(当サイトは一部プロモーションが含まれます)
引越し

転居時にすべき手続きリスト|50項目をチェックリストで完全網羅!

「転居の時はどんな手続きが必要?」「役所だけでなく、郵便やNHKの転居手続きもしたい」など、転居する時に必要な手続きについて気になっていませんか?

転居の時は、役所やそれ以外ですべき手続きが非常に多く、忘れると余計な費用がかかったり、生活に支障をきたすものもあります。

このページでは4年間引越し業者で働いてきた筆者が、転居の時にすべき手続きを、チェックリストにしました。

このページ通りに手続きを行えば、転居の時にすべき手続きを忘れることなく全て行え、転居で失敗しなくなるでしょう。

目次

1. 転居の時の手続き・すべきことの一覧チェックリスト

引越しの際は、役所での転居手続きだけでなく、郵便・NHKなど様々な転居手続きが必要です。

もれなく手続きできるよう、すべきことの一覧表を作成しました。

手続きやるべき人
2. 引越し前に役所ですべき転居の手続き一覧
2-1. 転出届の提出違う市区町村に引越しをする人
2-2. 印鑑登録の抹消違う市区町村に引越しをする人で、印鑑登録をしている人
2-3. 国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
2-4. 児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
2-5. 介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
2-6. 原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引越す方
3. 引越し後に役所などですべき転居の手続き一覧
3-1. 転入届の提出他の市区町村から引越してきた人
3-2. 転居届の提出同一の市区町村で引越しを行った人
3-3. 印鑑登録印鑑登録が必要な人
3-4. 国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人
3-5. 国民年金の住所変更自営業や無職の人
3-6. マイナンバーの住所変更全ての人
3-7. 妊婦健康診査受診票の交換妊娠中や出産後の人で、別の市区町村から引越してきた人
3-8.児童手当の申請/住所変更児童手当を受け取っている人
3-9. 転校手続きお子さんが転校する方
3-10. 介護保険の申請/住所変更要介護・支援認定を受けている場合
3-11. 犬の住所変更手続き犬を飼っている方(猫の場合は不要)
3-12. 原付の住所変更原付を持っている人で他の市区町村から引越して来た人
3-13. 免許証の住所変更免許証を持っている人
3-14. 車庫証明書の申請自動車を持っている人
3-15. 自動車の住所変更手続き自動車を持っている人
3-16. バイクの住所変更手続きバイクを持っている人
4. その他の転居手続き(郵便・NHK・水道など)
4-1. 郵便の転居手続き全ての方
4-2. NHKの転居手続きNHKに受信料を払っている方
4-3. インターネット・電話の転居手続き固定のインターネット回線や電話回線を使っている方
4-4. ガスの転居手続きガスを契約している方
4-5. 電気の転居手続き電気を契約している方
4-6. 水道の転居手続き水道を契約している方
5. 「転居前」にその他すべき14のこと
5-1. 部屋探し・部屋の契約まだ次の家が決まっていない人
5-2. 賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
5-3. 引越し業者の選定・予約引越し業者をまだ決めていない人
5-4. 学校への連絡引越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
5-5. 保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
5-6. 荷造り全ての人
5-7. CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
5-8. 粗大ゴミを処分する引越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
5-9. その他細かいゴミの処分全ての人
5-10. 火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
5-11. 会社・勤務先への住所変更の連絡会社員・アルバイトの人
5-12. 新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
5-13. 冷蔵庫の掃除・霜取り・水抜き冷蔵庫を持っている人
5-14. 洗濯機の水抜き洗濯機を持っていて、引越し業者から指示を受けた人
6. 「転居後」にその他すべき8つのこと
6-1. 荷解き全ての人
6-2. ダンボールの処分全ての人
6-3. 旧居の掃除賃貸で家を借りていた人
6-4. 旧居の鍵の引き渡し賃貸で家を借りていた人
6-5. スマホの住所変更スマホを契約している人
6-6. 銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人
6-7. クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人
6-8. 各種サービスの会員情報の変更上記以外のサービスに住所を登録している人

上記を参考に手続きを行えば、転居の手続きをもれなく行えるでしょう。

PDF版】も用意しましたから、PDFで確認したい方、印刷して手元に置いておきたい方はこちらをご利用ください。

このページでは、すべき手続きを1つずつ解説していきます。

役所の手続きは転居前?転居後?

市区町村の役所の手続きのタイミングは、どこからどこへ引越すかで変わります。

別の市区町村に行く場合は、引越し前に出ていく手続き(転出)をした上で、引越し後に新しく住む手続き(転入)が必要です。

同じ市区町村内で引越す人は、引越し後に住所を変える手続き(転居)を行います。

2. 引越し前に役所ですべき転居の手続き一覧」は別の市区町村に行く人のみがすべき手続きなので、同じ市区町村での引越しの場合は、引越し後に「3. 引越し後に役所などですべき転居の手続き一覧」の手続きをしましょう。

政令指定都市(大阪市や横浜市などの大都市)内で「区」が変わる人は、引越し後の手続きだけで問題ありません。

引越した場合は役所での手続きは全ての人が必要と法律で決まっていて、忘れると罰金を取られる可能性がありますので注意しましょう。

2. 引越し前に役所ですべき転居の手続き一覧

市区町村が変わる方は、引越しの日の1~2週間前に一度役所に行き、下記の手続きを行いましょう。

手続き別の
市区町村
同じ
市区町村
やるべき人
2-1. 転出届の提出違う市区町村に引越しをする人
2-2. 印鑑登録の抹消違う市区町村に引越しをする人で、印鑑登録をしている人
2-3. 国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
2-4. 児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
2-5. 介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
2-6. 原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引越す方
  • どこに引越すかに合わせて、「◎」=全ての人がすべき、「○」=一部の人がすべき、「-」=不要で表しています。

持って行くものとしては下記のものに加え、それぞれの申告に必要な+αのものです。

  • 本人確認証(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード)
  • 印鑑

基本的に役所に用紙があり、役所に行けば窓口も教えてくれるので、まずは何の手続きが必要で、何を持っていくべきか、この章で確認しましょう。

※代理で手続きを行いたい場合は委任状や代理人の本人確認書類・印鑑などが必要です。事前に役所に自治体ごとのルールを確認しておきましょう。

では、1つずつの手続きについて、詳しく解説します。

2-1. 転出届の提出

やるべき人違う市区町村に引越しをする人
やること役所の窓口、もしくは郵送で転出の届け出をする
必要なもの□窓口に行く人の本人確認証(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード)
□印鑑
□(マイナンバーカード)

その市区町村から出て行くことを、役所に届け出ます。上記の必要なものを持ち、役所に行くか、自治体によってはWebサイトで用紙をダウンロードして郵送で送ることも可能です。

東京都中央区の例ですと、下記のような用紙で、「住民異動届」という名前の用紙になっていることが多いです。

東京都中央区の転出・転居の届出用紙

引用:東京都中央区ホームページ

ここで転出証明書をもらって、それを次の役所に提出することになります。

また、マイナンバーカードを提出すれば、転出証明書を省略できますので、お持ちの方は持っていきましょう。

2-2. 印鑑登録の抹消

やるべき人違う市区町村に引越しをする人で、印鑑登録をしている
やること役所の窓口で、印鑑登録の抹消を行う
必要なもの□窓口に行く人の本人確認証
□登録している印鑑
□印鑑カード

印鑑登録は市区町村ごとに行っているので、転出するときは今の市区町村の窓口で「印鑑登録廃止申請書」を提出し、登録の抹消をしておきます。

ただし、自治体によっては転出届を出せば、印鑑登録が自動的に抹消されるところもあります。転出届を出す際に確認してみましょう。

2-3. 国民健康保険の手続き

やるべき人国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
やること役所の窓口で、資格喪失の手続きを行い、保険証を返還する
必要なもの□国民健康保険証(転出する家族全員分)
□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

国民健康保険に加入している方(主に自営業の方など職場の健康保険に加入していない方)は、引越す際に今の自治体で資格喪失の手続きが必要です。

転出後14日以内に行えば問題ありませんが、転出届などと一緒にやってしまえば楽なので、役所に行ったタイミングで手続きしましょう。

2-4. 児童手当の住所変更

やるべき人児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
やること役所の窓口で、児童手当受給事由消滅届を提出
必要なもの□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

今と違う市区町村に引越す方は、今の自治体からの支給を止めるために「児童手当受給事由消滅届」を提出します。引越し後15日以内に行えばいいですが、こちらも引越し前のこのタイミングで行なっておくとスムーズです。

引越し先で再度申請が必要ですが、その際「課税証明書」などの年収を証明する書類が必要なケースがあるため、このタイミングで取得しておいた方がスムーズです。

引越し先によってはこの手続き自体が不要なこともあるので、役所に行く前に引越し先の自治体に必要な手続きや書類などを確認しておきましょう。

2-5. 介護保険被保険者証の返納

やるべき人要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
やること役所の窓口で、資格喪失手続きを行い、「介護保険受給資格証」をもらう
必要なもの□窓口に行く人の本人確認書類
□介護保険被保険者証

介護保険の給付も次の住所でも引き継げます。役所に、介護保険被保険者証を返納し、資格喪失の手続きをします。

その際、「介護保険受給資格証」を受け取って、転居先の役所行った際に手続きを行います。(自治体によっては受給資格証を発行しておらずマイナンバーでの手続きになります。)

2-6. 原付の廃車手続き

やるべき人原付を持っていて、他の市区町村に引越す方
やることナンバープレートを返却し、廃車申告受付証をもらう
必要なもの□窓口に行く人の本人確認書類
□ナンバープレート
□印鑑
□標識交付証明書(ある場合)

別の市区町村へ引越す場合は、引越し前に役所にナンバープレートを返却し、廃車申告受付証をもらいます。

引越し先で必要ですので、廃車申告受付証は無くさないようにしましょう。

引越し先まで原付で行く方は要注意!

ナンバープレートを返すと、公道を走れなくなります。

引越し先まで原付で行きたいという方は、引越し前には手続きをせず、引越し先で廃車と登録の手続きを一緒に行います。

3. 引越し後に役所などですべき転居の手続き一覧

下記の16個は転居したらなるべく1週間以内、遅くても14日以内に役所などでしておくべき手続きです。

やること別の
市区町村
同じ
市区町村
やるべき人
3-1. 転入届の提出他の市区町村から引越してきた人
3-2. 転居届の提出同一の市区町村で引越しを行った人
3-3. 印鑑登録印鑑登録が必要な人
3-4. 国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人
3-5. 国民年金の住所変更自営業や無職の人
3-6. マイナンバーの住所変更全ての人
3-7. 妊婦健康診査受診票の交換妊娠中や出産後の人で、別の市区町村から引越してきた人
3-8.児童手当の申請/住所変更児童手当を受け取っている人
3-9. 転校手続きお子さんが転校する方
3-10. 介護保険の申請/住所変更要介護・支援認定を受けている場合
3-11. 犬の住所変更手続き犬を飼っている方(猫の場合は不要)
3-12. 原付の住所変更原付を持っている人で他の市区町村から引越して来た人
3-13. 免許証の住所変更免許証を持っている人
3-14. 車庫証明書の申請自動車を持っている人
3-15. 自動車の住所変更手続き自動車を持っている人
3-16. バイクの住所変更手続きバイクを持っている人
  • どこに引越すかに合わせて、「◎」=全ての人がすべき、「○」=一部の人がすべき、「-」=不要で表しています。

法律で期限が決められた手続きもあり、忘れると罰則を受ける可能性があるので、確実に行なっておきましょう。

持って行くものとしては下記のものに加え、それぞれの申告に必要な+αのものです。

  • 本人確認証(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード)
  • 印鑑

代理で手続きを行いたい場合は委任状や代理人の本人確認書類・印鑑などが必要です。事前に役所に自治体ごとのルールを確認しておきましょう。

3-13~16までのグレーにした手続きは役所ではなく、警察署などでの手続きですが、合わせて行いましょう。

3-1. 転入届の提出

やるべき人他の市区町村から引越してきた人
やること新住所の役所の窓口で届けを出す
必要なもの□転出証明書(転出時にマイナンバーカードを使った人はマイナンバーカード)
□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

引越し前の自治体でもらった「転出証明書」を持って、引越しから14日以内に新住所の役場の窓口に行きます。

転入届は役所に置いてありますから、それを書いて、窓口に行けば受け付けてくれます。

また、免許証の住所変更などに住民票があると便利なので、1~2枚発行しておいてもいいでしょう。

3-2. 転居届の提出

やるべき人同一の市区町村内で引越しを行った人
やること役所の窓口で届けを出す
必要なもの□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

同一の市区町村内で引越しを行う人は、引越してから14日以内に転居届を出します。

転居届は役所に置いてありますから、それを書いて、窓口に行けば受け付けてくれます。

また、免許証の住所変更などに住民票があると便利なので、1~2枚発行しておいてもいいでしょう。

3-3. 印鑑登録

やるべき人印鑑登録を今までもしていた人で市区町村を変えた人
やること役所の窓口で届けを出す
必要なもの□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑
□登録料(50円前後、自治体による)

必須ではありませんが、今まで印鑑登録をしてきた人で、市区町村が変わった方は、合わせてここで印鑑登録をしておきましょう。

3-4. 国民健康保険の住所変更

やるべき人国民健康保険に加入している人
やること役所の窓口で届けを出す
必要なもの<別の市区町村から引越してきた人>
□窓口に行く人の本人確認書類
□転出証明書(転出時にマイナンバーカードを使った人はマイナンバーカード)
□印鑑
□キャッシュカードか通帳+銀行印(一部の自治体で必要)
<同じ市区町村内での引越しの人>
□転居する全員の健康保険証
□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

会社員でない人(自営業者、フリーランス、農林漁業の方、無職の方)は健康保険の手続きをしておきましょう。

引越してから14日以内に上記の書類を持っていけば、役所の窓口で手続き可能です。

3-5. 国民年金の住所変更

やるべき人自営業や無職の人
やること役所の窓口で届けを出す
必要なもの□加入している人全員分の国民年金手帳
□印鑑

会社員でない人(自営業者、フリーランス、農林漁業の方、無職の方)は国民年金の手続きも必要です。

引越し元での手続きは必要ありませんが、同一市区町村内での転居の方も、別の市区町村から転入した方も、上記書類を持って、窓口に行きましょう。

3-6. マイナンバーの住所変更

やるべき人全ての人
やること役所の窓口で届けを出す
必要なもの□同一世帯全員分のマイナンバーカード
□印鑑

引越してから14日以内にマイナンバーの変更手続きも必要です。

転入届や、転居届を出す際に、印鑑と、同一世帯全員分のマイナンバーカードを持っていきましょう。

引越しから90日、住所変更をしていないと、失効してしまい再発行料(1,000円)が必要になります。

緑色の通知カードを持っていて、マイナンバーカードを発行していない場合は手続きは不要です。

3-7. 妊婦健康診査受診票の交換

やるべき人妊娠中や出産後の人
やること新しい住所の妊婦健康診査受診票などを交換する
必要なもの□母子手帳
□未使用の検診補助券
□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

母子手帳は引越ししても手続きは不要ですが、下記は新しい自治体のものと交換しておきましょう。

  • 妊婦健康診査受診票
  • 妊婦超音波検査受診票
  • 妊婦子宮頸がん検診受診票

東京都内の方は、そのまま使えるケースもありますが、このタイミングで確認しておきましょう。

母子手帳と、古い自治体でもらった上記受診票を持って窓口に行きましょう。

3-8. 児童手当の申請/住所変更

やるべき人児童手当をもらっている人
やること児童手当認定請求書(他の自治体からの転入時)/変更届け(自治体内での引越し時)を提出する
必要なもの□請求者の口座情報がわかるもの(通帳など)
□請求者の課税証明書
□請求者の健康保険証のコピー
□印鑑

別の市区町村から引越してきた方は、必ず15日以内に区役所で児童手当認定請求申請を行いましょう。

上記を持っていけば手続きはできますが、自治体によって必要書類が変わるので、事前に電話などで確認しておくと確実です。

同一市区町村内での引越し時は届出が必要な自治体もあるため、転居届提出時に確認しましょう。

3-9. 学校の転校手続き

やるべき人お子さんが転校する方(公立の小中学校の場合)
やること役所の窓口で書類をだし、「転入学通知書」をもらう
必要なもの□在学証明書(前の学校でもらえる)
□教科書給与証明書(前の学校でもらえる)

私立に転校するお子さん、高校生のお子さんは、学校ごとのルールや手続きを事前に希望する学校に問い合わせて手続きを行いましょう。

公立の小中学校に転校する場合は、引越し先の役所での手続きが必要になります。

同じ市区町村内での引越しの場合

転居手続きをする時に、役所の窓口で前の学校でもらった「在学証明書」を提示すれば、「入学通知書」をもらえます。

その上で、次の学校に前の学校でもらった「教科書給与証明書」とあわせて提出すれば転入手続きはできます。

違う市区町村への引越しの場合

転入手続きをする際に役所の窓口で、前の学校でもらった、以下の書類を見せると、「入学通知書」を受け取れます。

  • 在学証明書
  • 教科書給与証明書

この3つの書類を新しい学校に持っていけば、転校手続きができます。

3-10. 介護保険の申請/住所変更

やるべき人要介護・支援認定を受けている人
やること区役所で「介護保険受給資格証」を提出し、再度認定を受ける
(同一区内、政令指定都市の場合は住所変更を行う)
必要なもの□介護保険受給資格証
□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

転入日から14日以内に、引越し元で受け取った「介護保険受給資格証」を持参し、引越し先の役所の窓口で介護認定の申請をしましょう。

14日を過ぎると介護認定の新規申請をしなければいけなくなり、手間がかかります。

また、同じ自治体内で引越す方は、「住所変更」が必要ですので転居届などを出すときに「介護保険受給資格証」を持っていき確認しましょう。

3-11. 犬の住所変更手続き

やるべき人犬を飼っている方(猫の場合は不要)
やること役所や保健所で、ペットの登録住所の変更を行う
必要なもの□鑑札
□窓口に行く人の印鑑

転出前の自治体、(市区町村内で転居の場合今の自治体)で交付された「鑑札」を持って役場や保健所へ行きます。

窓口や、狂犬病予防注射済票の要否など自治体によって異なるので、「ペット 引越し xx市」などで調べてから行きましょう。

「鑑札」を無くしてしまった場合の対応も、市区町村によって異なるので、なくした方は問い合わせてみましょう。

国から指定された特定動物を飼っている方へ

トラ、ワニなど特定動物に指定されているペットを飼っている方は、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事などの許可が必要です。

引越しの際は手続きが必要か、各自治体に問い合わせておきましょう。環境庁:「特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について

3-12. 原付の住所変更

やるべき人原付を持っている人で別の市区町村から引越して来た人
やること役所で前の自治体の廃車申告受付証を提出し、ナンバープレートをもらう
必要なもの□廃車申告受付証
□ナンバープレート(原付で移動してきた人)
□標識交付証明書(原付で移動してきた人)
□窓口に行く人の本人確認書類
□印鑑

原付に関して、同一市区町村内で引越しをする場合は、転居届を出せば、手続きは不要です。

別の自治体から引越してきた方は、前の住所の役所でもらった「廃車申告受付証」を新住所の役所に提出します。印鑑や本人書類を持っていきましょう。標識交付証明書とナンバープレートがもらえます。

また、原付で引越し先まで移動してきた人は、今まで使っていたナンバープレート/標識交付証明書を提出すれば新しいナンバープレートを受け取れます。

3-13. 免許証の住所変更

やるべき人免許証を持っている人
やること警察署・もしくは免許センターや免許試験場で変更手続きを行う
必要なもの□運転免許証
□申請用写真(都道府県が変わる場合)
□新住所が証明できるもの(住民票・マイナンバーカード・消印付き郵送物など)
□印鑑

役所の帰りに、新住所の警察署や免許センターに寄って、免許証の住所を変更しておきましょう。

用紙は上記施設にありますので、必要書類を持っていけば受け付けてくれます。

受け付けてくれる場所は「免許証 引越し先のエリア名」などで検索すれば出てきます。

3-14. 車庫証明書の申請

やるべき人自動車を持っている人
やること警察署で必要書類の記入・手続きを行う
必要なもの□車検証
□保管場所使用権原疎明書面(自分の土地を使用する場合)
□保管場所使用承諾証明書(駐車場を借りて利用する場合)
□賃貸借契約書(駐車場を借りて利用する場合)

二輪の小型自動車などを除くすべての自家用車で車庫証明が必要ですが、その住所変更も警察署で免許証と一緒にしておきましょう。

下記の書類が警察署にありますので、スムーズに書けるように車検証などを準備しておきましょう。各都道府県の警察署ホームページからもダウンロード可能です。

  • 保管場所証明申請書
  • 保管場所標章交付申請書
  • 車庫の所在図・配置図
  • 保管場所使用権原疎明書面(自分の土地を使用する場合)

また、駐車場を借りて利用する場合は保管場所使用承諾証明書または賃貸借契約書が必要です。

3-15. 自動車の住所変更手続き

やるべき人自動車を持っている方
やること運輸支局で必要書類の記入・手続きを行う
必要なもの□車検証
□住民票(発行3ヶ月以内)
□自動車保管場所証明書(証明の日から40日以内)
□印鑑

運輸支局等(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で自動車の住所変更を行います。上記の書類を持って申請に行きましょう。

申請書や納付書が申請先にありますので、それを利用することもできますし、上記運輸支局のホームページからダウンロードも可能です。

また、管轄が変わり、ナンバープレートが変わる場合はナンバープレートが必要です。変わるのか分からなければ事前に問い合わせをしておきましょう。

3-16. バイクの住所変更

やるべき人バイクを持っている方
やることバイクの種類に応じて運輸支局で手続きを行う
必要なものバイクの種類による

バイクに関しては、排気量で手続きが変わりますので、下記のように排気量に合わせて手続きを行いましょう。

ナンバーが変更になるか、何を持っていけばいいか、事前に新住所を管轄する陸運支局に確認してから行くとスムーズです。

排気量126cc~250ccの場合

新しい住所の運輸支局へ下記の書類を持っていき、手続きを行います。

  • 軽自動車届出済証(無くした場合は旧住所の運輸支局で再発行)
  • 自動車損害賠償責任保険証書
  • 軽自動車税申告所
  • 新しい住所の住民票
  • 印鑑
  • 外したナンバープレート(管轄が変わる場合)

同じ管轄内での引越しでも手続きが必要で、運輸支局で申請書を購入、提出することにうなります。また、ナンバープレートを交換する場合は交付代が600円程度かかります。

排気量251cc以上の場合

新しい住所の運輸支局へ下記の書類を持っていき、手続きを行います。

  • 自動車検査証(無くした場合は旧住所の運輸支局で再発行)
  • 新しい住所の住民票
  • 印鑑
  • 外したナンバープレート(管轄が変わる場合)

同じ管轄内での引越しでも手続きが必要で、運輸支局で申請書を購入、手数料納付書と合わせて提出することになります。また、ナンバープレートを交換する場合は交付代が600円程度かかります。

4. その他の転居手続き(郵便・NHK・水道など)

役所や警察署以外に転居の手続きが必要なものをまとめました。

手続きやるべき人
4-1. 郵便の転居手続き全ての方
4-2. NHKの転居手続きNHKに受信料を払っている方
4-3. インターネット・電話の転居手続き固定のインターネット回線や電話回線を使っている方
4-4. ガスの転居手続きガスを契約している方
4-5. 電気の転居手続き電気を契約している方
4-6. 水道の転居手続き水道を契約している方

1つずついつ、どうやってやるべきか紹介しますから、忘れないように行いましょう。

4-1. 郵便の転居手続き

やるべき人全ての方
やることインターネットや窓口で郵便局に届け出を出す
やるべきタイミング引越しの10~14日前

転居することを郵便局に知らせておけば、古い住所に来た郵便を1年間新しい住所に届けてもらえます。

住所変更の連絡ができなかった相手からの郵便を受け取るためにも必ず手続きを行いましょう。

郵便局へ届け出るベストなタイミングは?

引越しの10~14日前がベストです。

郵便局への手続きはいつでも可能ですが、「届出を出した日から1年間」の転送になり、期日をすぎるとまた手続きが必要なので早すぎるのもおすすめしません。

転送開始自体には3~7営業日かかるので、おすすめのタイミングは10~14日前です。

どうやって手続きをすればいいのか

郵便局の転居届は基本的に以下の2つの方法で出すことができます。

  • インターネット
  • 郵便局の窓口

その他、窓口でもらった用紙をポストに入れて提出することもできますが、外出せずにいつでも手続きできる、インターネット(スマートホン)の手続きを選ぶ方が多いです。

インターネットから手続きを行う場合

スマホがあれば、「e転居」という郵便局のサービスで手続きができ、簡単な方法です。

流れは以下の通りで、確認の電話をする必要があるので、電話のできる環境での手続きがおすすめです。

  1. ゆうびんID」という郵便局のサービスに使える会員番号を発行する
  2. e転居」に情報(新住所や引越す人など)を入力
  3. 本人確認のために手続き中に表示される「転居届受付確認センター」へ電話する
窓口で手続きを行う場合

下記の2つの書類を持って郵便局に行き、「引越すので転送を申し込みたい」と伝えましょう。

  1. 本人確認書類:本人の運転免許証、各種健康保険証など
  2. 旧住所の証明:古い住所が確認できる運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードまたは住民票など

4-2. NHKの転居手続き

やるべき人NHKに受信料を払っている方
やること電話やインターネットから届け出を行う
やるべきタイミング引越し3日前

NHKに受信料を支払っている場合、NHKにも住所変更を知らせておきます。「Webでの手続きページ」から、手続きしておきましょう。

ちなみに、一人暮らしや単身赴任を辞める場合、結婚などで2世帯の申し込みを1つにする場合などは解約も可能です。

上記ケース、もしくは電話で引越しの手続きをしたい方は「0120-151515」に電話しましょう。

4-3. インターネット・電話の転居手続き

やるべき人固定のインターネット回線や電話回線を使っている方
やること使っている業者に連絡する(工事が必要なケースがある)
やるべきタイミング1ヶ月以上前

光回線などの固定のネット回線、電話回線を使っている人は早め(1ヶ月前まで)に業者に連絡を入れておきましょう。

理由は、引っ越し先で工事が必要な可能性が高く、工事の予約を希望日に取るためです。特に引っ越しの混み合う2~3月にはなかなか工事が取れず、引っ越ししたのにしばらくネットが使えないという事態にもなりかねません。

よく使われる、ネット回線の移転手続きのページや連絡先をまとめたので、下記から移転手続きを行いましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

ネット回線名連絡先電話での手続きインターネットでの手続き
フレッツ光NTT東日本0120-116-116手続きページ
フレッツ光NTT西日本0120-116-116手続きページ
auひかりKDDI0077-7063手続きページ
ドコモ光NTTドコモドコモのスマホから151手続きページ
ソフトバンク光ソフトバンク0800-111-2009手続きページ
OCN光NTTコミュニケーションズ0120-506-506手続きページ

上記の中で、NTT東西のフレッツ、auひかりだけは別途プロバイダという接続業者への手続きが必要なケースがあります。不安な方は電話での移転手続きをし、「プロバイダへの手続きは必要ですか?」と聞いてみましょう。

また、移転には工事費がかかるのかなども確認できるので、電話での問い合わせがおすすめです。

引越し先や引越し元での工事は必要?

建物によりますが、引越し先では半分くらいの確率で工事が必要と考えておきましょう。

工事をしなくてももともと設備が整っていたり、前の入居者が工事をした場合は工事が不要です。

また、引越し元に関しては、「機器を取り外し新居に持っていく」などの指示を受けられますからそれに従いましょう。

固定電話は?

インターネット回線で電話をする、ひかり電話は上記窓口から手続きができます。

ただ、昔ながらの固定(アナログ)電話を移転したい方は以下の窓口から手続きしましょう。

連絡先電話での手続きインターネットでの手続き
NTT東日本0120-116-116手続きページ
NTT西日本固定電話から局番なしで116
もしくは0800-2000116
手続きページ

使っている回線が、ひかり電話なのか、固定電話なのかわからない方は電話で手続きすれば教えてもらえます。

4-4. ガスの転居手続き

やるべき人ガスを契約している方
やること利用開始、利用停止の連絡をする
※同じ会社を使う場合も一度解約し、再契約という形になる
※新居では立ち合いが必要、旧居でも立ち合いを求められることがある
やるべきタイミング1~2週間前

ガスや電気、水道は同じ会社を使う場合も、解約し、引越し先で再契約になります。

料金などはかかりませんが、ガスの場合は、新居で立ち合いが必要、旧居でも立ち合いを求められることがあるので、希望の日に来てもらえるよう早めに連絡しましょう。

ガスの引越しをする場合、以下の窓口で対応をしてくれます。今使っている業者に連絡する時は、領収書などの「お客様番号」がわかるものを手元に置いておくとスムーズです。

ガス会社インターネット電話電話受付時間
北海道ガス手続きページ0570-008800日にち:年中無休
時間:
平日(9:00~19:00)
土・日・祝日(9:00~17:00)
東北ガスなし0248-27-1188日にち:年中無休
時間:24時間
ニチガス(日本瓦斯株式会社)手続きページ東京:0120-445-670
神奈川:0120-149-333
埼玉:0120-36-1139
千葉:0120-50-2985
茨木・栃木・群馬:0120-929-155
山梨:0120-167-363
日にち:月〜金曜日
時間:9:00~17:00
東京ガス手続きページ0570-002211日にち:年中無休
時間:9:00~19:00
京葉ガス手続きページ0120-047-555日にち:年中無休
時間:
月〜土(9:00~19:00)
日・祝日(9:00~17:00)
東邦ガス手続きページ0120-015-455日にち:年中無休
時間:9:00~19:00
大阪ガス手続きページ0120-0-94817日にち:年中無休
時間:
月〜土(8:00~21:00)
日・祝日(9:00~21:00)
広島ガス手続きページ0570-002-888日にち:年中無休
時間:
月〜金(8:50~19:00)
土・日・祝日(8:50~17:30)
四国ガス手続きページ0570-011-459日にち:年中無休
時間:9:00~17:00
西部ガス手続きページ0570-000-312日にち:年中無休
時間:
月〜土(9:00~19:00)
日・祝日(9:00~17:00)

1週間前を切っている場合、インターネットでは対応不可能なことがあるため、その場合は電話しましょう。

また、立ち合いは必要か?など細かいことを確認しながら手続きできるので、電話の方が簡単です。

ガス会社に連絡する時の注意点

ガス会社に連絡する際は以下3点に注意しておきましょう。

  • 電気・水道よりも優先し、早めに連絡する
  • 立ち合いの日にちを事前に決めておく
  • 新住所のガスの形式(プロパンガスか都市ガスか)を確認しておく

まず、立ち合いの予約を都合が良いタイミングで取るために、早めに連絡することを意識しましょう。

立ち合いの日は事前に決めておくとスムーズで、下記の日程が、使えない時間や二重払いになる期間がほとんどなくおすすめです。

開栓(引越し先)引越しの当日業者が帰っていそうな時間、もしくは前日
閉栓(引越し元)引越し当日の業者が来るまでの時間、引越しの翌日

引越し業者がいても作業をしてくれますが、場合によっては待たせてしまうことにもなるので、いない時間を選ぶのが親切です。

また、新居が都市ガス(水道のように管で家まで来るガス)かプロパンガス(容器に入ったガス)を使っているかを確認した上で電話をするとスムーズです。

わからなければ不動産会社や新居の大家に聞けばわかります。

4-5. 電気の転居手続き

やるべき人電気を契約している方
やること利用開始、利用停止の連絡をする
やるべきタイミング1~2週間前(ガスと合わせて)

電気もガスと同じように、一度解約し、新居で再契約になります。

立ち合いは不要ですが、電力会社が遠隔で電気をON、OFFをできる物件が増えてきたので、連絡しておかないと使えない可能性が高いです。引越しの前日までに連絡しておきましょう。

電気の引越しをする場合、以下の窓口で対応をしてくれます。

電力会社名インターネット電話電話受付時間
北海道電力手続きページ0120-12-6565日にち:月〜土曜日
時間:
平日(9:00~17:00)
土(9:00~15:00)
東北電力手続きページ0120-175-266日にち:月〜土曜日
時間:
平日(9:00~18:00)
土(9:00~17:00)
東京電力手続きページ0120-995-005日にち:年中無休
時間:
平日(9:00~20:00)
土・日・祝日(9:00~17:00)
北陸電力手続きページ0120-77-6453日にち:月〜土曜日
時間:9:00~20:00
中部電力手続きページ0120-921-697日にち:年中無休
時間:
平日(9:00~19:00)
土曜日(9:00~17:00)
関西電力手続きページ0800-777-7109日にち:月〜金曜日
時間:9:00~18:00
中国電力手続きページ地域によって異なる
地域ごとの連絡先
日にち:月〜金曜日
時間:9:00~20:00
四国電力手続きページ地域によって異なる
地域ごとの連絡先
日にち:月〜土曜日
時間:8:40~17:20
九州電力手続きページ地域によって異なる
地域ごとの連絡先
日にち:月〜金曜日
時間:9:00~17:00
沖縄電力手続きページ0120-586-390日にち:月〜土曜日
時間:8:30~17:00

1週間前を切っている場合、インターネットでは対応不可能なことがあるため、その場合は電話しましょう。

電力の場合は新住所での立ち合いは必要ありません。

新居で電気がつかなければブレーカーを上げることで使えます。

退去する際は、ブレーカーを落とす必要はなく、逆に給湯器の凍結防止などのために「落とさないで」という大家もいます。

退去立ち合いの時まで落とさず、立ち合いの時に来た担当者に任せましょう。

4-6. 水道の転居手続き

やるべき人水道を契約している方
やること利用開始、利用停止の連絡をする
やるべきタイミング1~2週間前(ガス・電気と合わせて)

水道もガスや電気と同じように、一度解約し、新居で再契約になります。

水道の引越しをする場合、以下の窓口で対応をしてくれます。

水道局インターネット電話電話受付時間
東京都水道局手続きページ03-5326-1100日にち:月〜土曜日
時間:8:30~20:00
横浜市水道局手続きページ045-847-6262日にち:年中無休
時間:24時間対応
大阪市水道局手続きページ06-6458-1132日にち:月〜土曜日
時間:
平日(8:30~20:00)
土曜日(9:00~17:00)
名古屋市上下水道局手続きページ052-884-5959日にち:年中無休
時間:
平日(8:00~19:00)
土日・休日・年末年始(8:00~17:15)
札幌市水道局手続きページ011-211-7770日にち:年中無休
時間:8:00~21:00
福岡市水道局手続きページ092-532-1010日にち:月〜金曜日
時間:8:45~17:00
川崎市上下水道局手続きページ044-200-3548日にち:年中無休
時間:8:30~20:00
神戸市水道局手続きページ078-797-5555日にち:月〜金曜日
時間:9:00~17:15
京都市上下水道局手続きページ075-672-7770日にち:年中無休
時間:8:30~21:00
さいたま市水道局手続きページ048-655-3220日にち:年中無休
時間:9:00~21:00

1週間前を切っている場合、インターネットでは対応不可能なことがあるため、その場合は電話しましょう。

また、新居にあるハガキで郵送することも可能です。

5.「転居前」にその他すべき14つのこと

ここからは、役所や公共料金の手続き以外に、転居の前にしておくべきことをタイミング別に紹介します。

とくに「すぐ」やるべきことは2~3ヶ月前から始めることですので、転居が決まり次第すぐにやりましょう。

やることやるべき人
引越しを決めたら「すぐ」にやること
5-1. 部屋探し・部屋の契約まだ次の家が決まっていない人
5-2. 賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
5-3. 引越し業者の選定・予約引越し業者をまだ決めていない人
5-4. 学校への連絡引越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
5-5. 保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
引越し前に「なるべく早く」やること
5-6. 荷造り全ての人
5-7. CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
5-8. 粗大ゴミを処分する引越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
5-9. その他細かいゴミの処分全ての人
5-10. 火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
5-11. 会社・勤務先への住所変更の連絡会社員・アルバイトの人
手順4. 引越しの「前日まで」にしておくべきこと
5-12. 新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
5-13. 冷蔵庫の掃除・霜取り・水抜き冷蔵庫を持っている人
5-14. 洗濯機の水抜き洗濯機を持っていて、引越し業者から指示を受けた人

上記のすべきことを1つずつ解説します。

5-1. 部屋探し・部屋の契約

やるべき人まだ次の家が決まっていない人
やること部屋を探し、あなたにあっていそうな部屋を契約する

引越しに当たって、次に住む家が決まっていない方は、まずは部屋を探すことから始めるべきです。

入居までの手続きもありますから、引越し予定日の1~2ヶ月前に部屋探しをするのがベストです。

部屋選びをこれから行う方は、まずは「賃貸のプロが教える部屋探しのコツ|初心者でも失敗しない3つのステップ」を参考にベストな家を探しましょう。

上記記事の要点

いい家を探すために、以下の3つのステップで家探しをするようにしましょう。

  • Step1. あなたの希望する条件をまとめておく
  • Step2. 大手のポータルサイトで複数物件を洗い出す
  • Step3. 内見のポイントを押さえ、比較し、最高の1件を絞る

上記記事で比較した結果、リクルート運営の賃貸ポータルサイト 「SUUMO(https://suumo.jp/chintai/)」が最もたくさんの物件から探せるので、SUUMOを使えば間違いありません。

5-2. 賃貸物件の解約手続き

やるべき人賃貸で家を借りている人
やること管理会社に退去する旨を伝えておく

部屋探しと同時に、管理会社や大家さんに今の家を出ることを伝えておきます。管理会社や大家の連絡先は契約書や建物内の掲示板などに明記されています。

多くの場合で契約書に、「退去する1~2ヶ月前に言うこと」と書かれていて、突然の退去だと1ヶ月分の家賃を請求されるケースがあるので注意が必要です。

引越し日が決まったら、なるべく早く伝えておくようにしましょう。

また、退去日までに引越し・掃除・鍵の引き渡しを行うことを意識して、退去日を設定しましょう。駐車場を別で借りている方も忘れずに手続きを行いましょう。

退去の際は、鍵の引き渡し、部屋の中の確認があります。予定を開けておきましょう。

5-3. 引越し業者の選定・予約

やるべき人引越し業者をまだ決めていない人
やること業者を探し、見積もりをとり、予約する

引越し業者が決まっていない人は、早めに見積もりを取り、予約するようにしておきましょう。

早めに予約を取らないと、いい業者が埋まったり、安くする提案を受けにくくなります。

ただ引越しの予約の際は、注意点満載で、「相場より高くなる」「引越し業者からの電話が鳴り止まない」と言った事態になる恐れもあります。

そのため、まだ予約を取っていない人は、「引越しの見積もり完全マニュアル|元業者が教える最大半額にするための全知識」を参考に、見積もり・予約を取りましょう。

上記記事の要点

引越しを安くするためには以下の2つが重要です。

  • 複数の引越し業者から見積もりを取る
  • なっるべく早く見積もりを取る

複数業者から見積もりを取る際、一括見積もりサイトを使うと大量の連絡が入りますが、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、無駄な電話連絡なく、見積もりが取れます。

5-4. 学校への連絡

やるべき人引越しでお子さんが別の小学校・中学校・高校へ通うことになる方
やること今の学校と、役所、次の学校での手続きを行う

学校を変える場合は、引越し後に役所での手続きが必要ですが、引越しが決まり次第学校に連絡しておきましょう。

学校に連絡すれば、必要な書類を出してくれますし、転校先に合わせて適切なアドバイスをもらえます。

まずは、引越しが決まったら、すぐに今の学校の担任に相談するようにしましょう。

5-5. 保育園や幼稚園の転園手続き

やるべき人お子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
やること引越し先の自治体、保育園・幼稚園へ空き状況を確認、手続き

引越しが決まったらなるべく早く、引越し先の自治体や園へ空き状況や手続き内容を確認しておきましょう。

転園先のリサーチもあるため、行動は早いに越したことはありません。

ただし、保育園に空きがないケースもあり、住民票を移していない状態だと入園が不利になるケースもあります。こういったケースでも救済措置を設けている自治体もあるので、合わせて確認しましょう。

5-6. 荷造り

やるべき人全ての人
やることダンボールに入るものを詰めていく

引越しの日までに、ダンボールに入るものは全て入れておく必要があります。

引越し業者の多くがダンボールをくれますから、ダンボールを受け取り次第、荷造りを開始しましょう。(引越し業者がくれない、引越し業者を使わない方はAmazon(https://www.amazon.co.jp/)などで購入しましょう。)

この際、引越し日まで使わないものから詰めていくようにしましょう。使うものを詰めてしまうと、またダンボールを開け、取り出すことになるので二度手間です。

そして、「リビング」「キッチン」など使う場所ごとに箱を分けておくと、開ける時に楽です。

その他の荷造りのポイント

その他、以下の点に注意すると、引越し前後が楽になります。

  • 重いものは小さい箱に、軽いものは大きい箱に入れる
    ∟ダンボールが増えすぎないように、重くて運べなくならないようにする。
  • 当日自分で運ぶものをまとめておく
    ∟大きいカバンに貴重品や当日すぐ使いたいものを入れておく。

5-7. CS放送やケーブルテレビの契約手続き

やるべき人CS放送やケーブルテレビの契約をしている人
やること現在のサービス業者に連絡をする

CS放送(スカパー)やケーブルテレビに加入している人も早めに連絡をしておいた方がいいでしょう。

工事が必要なケースもありますし、ケーブルテレビの方は引越し先で使えないケースもあるので、別のサービスを探す必要があるからです。

まずは今利用している会社に引越す旨を伝えましょう。

電話での手続きWebでの手続き
スカパー!/プレミアムサービス0120-188-999Myスカパーから
プレミアムサービス光(スカパー!)0120-818-666
J:COMエリアごとの窓口転居の手続きから

工事費などを確認できるので、電話での問い合わせがおすすめです。

5-8. 粗大ゴミを処分する

やるべき人引越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
やること自治体に手続きをし、手数料を払って回収してもらう

大型家電や家具など、引越しで粗大ゴミが出そうな方はなるべく早く自治体に連絡し、回収してもらうように依頼しましょう。

「市区町村名 粗大ゴミ」で検索すれば各自治体のルールが出てきます。基本に事前申し込みをし、手数料を払い、指定の場所に出す流れです。

面倒な方は回収サービスもおすすめ

少し割高になりますが、民間の業者が不用品を引き取ってくれるサービスもあります。

業者によっては軽トラに不用品乗せ放題で1~2万円など、粗大ゴミ以外の捨てにくいゴミもまとめて回収してくれます。

「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」というサイトでエリア別に業者を探せますので、「面倒だから一気に処分したい!」という方は検討してみましょう!

5-9. その他細かいゴミの処分

やるべき人全ての人
やること自治体のゴミの日にこまめに処分をしておく

粗大ゴミ以外の「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の処分も必要です。

余裕を持って計画的に捨てていき、引越し直前でゴミの処分に困らないようにしましょう。

先ほど紹介した「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」は、粗大ゴミと一緒に、細かいゴミも引き取ってくれます。分別が分かりにくいものはまとめて引き取ってもらうと楽です。

5-10. 火災保険・地震保険の解約・変更

やるべき人これらの保険に加入している人
やること必要に応じて解約手続き、新規申し込みを行う

火災保険・地震保険に加入している人は解約の手続きをしておきましょう。解約日は引越し日より後にしておきましょう。

また、引越し先が賃貸の場合、新居では指定の火災保険があるケースが大半ですが、大家によっては引き継ぎもできるので、引き継ぎたい人は次の家をお願いした不動産業者に相談しましょう。

どこの保険会社と契約したのか、連絡先もわからない場合は、管理会社等に確認しましょう。

5-11. 会社・勤務先への住所変更の連絡

やるべき人会社員・アルバイトの人
やること会社や勤務先に引越すことを伝える

勤務先に引越すことを伝えておきましょう。交通費の変更、税金の支払いのために勤務先への連絡は必須です。

まずは、上司には早めに口頭で「◯月から△へ引越します」と伝えて、その後会社のルールに従い申告しておきましょう。

引越し後に申告をするルールの会社もありますが、引越し前にそう言ったルールを確認しておきましょう。

上司への連絡は必須?

必須ではありませんが、何かのタイミングでバレたときに気まずいこと、電車の遅延を考慮してもらえる可能性があることから伝えておくべきです。

嫌な方は、「〇〇方面へ引越します」と、方向だけ伝えましょう。

5-12. 新聞の住所変更手続き

やるべき人新聞を購読している方
やることインターネットや電話で住所変更をする

新しい住所で今の新聞を継続して購読する場合は引越しまでに住所変更をしておきます。下記のページから行いましょう。

新聞社住所変更
朝日新聞/日刊スポーツインターネットから
毎日新聞インターネットから
読売新聞インターネットもしくは電話から

また、引越しを機に解約したいという方は販売店に連絡するようにしましょう。

5-13. 冷蔵庫の掃除・霜取り

やるべき人冷蔵庫を持っている人
やること冷蔵庫を空にして、霜取りを終えておく

冷蔵庫に物が入っていると運んでもらえなくなるため、計画的に処分して、引越しまでに空にするようにしましょう。

また、前日には下記の手順で霜取りを行い、冷蔵庫の霜を綺麗に除去しておく必要があります。

  1. 冷蔵庫・冷凍庫を空にする
  2. 製氷機トレイの氷を捨てる
  3. コンセントを抜いて電源を落とす
  4. 溶けた霜で周囲が濡れないようにタオルを周囲に敷く
  5. 冷蔵庫を開けっぱなしにして、霜を溶かす
  6. 冷蔵庫の中を綺麗に拭き取る
  7. 蒸発皿※の水を捨てる

蒸発皿は、冷蔵庫の下部や背面にある、冷蔵庫の水を受ける皿のことです。

引用:シャープ

霜取りができていないと、運送中に溶け出し、他の荷物が濡れる恐れがあります。完全に溶けるまで、10~15時間はかかるので、前日余裕を持って行いましょう。

5-14. 洗濯機の水抜き

やるべき人洗濯機を持っていて、業者から「水抜き」を指示された人
やること洗濯機やホースの内部の水を抜く

洗濯機の水抜きとは洗濯機内部の水を取り除くための作業で、引っ越しで輸送中などに水が漏れて、他の荷物が汚れないように行います。

ただし、基本的に引っ越し業者が行ってくれますから引っ越し業者に頼んだ場合、業者から何も言われていなければする必要はありません。

ただ、格安の運送業者にお願いした方は、サービス範囲外の可能性もありますから、すべきなのか事前に聞いておきましょう。

水抜きは下記の流れで進めますが、製品ごとに取扱説明書を確認したり、「メーカー名+洗濯機+水抜き」で検索し、方法を確認しましょう。

全自動洗濯機の場合

  1. 水道の蛇口を閉める
  2. 洗濯機を空にした状態で、フタをしてスタートボタンを押す
  3. 電源を切り蛇口からホースを抜く(水の漏れに注意)
  4. 電源を入れ、フタをして脱水ボタンを押す
  5. 脱水が終わったら洗濯機内の水分を拭き取る
  6. 排水口からホースを抜き、ホース内の水を捨てる(水の漏れに注意)

ドラム式洗濯機の場合

  1. 水道の蛇口を閉める
  2. 洗濯機を空にした状態で、「槽洗浄コース」を選び、スタートボタンを押す
  3. 電源を切り蛇口からホースを抜く(水の漏れに注意)
  4. 電源を入れ、フタをして脱水ボタンを押す
  5. 脱水が終わったら洗濯機内の水分を拭き取る
  6. 糸くずフィルターを緩めて、洗面器などに水を捨てる
  7. 排水口からホースを抜き、ホース内の水を捨てる(水の漏れに注意)

6. 「転居後」にその他すべき8つのこと

転居後にもすべきことはたくさんあります。

下記にまとめましたから、計画的に行いましょう。

やることやるべき人
6-1. 荷解き全ての人
6-2. ダンボールの処分全ての人
6-3. 旧居の掃除賃貸で家を借りていた人
6-4. 旧居の鍵の引き渡し賃貸で家を借りていた人
6-5. スマホの住所変更スマホを契約している人
6-6. 銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人
6-7. クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人
6-8. 各種サービスの会員情報の変更上記以外のサービスに住所を登録している人

特に賃貸で家を借りていた方は、期日までにきれいにして引き渡さないと、家賃を払い続けることになったり、清掃費が高くなります。

6-1. 荷解き

やるべき人全ての人
やることダンボールから荷物を取り出し、収納する

引越し業者はダンボールを新居に運ぶことまでしかやってくれないので、ダンボールから取り出し、荷解きをすすめましょう。

いつまでに、という決まりはありませんが、新生活を快適にスタートさせるために早めに行っておきましょう。

6-2. ダンボールの処分

やるべき人全ての人
やること引越しで使ったダンボールを処分する

引越し業者によってはダンボールを回収してくれるので、可能なら回収を依頼しましょう。

自分で捨てる場合、ダンボールは「資源ゴミ」になるため、自治体のルールにしたがって資源ゴミとして出しましょう。各自治体のルールは「資源ゴミ+市区町村名」で検索すればすぐに見つかります。

ダンボールの枚数が多く、自分でルール通りに出すのが難しければ、紙を有料で回収してくれる古紙回収業者に依頼をしましょう。

「ダンボール回収+地域名」で検索すれば、あなたの新居に対応している古紙回収業者がすぐに出てきます。

古紙回収業者が見つからない場合は?

見つからない場合は、「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」で、紙に限らずあらゆるものを回収してくれる不用品回収業者を探しましょう。

不用品回収業者は10,000円前後と、3,000円前後で済む「古紙回収業者」と比較してやや高いものの、紙類に限らず、引越しで出た不用品を分別要らずで一気に引き取ってくれます。

6-3. 旧居の掃除

やるべき人賃貸で家を借りていた人
やること荷物がない状態にし、簡単に掃除をしておく

部屋をある程度綺麗な状態にし、引き払える状態にしておきます。敷金がどれくらい返ってくるかが変わるため、できる範囲で綺麗にしておきましょう。

下記の状態にしておくと、敷金が返ってきやすいです。

  • 部屋の中に私物が一切ない
  • キッチン周りの黒カビが取れている
  • 浴室の洗剤跡が取れている
  • 鏡の水アカが取れている
  • 壁の穴をできる範囲でふさぐ
  • 粗大ゴミを残さない

退去の立会い(鍵の引き渡し)までに終われせる必要があるため計画的に進めておきましょう。

6-4. 旧居の鍵の引き渡し

やるべき人賃貸で家を借りていた人
やること管理会社や大家と一緒に部屋を確認し、鍵を返す

解約の連絡をすると、立会い・引き渡しの日を指定されますから、忘れずに立会いましょう。

忘れると、解約が遅れ、無駄な家賃を支払い続けることになります。

ここで、部屋の傷など状態を確認し、あなたの過失で傷がついていた場合は敷金などから差し引かれます。

ただ、中には悪徳な大家・業者もいるため、敷金をきちんと返してもらうために、立会い前に「騙されるな!不動産業者が教える「敷金」を最大限返還させるための全知識」を確認しておきましょう。

6-5. スマホの住所変更

やるべき人スマホを契約している人
やることマイページなどで住所変更の手続きを行う

引越してからでも良いので、なるべく早くスマホの会社に住所変更の手続きを行います。

利用者の多いスマホの手続きは下記から行えます。

Webでの手続き電話で手続き
ドコモ手続きページドコモのスマホから151
au手続きページauのスマホから157
ソフトバンク手続きページ
楽天モバイル手続きページ
IIJ mio手続きページ
ahamo(ドコモの格安スマホ)手続きページ
pavo(auの格安スマホ)手続きページ
LINEMO(ソフトバンクの格安スマホ)手続きページ

6-6. 銀行への住所変更手続き

やるべき人銀行口座を持っている人
やること窓口やテレビ窓口、ネットバンクなどから手続きを行う

銀行へ届けている住所の変更をしていないと、大事な郵送物が届かなかったり、いざという時に手続きができないので注意しましょう。

支店の変更は必須ではありません。口座番号が変わり、通帳やキッシュカードも新しいものにしなければならないので、変えない方がいいです。

主要な銀行の引越し手続きは下記のページで確認できます。

銀行名手続き方法
三菱東京UFJ銀行ネットバンク、テレビ窓口、電話、郵送、窓口で手続き可能
三井住友銀行ネットバンク、窓口で手続き可能
みずほ銀行ネットバンク、電話、郵送、窓口で手続き可能
ゆうちょ銀行窓口(ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口)で手続き可能

6-7. クレジットカードの住所変更

やるべき人クレジットカードを持っている人
やることマイページ・電話などで手続きを行う

明細の受け取りや紛失した場合の再発行などを確実に行うためにもクレジットカードの住所変更もしておきましょう。

主要なクレジットカードの引越し手続きは下記のページで確認できます。

カード名手続き方法
楽天カードインターネット、電話で手続き可能
イオンカードインターネット、電話で手続き可能
三井住友カードインターネットで手続き可能
JCBカードインターネットで手続き可能

6-8. 各種サービスの会員情報の変更

やるべき人ここまでのサービス以外に住所を登録した人
やることマイページなどから変更の手続きをする

サービス利用時で問題ありませんが、「Amazon」や「楽天」などの会員制のサービスで登録している住所も、マイページなどから変更しておきましょう。

通販サイトには注意が必要で、郵便の転送届出は郵便以外のもの(宅配便など)の転送はできないので、買った物が届かない可能性もあります。

7. まとめ

転居の時にすべき手続きを、いつ、どこでどうやるかをまとめてきましたがいかがでしたか?

改めて、引越しの際は、以下のように、役所での転居手続きだけでなく、郵便・NHKなど様々な転居手続きが必要です。

手続きやるべき人
引越し前に役所ですべき転居の手続き一覧
2-1. 転出届の提出違う市区町村に引越しをする人
2-2. 印鑑登録の抹消違う市区町村に引越しをする人で、印鑑登録をしている人
2-3. 国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
2-4. 児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
2-5. 介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
2-6. 原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引越す方
引越し後に役所などですべき転居の手続き一覧
3-1. 転入届の提出他の市区町村から引越してきた人
3-2. 転居届の提出同一の市区町村で引越しを行った人
3-3. 印鑑登録印鑑登録が必要な人
3-4. 国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人
3-5. 国民年金の住所変更自営業や無職の人
3-6. マイナンバーの住所変更全ての人
3-7. 妊婦健康診査受診票の交換妊娠中や出産後の人で、別の市区町村から引越してきた人
3-8.児童手当の申請/住所変更児童手当を受け取っている人
3-9. 転校手続きお子さんが転校する方
3-10. 介護保険の申請/住所変更要介護・支援認定を受けている場合
3-11. 犬の住所変更手続き犬を飼っている方(猫の場合は不要)
3-12. 原付の住所変更原付を持っている人で他の市区町村から引越して来た人
3-13. 免許証の住所変更免許証を持っている人
3-14. 車庫証明書の申請自動車を持っている人
3-15. 自動車の住所変更手続き自動車を持っている人
3-16. バイクの住所変更手続きバイクを持っている人
その他の転居手続き(郵便・NHK・水道など)
4-1. 郵便の転居手続き全ての方
4-2. NHKの転居手続きNHKに受信料を払っている方
4-3. インターネット・電話の転居手続き固定のインターネット回線や電話回線を使っている方
4-4. ガスの転居手続きガスを契約している方
4-5. 電気の転居手続き電気を契約している方
4-6. 水道の転居手続き水道を契約している方
「転居前」にその他すべき14のこと
5-1. 部屋探し・部屋の契約まだ次の家が決まっていない人
5-2. 賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
5-3. 引越し業者の選定・予約引越し業者をまだ決めていない人
5-4. 学校への連絡引越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
5-5. 保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
5-6. 荷造り全ての人
5-7. CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
5-8. 粗大ゴミを処分する引越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
5-9. その他細かいゴミの処分全ての人
5-10. 火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
5-11. 会社・勤務先への住所変更の連絡会社員・アルバイトの人
5-12. 新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
5-13. 冷蔵庫の掃除・霜取り・水抜き冷蔵庫を持っている人
5-14. 洗濯機の水抜き洗濯機を持っていて、引越し業者から指示を受けた人
「転居後」にその他すべき8つのこと
6-1. 荷解き全ての人
6-2. ダンボールの処分全ての人
6-3. 旧居の掃除賃貸で家を借りていた人
6-4. 旧居の鍵の引き渡し賃貸で家を借りていた人
6-5. スマホの住所変更スマホを契約している人
6-6. 銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人
6-7. クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人
6-8. 各種サービスの会員情報の変更上記以外のサービスに住所を登録している人

このページを参考に、漏れがないように手続きを行いましょう。

あなたの転居の手続きにこのページがお役に立てることを心から祈っています。