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タワーマンションは騒音がひどい?音に悩まない物件選びと暮らし方の全知識

「タワーマンションなら騒音は大丈夫?」「むしろタワーマンションの方がうるさいって本当?」などタワーマンションの騒音について気になっていませんか?

タワーマンションの騒音は、普通のマンションよりはマシなケースが多いですが、完全に防音されているマンションはほぼないため、周りの住民によっても変わってきます。

このページでは過去に不動産会社で賃貸業務をしてきて、自身も3つのタワーマンションに住んだことのある筆者がタワーマンションの騒音について下記の通り解説していきます。

  1. タワーマンションの騒音はどうなの?
  2. 騒音に悩まないためのタワーマンション選びの7ヶ条
  3. その他タワーマンションで気をつけるべきこと
  4. タワーマンションで後悔しないために購入・賃貸前にすべき事
  5. タワーマンションで騒音に悩んだ時にすべきこと

すべて読めば、タワーマンションの騒音はどうなのか、どう選べば騒音に悩まないか、騒音に悩んだらどうすればいいかわかります。

目次

1. タワーマンションの騒音はどうなの?

私は過去に3つのタワーマンションに住んだことがあり、仕事でも多くのマンションを見てきましたが、その経験から言うと、タワーマンションの騒音は下記の通りだと考えています。

  • 通常のマンションよりはマシ
  • 低階層の高級マンションには劣る

マンションの作りによっても、一概には言えませんし、とにかく近隣の住民によって左右されることの方が多いです。

1-1. 通常のマンションよりはマシ

やはり、タワーマンションはある程度は丈夫な作りになっていますから、通常のマンションよりは音が響きにくいです。

鉄筋コンクリートのしっかりした作りなので、上の階のドタバタは普通のマンションほど気にならず、駅近や高速の近くであっても、防音窓が付いているため、音が中に入って来にくいです。

1-2. 低階層の高級マンションには劣る

ただし、おなじ価格帯の低階層の高級マンションには劣る可能性があります。

引用:三井不動産

建物が高くなればなるほど、特に上層部は軽い作りにしなければいけないので、壁や床が薄くなる傾向にあるからです。

1-3. 近隣の住民で180度変わる

とは言え、どんなマンションでも完全に音がないことはほぼないですから、快適に過ごせるかは、上下および隣接する住民次第になってしまいます。

防音のしっかりした高級マンションを購入しても、隣に小さい子供やよく吠えるペットがいた場合は騒音に悩むことがありますし、防音性能が悪くても近隣の住民が静かであれば騒音に悩むことは少ないでしょう。

運次第にもなってしまいますが、より騒音に悩みにくいマンションを選ぶためにはいくつかコツがあるので、次で紹介します。

2. 騒音に悩まないためのタワーマンション選びの7ヶ条

騒音に悩まないためには下記の7つを意識しましょう。

騒音に悩まないタワーマンション選びの7ヶ条

  1. 内覧で騒音を必ず確認する
  2. 立地:線路や高速道路に注意する
  3. 床:厚さと素材を意識する
  4. 価格:相場より安い場合は要注意
  5. マンションの住人の口コミを見ておくこと
  6. 賃貸の人は「分譲賃貸」がを選ぶ
  7. 絶対に騒音に悩みたくない場合は購入はやめる

2-1. 内覧で騒音を必ず確認する

内覧時は、雰囲気などに目がいきがちですが、騒音の観点も必ず確認しておきましょう。

  • 壁をコンコンノックしてみて響く構造ではないか
  • 窓を閉めて耳をすませた時に、周辺の部屋やマンション外部の音が気にならないか

など、ご自身で現場でしっかりと聞いて確認しましょう。

周囲の騒音などは、時間によっても変わる可能性が高いですが、少なくとも内覧の短時間で気になる騒音が聞こえた場合、そのマンションは避けたほうがいいかもしれません。

2-2. 立地:線路や高速道路に注意する

線路沿いや高速道路沿いの場合、騒音に悩まされる可能性があります。

特に、タワーマンションは駅近の好立地にあることが多いので、近くに高速や線路がある方は、内覧時によりしっかりと騒音がないか確認し、不安であればそういったマンションを避けましょう。

2-2. 床:厚さと素材を意識する

床にの厚さと素材次第で、上の階の部屋の音の聞こえにくさは左右されます。

ここは不動産会社に聞けば調べてもらえるので、確認してみましょう。

厚さ:スラブ厚を確認

「スラブ厚」とは、床にあるコンクリートの厚さで、200mm~250mmあったほうがよく、200mmを切る場合は床が薄いと言えます。

中に穴を開けた「ボイドスラブ工法」と呼ばれる工法の場合、250mm~300mmが標準的で、これ以上の厚さの床を選びましょう。

厚さがしっかりしていれば、ドスン・ドスンという音が響きにくいです。

素材:フローリングの防音性能「L-値」を確認

畳やカーペットが使われていればそこまで気にならないかと思いますが、多くの場合はフローリングが使われているはずなので、フローリングの素材にも注意しておきましょう。

「遮音フローリング」と呼ばれる音が響きにくいフローリングを使っているマンションが多いですが、材質によっても音の響きやすさが変わります。

この防音性能は、L値という値で示されて、L-40、もしくはL-45のものが好ましいです。(L-◯の表記ですが数字が小さいほど優れています。)

L-50、L-55だとスラブ厚によって上の階の音が気になりやすくなり、L-60以下の性能のフローリングを使うマンションはおすすめしません。

2-3. 壁:遮音等級に着目

壁がコンクリートなら防音性能は優れていますが、タワーマンションは軽量化のために、コンクリートが使われないことも多いです。

その場合は、吸音材を石膏ボードで挟んだ仕組みの「乾式壁」が使われます。この乾式壁は、軽くて、コンクリート壁に匹敵する防音性能を誇っているといわれますが、乾式壁の中でもメーカーなどによって遮音性能が違います。

その遮音性能ですが、実際に計測された「TLD値」という値でどれだけの遮音ができるかが判定されます。「TLD値」はD-◯と表示されますが、騒音に悩みたくないのであれば、D-55以上のものがおすすめです。

壁の遮音等級も不動産会社に確認すれば教えてくれます。

ただし、賃貸の場合は、壁や床の防音に関して、確認すらしてくれないケースもあります。その場合はマンションを管理している会社(「マンション名+管理会社」で検索)に直接聞いたり、「SUUMO」などで他にその物件を扱っている不動産会社を探し、その会社経由で問い合わせ、申し込みを行いましょう。

ただし、すべての物件で公開されているわけでもないので、管理会社+もう1社に問い合わせても出てこなければ諦めましょう。

2-4. 価格:相場より安い場合は要注意

正直、上記の壁や床の観点は価格に比例します。

価格や賃料が高い物件であればあるほど、防音性能の高い素材が使われるケースが多く、騒音に悩みにくいです。

エリアごとの相場を考慮した時に、相場より安い場合は壁材・床材などが抑えられている可能性があるので、より厳密に調べ、床や壁の防音性能が分からなければ避けるようにしましょう。

2-5. マンションの住人の口コミを見ておくこと

「壁が薄くて騒音が響く」などの口コミを見ることができるサービスもありますので、すで住民がいるマンションの騒音にかする書き込みはチェックしておきましょう。

おすすめサイト:マンションノート

マンションノート」は、100万件以上の口コミが投稿される、日本最大級のマンション口コミサイトです。

今住んでいるマンションの口コミを投稿すれば、無料で口コミを見ることができます。

2-6. 賃貸の人は「分譲賃貸」を選ぶ

賃貸物件にはもともと賃貸向けに建てられたタワーマンションと、分譲向けに建てられたタワーマンションが貸し出されているケースがありますが、賃貸で借りる場合は、分譲向けのマンションがおすすめです。

理由は、長く住むことを前提に購入する人が多いので、より騒音などが起きにくい作りになっているからです。また、住民も長く住もうとしていて、近隣とのトラブルを起こさないように気をつけている人が多いので、騒音に悩みにくいです。

SUUMO」であれば下記の方法で分譲賃貸のタワマンだけを調べられるので、探しやすいです。

詳細条件>すべてのこだわり条件>その他>「タワーマンション」「分譲賃貸」にチェック

2-7. 絶対に騒音に悩みたくない場合は購入はやめる

絶対に騒音を避けたいのであれば、「購入は避ける」というのがベストです。

どんなに騒音に気を遣ってタワーマンションを選んでも、隣が賃貸で貸し出して、騒音を出す隣人ができた場合、一発でアウトだからです。

騒音は運に左右されますから、騒音が心配であれば、購入は避け、タワマンに住むなら賃貸にしておくのがベストです。

3. その他タワーマンションで気をつけるべきこと

騒音以外にも、タワーマンションに住む上で、事前に知っておくべきことはたくさんあります。

これらを知らずに契約・購入すると、騒音以上に気になる可能性があります。逆に下記全ての点を納得した上で、購入すれば、後悔する可能性は低いです。

3-1. 宅配便の受け取りが面倒

タワーマンションで面倒なのが宅配便です。

一般的なタワーマンションは上記のようにオートロックが複数ある分、インターホンに何度も対応しなければいけません。

また、エレベーターなどに時間がかかったり、他の部屋を回って来ることもあるので、部屋に来るまでに時間がかかります。

私が2つめに住んだタワーマンションは、インターホンが押されてから5分以上かかることもありました。

3-2. ベランダに物が干せない、物が置けない

高層階になると、ベランダは強風が激しく、洗濯物が干せなかったり、落ちるおそれのある物は置くことができませんでした。

44階はもちろんですが、23階の部屋も物は干せませんでした。

ただし、浴室乾燥機や、乾燥機付きの洗濯機が完備されていれば、洗濯はそこまで困らないはずです。

3-3. エレベータで時間がかかることがある

また、エレベーターに乗るまでに待たされること、目的の階に行くのに時間がかかることがあります。

一応、階数ごにエレベーターは分かれていたのですが、2つ目のタワーマンションの時はおよそ250戸に対し、2基しかないため、すぐには来ないことが多かったです。

また、他の人が乗り降りするので各階で止まらなければならず、目的の階までに時間がかかることも多々ありました。

朝の忙しい時間などは、非常にストレスを感じていました。

エレベーターが止まると致命的

また、地震や停電などでエレベーターが止まると階段を上り下りしないといけません。

20階を超えると階段は非常にきついので、そこも念頭に置いておきましょう。

3-4. 他の住人の質がバラバラ

また、タワーマンションは住人が多いからこそ「色々な人が住んでいること」もデメリットだと思いました。

自宅でホームパーティをして夜中までバカ騒ぎをしたり、その人たちの客なのか、住人以外の人が遅い時間にもマンション内にいることもあり、子育てをする私にとっては少し心配でした。

タワーマンションには多くの人、様々な層の人が住んでいることで、こういった悩みを持ちやすいです。

分譲でも賃貸の住民も多い

分譲向けのタワーマンションでも、個人投資家などが賃貸用に購入し、貸し出しているケースは多々あります。

そのため、隣人がコロコロ変わるという可能性もありますので、購入して長く住もうという方は要注意です。

3-5. 引越しの手間や費用が増える

また、入居時・退去時の引っ越しにも余計なお金と手間がかかるのがタワーマンションのデメリットです。

引っ越しの際は、建物内に傷をつけないように、養生(補強)などをしますが、タワーマンションの場合は部屋までの距離も長いので、養生が非常に大変になります。

引用:アート引越センター

内装にこだわっている物件の場合、長い廊下の壁・床・柱に全て養生するので、養生だけで数時間待たされることもあります。

そして、その分費用も高くなりやすいのがタワーマンションのデメリットです。引っ越しの時に業者の人に聞いたら、同じ荷物でもタワーマンションだと料金は数倍になると言っていました。

3-6. 地震の時に揺れやすい

タワーマンションは一般的なマンションよりも地震対策ができている物件が大半ですが、高層階だと揺れやすいです。

これは、建物によっては地震が起きた時にポキっと折れないように、あえて弾力性を持たせた作りになっているからです。

私は感じませんでしたが、タワーマンションに住んでいる方の中には「強風が吹いただけで揺れる感じがある」と言っている人もいました。

3-7. 共用施設の予約が取れない

タワーマンションの目玉といえば、パーティルームなどの共用施設かと思います。

しかし、特にパーティルームの予約はなかなか取れるものではありません。

私も友人を招いてホームパーティをしようと思ったことがありましたが、私が住んでいたところですと、月に1回抽選になるのですが、週末などは倍率が高くなかなか当たりませんでした。

自由に使えるものではないかもしれない、ということを念頭に置いてきましょう。

4. タワーマンションで後悔しないために購入・賃貸前にすべき事

タワーマンションは購入の場合も賃貸の場合も一般のマンションよりは高い買い物になるため、以上を踏まえ、後悔しないように、下記の観点を意識しましょう。

騒音のポイントと合わせせて検討すれば、納得した住まい選びが実現します。

4-1. 共通して気をつけるべき4つのこと

購入する方も、賃貸の方もマンション選びで後悔しないために、下記の4つは必ず行いましょう。

内覧をしっかり行うこと

ぱっと見の部屋のイメージだけで決めないようにしましょう。

下記は住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、内覧時確認しましょう。

周辺環境駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認)
小中学校からの距離
今の生活で便利に感じている施設(クリーニングなど)を事前に書き出し、チェックする
マンションの共用部エントランス・エレベーター・ゴミ置場などの清掃は行き届いているか
コンシェルジュの有無、時間、サービスの内容
エレベーターの台数や待ち時間
ゴミ捨て場は各フロアにあるか、24時間出せるか
マンションの住人はストレスなく同じマンションに住めそうな人か
部屋眺望・日当たりは良いか/再開発などで悪化しないか
高速道路や電車の騒音はないか
収納スペースは十分にあるか
壁が薄くないか(軽く叩いてみる)
洗濯物は干せそうか

共用施設を精査すること

あなたの欲しい共用施設が付いているかは、必ず確認、整理すべきです。

ただ、共用施設が豊富、は一見メリットですが、デメリットでもあります。

共用施設がタワーマンションの魅力一つではありますが、共益費や賃料が上がる傾向にあるので、使わない共用施設は共益費の「払い損」につながります。

自分に必要ない共用施設はどれくらいあるか、費用を考慮した時にコスパはどうかも判断材料にしましょう。

必ず複数の物件を見ること

タワーマンションに済んだことがない方は、複数の物件を内覧した上で決定するといいでしょう。

同じエリア、同じ条件の物件を多くチェックできれば物件ごとのデメリットや相場がわかってくるはずです。

必ず3棟以上の物件をここまでの観点含め、確かめるようにしましょう。

マンションの住人の口コミを必ず見ておくこと

「思いの外、小学校から遠い」「周辺のスーパーまでの道のりが不便」など、住まなければわからない物件のデメリットはこの他にもたくさんあるはずです。

先ほどの、「マンションノート」のようなマンションの住人の口コミを見れるサービスで、騒音以外の悪い点を確認しておきましょう。

4-2. 購入して後悔しないために

タワーマンションを購入した後に、上記のデメリットなどで後悔したら、取り返しがつきません。

「いいかも!」と思った物件もすぐに飛びつくのではなく、賃貸以上に上記および下記のポイントに注意して購入を検討しましょう。

トータルコストで考えること

タワーマンションを購入した後も「管理費」「修繕費」はかかってきます。また「ローンの利息」も、「固定資産税」などもかかります。

特に修繕費に関しては、より多くの人が興味を持つようにあえて抑えて募集をしているケースがあります。そんなパターンだといざ修繕が必要な時に、修繕費が足りず、思わぬ出費を強いられます。

修繕費は適正かどうかも踏まえて、トータルコストで考えましょう。

タワーマンションの購入時かかる主な費用

  • 物件価格
  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 登記費用・登録免許税
  • 固定資産税
  • 不動産取得税
  • ローン事務手数料
  • 毎月の管理費・修繕費

上記は一例ですが、購入費用以外にも様々な名目でお金がかかります。初期費用、毎月支払う費用をしっかりシミュレーションした上で購入しましょう。

様々なマンションを紹介する業者に相談しながら決めるのがベスト

特定のタワーマンションのみを扱っている会社に相談すると、デメリットを隠されたり、他社のマンションを教えてくれません。

そのため、複数のタワーマンションを公平に扱っている会社に相談するのがおすすめです。

  • どの業者のマンションも中立に扱っているか
  • 営業をしないと公言しているか
  • 無料で相談だけでもできるか
  • 大手企業が運営している

の4点でおすすめ業者を出すとすると、下記の2社がおすすめです。

中古で検討している方は「LIFULL 」、新築で検討している方はどちらにも話を聞きに行き、担当者や提案内容が良さそうな方を選ぶのがおすすめです。

4-3. 賃貸して後悔しないために

賃貸であれば、購入よりも慎重になる必要はありません。

ただし、短期間の引っ越しは余計な出費の元ですので、少なくとも2年住むことを前提に複数物件を比較・検討することをおすすめします。

賃貸のタワーマンションを探す際は、「SUUMO」「HOME’S」などの大手のポータルサイトを使いましょう。

ポータルサイトがおすすめな理由

ポータルサイトとは、下記のように、各不動産会社が、自社で扱う物件を掲載しているものです。

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

タワーマンションの場合、下記のように部屋ごとに扱っている不動産会社が違うということもあり、それらをまとめて見れるため、より理想の物件を調べやすいです。

※田町駅の某タワーマンションの空室一覧(抜粋)

1つの物件を問い合わせれば、同じ条件の物件を紹介してくれるケースが多いです。また、床材などの調査を頑張ってくれる会社と頑張らない会社があるので、いい担当を探すという意味でも複数の会社に問い合わせを行いましょう。

1件でも多くの物件を見て、後悔しない部屋選びをしましょう。

絞り込んで効率よく検索を

ポータルサイトはタワーマンション 以外の物件も豊富に掲載されているためタワーマンションだけを絞って効率よく検索しましょう。

SUUMO」も「HOME’S」もエリアを絞った上で詳細条件選択欄の「その他」の中の「タワーマンション」にチェックすれば絞り込み可能です。

5. タワーマンションで騒音に悩んだ時にすべきこと

上記を元にタワーマンションを選んだとしても、騒音に悩む可能性はゼロではありません。

また、すでに騒音に悩んでいる、と言う人もいるかもしれません。

そんな際はぜひ下記のポイントを実践してみてください。

  • まずは不動産会社へ連絡する
  • 家具の置き方を見直す
  • 吸音パネルを設置する
  • 防音カーテンを使う

5-1. まずは不動産会社へ連絡する

当事者同士では、議論が進まなかったり、その後の関係をより悪化させてしまう可能性があるので、まずは必ずそのタワーマンションを管理している管理会社に相談することから始めましょう。

その際には、「どういった時に、どれだけの騒音があるか」をきちんと伝えるようにしましょう。具体的になっていたほうが、管理会社や騒音元の住民が対応しやすいためです。

伝えるポイント

  • いつころから騒音に悩んでいるか
  • どんな騒音なのか
  • 時間としてはどのくらいのことが多いか

これでも治らない場合も、諦めず、粘り強く連絡をし、騒音の元の人が、何かしらの対策を打つのを待ちましょう。何度も連絡することで、少しは意識してくれるようになるはずです。

5-2. 家具の置き方を見直す

隣の家からの騒音がある場合、タンスなどを騒音のする側の壁に寄せることで、音の軽減が見込めます。

硬く重い家具であればあるほどよく、壁との隙間を1cmほど開けるとより防音効果が高くなるのでおすすめです。

5-3. 吸音パネルを設置する

吸音パネルを貼ることで、隣からの音が反響するのを防げ、また、あなたの部屋からの騒音も隣の人に聞こえにくくなります。

隣の家の赤ちゃんの泣き声やペットなどは、隣人もなかなか対策できないので、そういった時に有効です。

【賃貸でも安心】ピンで取り付け可能な 壁面「吸音」フェルトパネル」のように、カラフルでデザイン性に富んだものや、賃貸でも使えるように壁にダメージを与えないものも存在します。

上記のような賃貸の場合もダメージ少なく取り付けができるものが多いですが、念のため事前に管理会社などに確認した上で貼るようにしましょう。

5-4. 防音カーテンを使う

外からの音に悩んでいる方であれば、防音カーテンを使うのもおすすめです。

防音カーテンは、音を遮ったり、吸収するために特殊な織り方で作られたカーテンで、最大80%参考の減音効果があるとも言われています。

くれない」という防音カーテンを豊富に扱うカーテン業者であれば、部屋のイメージに合わせた防音カーテンを選ぶことができます。

あなたの家は大丈夫?

周辺がうるさいと言うことは、あなたも気をつけなければ、同じような悩みを隣人に持たせてしまうかもしれません。

  • 小さいお子さんがいる場合は防音性の高いジョイントマットを使う
  • 大きな音のなる家電には、吸音シートを貼る
  • スリッパを履いて、足音を和らげる
  • 夜はテレビなどの音量を下げる

やはり騒音が気になると「自分も少しはいいだろう」と思ってしまう人は多いです。こういった気遣いをあなたから始めれば、周辺の人のモラルは改善していくはずです。

まずはできることから始めていきましょう。

6. まとめ

タワーマンションの騒音について紹介してきましたが、いかがでしたか?

タワーマンションは普通のマンションよりは頑丈な作りになっていて、騒音はそこまで気にならないはずです。

ただし、どんなマンションでも住民によって快適さはガラリと変わります。本当に後悔したくないのであれば、購入自体を避けておくのがベストですし、それでも購入したい場合は、しっかりと壁や床などを見極めましょう。

また、そのほかに注意点はたくさんありますので、騒音以外のデメリットにも注意しながら家を選びましょう。

このページがあなたの最高のお部屋選びのお役に立てることを心から祈っています。