、厚生年金保険、または船員保険に係る年金証書
  • 写真無し住民基本台帳カード
  • 学生証

Q12.その他でマイナンバーカードについて知りたい!

A.マイナンバー総合サイトまたはお住まいの市区町村へ問い合わせを行いましょう。

マイナンバーカード総合サイトの問い合わせ先:https://www.kojinbango-card.go.jp/otoiawase/

市区町村の窓口がわからない場合は「市区町村名+マイナンバー問い合わせ」と検索してみましょう。

まとめ

引っ越しの際のマイナンバーの手続きについておわかりいただけたでしょうか?

引っ越しの際は必ずマイナンバーの住所変更の手続きが必要です。

手続きの方法は簡単で「必要なものを持って行き、役所の窓口に提出する」だけです。

記入が必要な書類もないので下記の知っておくべきことを把握して、手続きを済ませましょう。

手続きすべき人全員
手続きの期間引っ越し後14日以内
手続きの場所引っ越し後の役所(同一市内の引っ越しはこれまでの役所)
手続きに必要なもの同一世帯全員分の「マイナンバーカード」か「通知カード」※
□窓口に行く人の本人確認書類

なお、窓口は転入届や転居届と同じ窓口で、場所は役所の人に聞けば教えてもらえます。

マイナンバーカードを持っている人が手続きを怠るとマイナンバーカードが失効するとになるので気をつけましょう。

あなたが、引っ越しの際のマイナンバーに関する疑問を解消し、スムーズに手続きができることを願っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket