遺品整理と生前整理の決定的な違い|どちらが簡単でおすすめ?

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遺品整理 生前整理

「遺品整理と生前整理の違いは何?」「どちらがおすすめ?」と、遺品整理と生前整理について気になっていませんか?

遺品整理は亡くなった方の持ち物を整理すること、生前整理は自分の死後を考えて整理しておくもので、できることなら生前整理の方がおすすめです。

このページは、遺品整理業者として遺品整理に500件以上携わった私が、遺品整理と生前整理の違いについてまとめたものです。

  1. 生前整理と遺品整理の違い
  2. 生前整理のやり方まとめ
  3. 遺品整理のやり方まとめ
  4. 生前整理と遺品整理の頼み方
  5. 生前整理と遺品整理に関するQ&A

このページを読めば、生前整理と遺品整理の違いや方法が全て分かるので、ぜひご覧ください。

1. 生前整理と遺品整理の決定的な違い

生前整理と遺品整理の決定的な違いとは、次の通りです。

  • 生前整理・・・亡くなる前に、本人や家族が身の回りの持ち物を整理すること
  • 遺品整理・・・亡くなった後に、家族が残した物を片付けること

持ち主が生きている時にするのが生前整理、亡くなった後にするのが遺品整理です。

それぞれの特徴をまとめたのが下の表です。

生前整理遺品整理
・持ち主がいるので、整理のやり方に迷わない
・死後の家族の負担を減らせる
・財産の棚卸しができて、相続トラブルを減らせる
・持ち主不在で、整理に戸惑うことがある
・家族に負担がかかる
・遺品整理で家族トラブルになることがある

生前整理は、持ち主本人が整理するので、死後の家族の負担を減らすことができるだけでなく、財産の整理ができて、身軽になります。

一方、遺品整理は持ち主が亡くなった後に行うので、遺品を残すのか、売るのか、形見分けとして保管するのかなど、迷うことがあり、処分の仕方で家族間で揉めることもあります。

生前整理の方法と遺品整理の方法をそれぞれ紹介するので、ご自身の状況に合った方を参考にしてください。

業者に依頼したい方は、4章「遺品整理と生前整理の頼み方」で紹介します。

2. 生前整理のやり方まとめ

生前整理は、自分のペースで徐々に荷物を減らしていけばOKですが、どうして良いか分からないという方は、次のような流れで行うのが良いでしょう。

  1. 所有品の分類
  2. 不用品の処分や買取
  3. 財産リストや遺言書の作成

生前整理は「自分の持ち物の整理」ということですが、財産を目録にしてまとめておいたり、遺言書で遺贈する相手を決めておくと、死後の遺産相続が円滑にすすむのでおすすめです。

それぞれ紹介します。

STEP1. 所有品の分類

自分の持っている物を次のように分けていきましょう。

不用品・燃えるごみ
・燃えないごみ
・粗大ごみ など
換金する品・貴金属
・骨董品
・ブランド品など
残しておく品・個人情報の入った書類
・使っている日用品
・思い出の品など

ダンボールなどを使うとスムーズに整理できるはずです。

STEP2. 不用品の処分や買取

整理にめどがついたら、自分では処分できない遺品を次の業者に処分してもらいます。

整理する際に利用することになるのは次のようなところです。

  • 不用品・粗大ごみ回収業者
  • リサイクル業者
  • 古物商・買取業者
  • 遺品整理業者

自分で運んで行く特は、軽トラやワゴン車を用意しましょう。

「いろんな所に頼むのは面倒くさい」と思う方は、4章「遺品整理と生前整理の頼み方」で紹介するような、遺品整理業者に頼むのがおすすめです。

生前整理でも遺品整理業者に相談に乗ってもらうこともできるからです。

STEP3. 財産リストや遺言書の作成

家族に残す財産がある場合は、財産をリストにまとめておきましょう。

資産負債
・不動産
・銀行手帳
・有価証券(FXや株などの口座情報)
・現金
・貴金属
・骨董品や美術品など
・借金
・未納の税金など

一覧にしておくと、財産が全て分かりますし、遺族にも渡し漏れが無くなります。

もし、遺産相続相手を限定したいなら、遺言書を書けばOKです。

3. 遺品整理のやり方まとめ

遺品整理をする際は、次のようなステップを考えておくとトラブルになるリスクをおさえることができます。

  1. 親族に了承を取る
  2. 遺品整理道具の用意
  3. 遺品の整理
  4. ゴミ回収業者や買取業者の手配
  5. 清掃等による原状回復

それぞれ紹介していきます。

STEP1. 親族に了承を取る

一人っ子の方は特にする必要はありませんが、兄弟姉妹の一人が行う場合、次のことを通知しておくと後々トラブルになりにくいです。

  • 遺品整理のスケジュール
  • 形見分けの希望確認
  • 遺品整理の費用

遺品整理をいつやるか、また、いつまでやるかをあらかじめ決めておくと、「いつまで時間がかかるんだ?」みたいに親族を不安にさせません。

また、形見分けで希望する品物があるなら、ヒアリングしておくと「もう捨てちゃった」と後悔するようなことがなくなります。

それに、遺品整理の費用負担はどうするか、遺品を売却した時の利益はどうするのかなど決めておくと、お金のことで揉めるリスクを減らすことができます。

お金のことはトラブルになりやすいので、必ず明細をとっておきましょう。

STEP2. 遺品整理道具の用意

親族への対応がOKなら、早速片付けの準備を始めましょう。

遺品整理は、次のような道具を用意するとスムーズに進めることができます。

  • ダンボールやゴミ袋
  • セロテープやガムテープ
  • 雑誌や新聞をまとめるビニールひも
  • 軍手
  • マジックペン
  • はさみやカッター
  • 雑巾や洗剤などの掃除道具

遺品整理に使う道具は、引っ越しに使う道具と同じです。

特にダンボールや大きめのゴミ袋が役立ちますので、必ず用意しておきましょう。

STEP3. 遺品の整理

遺品を衣類、食器、調理器具、寝具、本、家電など、種類別に整理していきます。

イスやデーブルなどの大きな物は、テープを貼って「粗大ごみ」「リサイクル品」など処分法を書いておくと分かりやすいです。

また、遺品整理ではこれとは別に次のように仕分けをしておきましょう。

  • 形見分けする品
  • 供養したい品(仏壇、写真、人形、手紙等)
  • 買取してもらう貴重品(貴金属や骨董品等)
  • 個人情報関連の書類(パスポートや年金手帳などの、不動産など権利関係書類)

普通に処分する品とは別に、形見分けで残しておきたい品物、供養したい品、それに、お金になりそうな貴重品を別にしておきます。

遺品整理

供養はどんな物でもしてくれるので、気になるものは「供養したい品」として整理しておきましょう。

どうするべきか分からない品物の場合は、「?」とか書いたダンボールにまとめておき、家族に相談したり、ネットで調べるなどしてから処分方法を決めましょう。

STEP4. ゴミ回収業者や買取業者の手配

整理にめどがついたら、自分では処分できない遺品を次の業者に処分してもらいます。

遺品整理する際に利用することになるのは次のようなところです。

  • 不用品・粗大ごみ回収業者
  • リサイクル業者
  • 古物商・買取業者
  • お寺や神社や葬儀社(供養してもらいたい場合)
  • 遺品整理業者

自分で運んで行く特は、軽トラやワゴン車を用意しましょう。

「いろんな所に頼むのは面倒くさい」と思う方は、遺品整理業者に頼むのがおすすめです。

遺品整理業者は日用品の処分から買取、それに、遺品供養まで全てやってくれるからです。

STEP5. 清掃等による原状回復

遺品を全て片付け終わったら、最後にキレイに清掃して完了です。

故人が賃貸契約をしていて解約をする場合は、クリーニング代を取られるでしょうから、別に清掃しなくても大丈夫です。

後は、家族に遺品整理が終わったことを報告すれば全て完了です。

自分でするのが難しそうと思う方は、遺品整理業者に依頼しましょう。詳しくは4章「遺品整理と生前整理の頼み方」をご覧ください。

4. 生前整理と遺品整理の頼み方

生前整理でも遺品整理でも、遺品整理業者に依頼することができます。

遺品整理業者は、回収、買取、供養など全てをやってくれる専門家で、遺品整理のことなら何でもしてくれます。

「遺品整理」と書いていると、生前整理の希望者は頼みにくい気もするでしょうが、生前整理のこともプロなので、安心して相談することができます。

遺品整理業者は、次のような方におすすめです。

  • 自分で片付けるのが大変な方
  • 回収業者や買取業者など、いろいろ頼むのが面倒な方
  • 何か相談したいことがある方

整理の仕方に悩むことがあるなら、相談してみましょう。

4-1. 遺品整理業者に頼むとかかる費用の目安

費用は業者によって違いがありますが、大体の相場は下の表のように考えておきましょう。

荷物が少なければ、それだけ安く済ますことができます。

間取り費用
1ルーム3万5千円~10万円
1DK5万円~12万円
1LDK7万円~20万円
2DK10万円~25万円
2LDK12万円~30万円
3DK15万円~40万円
3LDK18万円~50万円
4DK20万円~60万円
4LDK23万円~70万円

※地域差がありますし、作業人数や遺品の量によって費用は変わるので、目安としてお考えください。

買取してもらう物があるなら、それだけ安くなります。

正確な値段を知りたかったら、現地見積もりをしてもらいましょう。

4-2. 遺品整理業者を選ぶポイント

遺品整理でも生前整理でも、次のようなポイントをおさえておくと、満足の行く対応をしてもらえる可能性が高いです。

  • 遺品整理士という資格保持者がいる
  • 買取や回収、供養など、サービス内容が充実している
  • 値段がお手頃

無資格の業者よりも、有資格者がいるかなどをHPで確認しましょう。

また、遺品整理業者の中には買取対応をしてくれない所もあるので、買取してほしい場合は、チェックしておきましょう。

値段については、2~3社に依頼して相見積を取ることがおすすめです。

下記のような相見積もりを取れるサイトも存在します。

みんなの遺品整理|遺品整理業者の相見積を取れるサイト

みんなの遺品整理

みんなの遺品整理』は、全国581社に見積もりが取れるサイトです。

全ての業者に遺品整理士が在籍しており、変な業者に頼んでしまうリスクも少ないです。

生前整理の相談もこちらでできるので、何か気になることがあるなら、相談してみましょう。

5. 生前整理と遺品整理に関するQ&A

生前整理と遺品整理についてよくある疑問をQ&A形式にしてまとめました。

  1. 老前整理とはなんですか?
  2. 荷物の移動や掃除は対応してくれますか?
  3. ぼったくり業者はいませんか?

それぞれ紹介します。

5-1. 老前整理とはなんですか?

老前整理とは、高齢になる前に自分の所持品や財産を整理しておくことです。

生前整理は、高齢の方が行うのが一般的ですが、なかなか体が動かず、自分で整理するのが難しいケースがあります。

そういう場合に備えて、体が動くうちにやっておこうというのが生前整理なのです。

中には定年前にやっておく人もいるそうですよ。

5-2. 荷物の移動や掃除は対応してくれますか?

遺品整理業者は、タンスなどの家具移動や、部屋の清掃もしてくれます。

遺品整理のことなら何でも相談できます。

5-3. ぼったくり業者はいませんか?

遺品整理業者の中には、怪しい業者もいますが、相見積を取るなどすれば特に心配する必要は無いと思います。

見積もりしてもらって値段が高額なら、内訳を聞いてみましょう。

納得できないなら、別の業者に依頼しましょう。

6. さいごに

遺品整理と生前整理について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

生前整理は亡くなる前に身の回りの持ち物を整理するもので、片付けると財産整理が済んで身が軽くなると言われているので、できるならやっておくのがおすすめです。

もし、遺品整理でも生前整理でも、何か分からないことがあるなら、遺品整理業者に相談してみましょう。

このページが、読者の皆様の身の回りの片付けにお役に立てることをお祈りします。

<遺品整理・生前整理の業者を探せるサイト>

https://m-ihinseiri.jp/

遺品整理や生前整理の無料相談や業者探しは、こちらでできます。

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