知らずに契約すると損!賃貸の仲介手数料の全知識とプロが教える交渉術

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「引っ越しをする際に支払う仲介手数料ってなに?」「物件によって仲介手数料に違いがあるのはなぜ?」など、物件を賃貸したい場合に支払う仲介手数料について疑問に思っていませんか?

仲介手数料についての正しい知識がないと結果的に損をしたり、仲介手数料を上乗せされるなど悪質な不動産会社に騙されてしまう可能性もあります。

このページでは、不動産業界に長年携わって来た私が、仲介手数料の基本的な仕組みから、できるだけ安く済ませるための交渉方法などをわかりやすく解説していきます。

    1. 仲介手数料とは初期費用の中の一つ
    2. 交渉で仲介手数料は安くなる
    3. 仲介手数料無料の仕組み
    4. 悪徳不動産会社にも要注意!
    5. 仲介手数料の安いおすすめ不動産会社3選

このページを読めば、仲介手数料についての正しい知識が理解でき、損することなく賃貸物件を借りることができます。

1. 仲介手数料とは初期費用の中の一つ

仲介手数料とは、賃貸物件を借りる際に支払う敷金や礼金、管理費などと同じ初期費用の中の一つです。

「なんのために支払うの?」「誰にいくら支払うの?」など、疑問に思っている方のために順を追って解説していきます。

1-1. 誰になんのために支払うの?

仲介手数料とは、簡単に説明すると家を探してくれた不動産会社に支払う手数料です。

契約が成立した時点で支払う手数料で、不動産会社に頼んで家を探して貰った場合でも、最終的に契約をしなかった時は仲介手数料を支払う必要はありません。

1-2. 仲介手数料はいくら支払うの?

結論から言うと、仲介手数料は不動産会社によって金額が異なります。

なぜなら不動産会社に支払う仲介手数料は、原則で契約した物件の家賃半月分、法律では最大1ヶ月分までと、統一されていないからです。

参考までに宅地建物取引業法第46条を載せておきます。

第四 貸借の媒介に関する報酬の額
宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものである場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の1.08倍に相当する金額以内とする。この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たって当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の0.54倍に相当する金額以内とする。

引用:宅地建物取引業法第46条

1-3. 仲介手数料には消費税がかかる

不動産仲介業務は消費税の課税対象とされているため、仲介手数料に加え消費税を支払う必要があります。

そのため、半月分の場合家賃0.54ヶ月分、1ヶ月の場合1.08ヶ月分がかかります。

1-4. 仲介手数料を支払うタイミング

仲介手数料は契約(重要事項説明)の後に一括で支払う方法が一般的です。

契約時に支払えないと鍵をもらえず入居できないため、お金をしっかり用意しておきましょう。

1-5. 仲介手数料を含む契約金の支払い方法

仲介手数料を含む契約金の支払い方法は、現金払いもできますが口座振込が主流です。

口座振込の場合は振込手数料がかかってしまいますが、現金払いとは違い、支払いをした履歴を残すことができます。

また、契約する物件によって仲介手数料を含む契約金は高額となるため、現金を持ち歩くのが不安な方は口座振込がおすすめです。

なお、クレジットカード払いができる不動産会社も近年増えてきています。

2. 交渉で仲介手数料は安くなる

不動産会社にとって仲介手数料は、原則で半月分、法律で上限1ヶ月まで借主から貰えることになっているため、何も言わなければ上限の1ヶ月分を請求される場合がほとんどです。

そのため、仲介手数料を少しでも安くする交渉方法を身につけて、お得に賃貸を契約しましょう!

2-1. 値段交渉におすすめの時期

まずは、根本的な部分である交渉しやすい時期について解説していきます。

値段交渉におすすめの時期は、以下の特徴から4〜9月と言われています。

時期物件の数交渉成功率特徴
1月〜3月多い低い繁忙期であり、物件は早い者勝ち状態で交渉が難しい。
4月〜6月やや多い〜普通普通〜高い繁忙期に契約の無かった物件を埋めたい貸主が多く、交渉成功率は比較的に高い
7月〜9月少ない高い業界では閑散期となっており、空室を埋めるためなら交渉に答えてくれる可能性が高い。
10月〜12月普通〜やや多い普通閑散期を抜け、物件が増え始める時期で交渉成功率は高いとも低いとも言えない。

また、繁忙期の間は一般的に0ヶ月〜1ヶ月の礼金が2ヶ月になっていたり、初期費用が高くつく場合も多いです。

以上のように、時期によって交渉の向き不向きがありますが、少しでも安くするためにこれから紹介する方法で交渉を行いましょう。

2-2. 仲介手数料を安くするために効果的な4つの交渉方法

以下4つは仲介手数料を安くするために効果的な交渉方法です。

  • 他社を引き合いに出す
  • 明確な金額を提示する
  • 物件を自分で探してくる
  • 原則半月分ということを強調する

上から順に一つずつ解説していきます。

他社を引き合いに出す

「参考程度に〇〇社で同じ物件を調べてみたら仲介手数料が半額だった」など他社を引き合いに出すのは効果的です。

次の章で仲介手数料が半額〜無料の不動産会社を一覧表で紹介していますので、参考にしてみてください。

明確な金額を提示する

自分の用意した予算より高いことを伝え、「〇〇万円ならすぐ契約できます。」と具体的に金額を提示してみましょう。

上記で紹介した他社を引き合いに出す方法と組み合わせて使うとより効果的です。

例)「参考程度に◯◯社で同じ物件を調べてみたら仲介手数料が御社より安く、予算内に収まるので、〇〇社と同じ〇〇万円で契約することはできますか?」

物件を自分で探してくる

物件は自分で見つけ、契約などの手続きは不動産会社にまかせるやり方だと仲介手数料が安くできる可能性があります。

昔、他社で内覧をしたことがあって内覧が不要な物件や、内覧も必要なく即決する方は、「物件は自分で探してきたので仲介手数料1ヶ月分のところを半額にしてほしい」と交渉してみましょう。

原則半月分ということを強調する

原則は半月分ということを知っていれば「仲介手数料は半月分払えばいいと聞いていたが?」と、少し攻めた交渉の仕方もあります。

しかし、担当者の対応が雑になったり今後に影響がでる可能性があるので、角の立つ言い方にならないように注意しましょう。

全ての交渉方法に共通して言えることは、「安くなれば必ず契約する」など、最終的に契約する意思を示すことです。

また、交渉が得意でない方は、次の章で紹介する仲介手数料が無料の不動産会社を参考にしてみてください。

3. 仲介手数料無料の仕組み

世の中には仲介手数料が無料の不動産会社も存在します。

なぜ無料なのか疑問に思っている方も多いと思われるので、この章では仲介手数料が無料になる仕組みについて解説していきます。

3-1. 不動産会社が大家さんから広告費を貰っている

不動産会社が大家さんから広告費を得ている場合、仲介手数料が無料になります。

これは、空室を埋めたい大家さんが、借主の仲介手数料を肩代わりしているようなイメージです。

不動産会社によってはこういった物件のみを集め、ほとんど仲介手数料もかからない会社もあるので、費用を抑えたい方は前向きに検討しましょう。

しかし、「仲介手数料無料」に飛びつくと、損する可能性もあります。

3-2. 仲介手数料無料は本当にお得?

結論から言うと、仲介手数料が無料の不動産会社だけに絞って探すのは結果的に損をする可能性があります。

なぜなら、仲介手数料が無料な分、本来1ヶ月の礼金が2ヶ月分になっていたり、何らかの初期費用がプラスされている可能性があるからです。

そのため、始めから仲介手数料が無料の不動産会社だけに絞らず、半月分や1ヶ月分などもトータルで考慮し、それぞれ比較してから決めましょう。

対応が遅い場合がある

仲介手数料が無料な不動産会社は、顧客を多く抱えており、その分忙しい可能性が高く、対応が遅れたり多少雑になることもあります。

そのため、早急に物件を決めたい方は注意しましょう。

3-3. 仲介手数料が無料の不動産会社一覧

注意点も踏まえた上で仲介手数料が無料の不動産会社が気になる方のために一覧表を作りました。

それぞれ特徴があるので、これから不動産会社を探し始める方は参考にしてみてください。

社名拠点手数料特徴
エイブル全国半額〜無料物件の数が多い
業界トップクラスの知名度
交渉成功率が高い
店舗数が多い
ホームメイト全国最大無料店舗数が多い
割引などサービスが充実
ミニミニ全国半額〜無料店舗数が多い
物件の数が多い
年中無休
ハウスメイト全国最大無料スタッフの対応が好印象
家賃の安い物件が多い
一人暮らし向けの物件多数
タウンハウジング東京・神奈川・千葉・埼玉最大無料スタッフの対応が好印象
クレジット決済可能物件あり
キャンペーンなど特典が充実
エーアイアール東京・神奈川最大無料スタッフの対応が好印象
アブレイズ・コーポレーション東京半額〜無料交渉成功率が高い
クレジットカード払いができる
キャッシュバック制度がある
ゼロヘヤ東京無料仲介手数料完全無料
顧客満足度が高い
キャッシュバック制度がある
CoCoスーム東京最大無料初期費用が安い
キャンペーンあり
39room東京39,000円または無料キャッシュバック制度がある
キャンペーンあり
スマ部屋東京半額〜無料現地集合で来店不要
ミルーム東京最大無料ロフト物件多数
ネット無料物件多数
都内物件数トップクラス
キャンペーンあり
アムス・エステート東京最大無料*トリプル0物件多数

*敷金・礼金・仲介手数料が0円

「最大無料」となっている不動産会社は、1ヶ月分かかる物件もあり、時期によって仲介手数料が無料の物件が少ないケースもあるため注意しましょう。

4. 悪徳不動産会社にも要注意!

また、中には仲介手数料以外の初期費用をガンガン上乗せしてくる悪徳な不動産会社もあるので、選び方には注意が必要です。

以下のツイートから実情が把握できるかと思います。

「書類作成費」など仲介手数料に含まれているはずの料金が、仲介手数料とは別に請求されるなど悪質な事例があるため、注意しましょう。

5. 仲介手数料の安いおすすめ不動産会社3選

筆者が仲介手数料の安いおすすめ不動産会社を決めるため重視した観点は、主に以下の3点です。

  • 仲介手数料が半額、あるいは無料
  • 知名度があり信頼できる
  • 扱っている物件の数が豊富

上記3点を考慮して、筆者がおすすめする不動産会社は以下の3社です。

それでは1社ずつ解説していきます。

5-1. エイブル|国内業界最大手

引用:エイブル

エイブル」は、海外を含め800店舗以上を展開する国内業界最大手の不動産会社で、信頼性は抜群です。

また仲介手数料は半額から〜無料となっており、安く物件を契約したい方におすすめです。

物件の数も豊富なので、仲介手数料の安い不動産会社探しに迷ったらまず最初に利用しましょう。

エイブル公式ページ:https://www.able.co.jp/

5-2. ミニミニ|サービスが充実

引用:ミニミニ

ミニミニ」は、仲介手数料が半額〜無料で、全国に約450店舗を展開しています。

豊富な物件数が強みで、毎年10万件を超える物件の仲介実績があり、 信頼性は抜群です。

また、入居者保証制度、生活サービス、住み替え特典などサービスが充実しています。

引用:ミニミニ

火災や水漏れなど住居に関するトラブルに対応してくれるサービスが多いため、初めて賃貸物件を借りる方でも安心して住むことができます。

ミニミニ公式ページ:https://minimini.jp/

5-3. アブレイズ・コーポレーション|積極的に交渉ができる

引用:アブレイズ・コーポレーション

アブレイズ・コーポレーション」は、仲介手数料を安くすることに特化した不動産会社で、東京都心部を中心に店舗を展開しています。

一部対象外の物件もありますが、ほとんどの物件の仲介手数料が半額〜無料となっていて、問い合わせればすぐに手数料を教えてくれます。

また、仲介手数料を含む初期費用の交渉にも積極的に乗ってくれるため、トータルの費用を抑えたい方、値段交渉の得意な方などにおすすめです。

アブレイズ・コーポレーション公式ページ:https://www.ablaze.co.jp/

6. まとめ

仲介手数料の仕組みから安くできる交渉方法、注意点まで解説してきましたがいかがでしたか?

仲介手数料について正しい知識を身につければ、より納得して賃貸物件を契約することができます。

また、仲介手数料が安い筆者おすすめの不動産会社は以下の3社です。

仲介手数料をなるべく安く抑えたい方は参考にしてみてください。

このページを読んだあなたが、損をせずよりお得に賃貸物件を契約できることを願っています。

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