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引越し

クロネコヤマトの単身パックの全知識|料金から事前に知るべき注意点まで

「クロネコヤマトの単身パックはどうなの?」「他の単身パックと比べて優れている?」など、クロネコヤマト(ヤマトホームコンビニエンス)の単身パックが気になっていませんか?

クロネコヤマトの単身パックはコスパがよく、おすすめの単身パックの一つです。ただし、単身パック自体の注意点を理解しないと、使ってから後悔することになります。

このページでは、引っ越し業者で4年間営業してきた筆者が、クロネコヤマトの単身パックの特徴や、単身パック自体の注意点について下記の流れで紹介します。

  1. クロネコヤマトの「単身パック」はおすすめ?
  2. クロネコヤマトの単身パックの詳細データ
  3. 利用前に要確認!単身パックに共通する5つの注意点
  4. 通常の引っ越しプランを比較!単身向けおすすめ業者6選
  5. 通常の引越しプランを単身パックより安く使うためのコツ
  6. 通常プランがもう少し安くなる!料金の確認のコツ

最後まで読めば、クロネコヤマトの単身パックを使うべきかから、もっといい引っ越しサービスはないのかまでわかり、料金面・サービス面の満足度が上がります。

目次

1. クロネコヤマトの「単身パック」はおすすめ?

クロネコヤマト(ヤマトホームコンビニエンス )は最大手の宅配業者ですが、引っ越しサービスとして「わたしの引越」という単身パックを提供しています。

そもそも単身パックとは、下記のような各社専用のカーゴに入るだけ荷物を積んでもらえる格安の引っ越しプランです。

引用:ヤマトホームコンビニエンス

トラックを貸し切ることが多い通常の引っ越しプランとは違い、下記のようにたくさんの人のカーゴをまとめて運ぶことになるため、料金は安くなりやすいです。

単身パックと通常プランの違い

単身パックは複数の会社が出していますが、クロネコヤマトの単身パックは最もおすすめのプランの一つです。

1-1. 単身パックの中では間違いなくおすすめ

全国に対応していて、利用者も多い、大手15社の引っ越し業者・運送業者が提供する単身パックのプランは以下の通りです。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

税込料金(カーゴ1つあたり)荷物量
同一市区町村の価格目安東京→大阪間の価格目安カーゴの
横幅×奥行き×高さ
カーゴの容量
クロネコヤマト(わたしの引越)23,100円33,000円 104×104×170cm1.83m³
日本通運(L)29,700円41,800円108×104×175cm1.96㎥
サカイ引越センター(小口便)長距離のみ対応68,000円105×75×144cm1.13㎥
SGムービング(カーゴプラン)35,700円61,600円100×75×145cm1.08㎥
西濃運輸(カンガルー単身MAX+1)41,800円49,500円115×128×170cm2.50㎥
福山.通運(青春引越便)37,400円47,300円110×110×190cm2.30m³
  • 料金表があるプランは料金表をベースに、ないものは実際に見積もりをとって算出。
  • 繁忙期ではない時期の平日の料金目安です。時期や曜日によっては割増されます。
  • ハトのマークの引越センターは「小鳩」などの単身パックがあったが、現在は取り扱いなし。
  • 日本通運は「単身パックSプラン」「積んでみるプラン」があったが、現在は取り扱いなし。

単身パックは、宅配便のような最低限の引っ越しサービスで、会社やプランごとに大きな違いがあるのは下記の2つです。

  • 価格帯
  • カーゴの大きさ(どれだけ荷物が乗るか)

上記2つを比較すると、クロネコヤマトの単身パックは、コンテナサイズも十分で、価格も安いため、「日本通運」と合わせておすすめの単身パックです。

日本通運(https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/)には大小、複数のプランがあり、引っ越し条件によってはクロネコヤマト以上に安くなることもありますから、合わせて検討しましょう。

1-2. その他「クロネコヤマトの単身パック」の特徴

料金の面でコストパフォーマンスのいいクロネコヤマトの単身パックですが、上記以外には下記の特徴があります。

  • ◯Web完結で予約が取れる
  • ◯運べない荷物があっても対応してもらいやすい
  • △一部エリアでは使えない

◯Web完結で予約が取れる

通常、引っ越し見積もりは、電話や訪問などで細かく条件を伝えないと、料金を確定できません。

ただし、クロネコヤマトの単身パックであれば、Webで見積もり・予約が完結します。

Web上で、発着地の郵便番号と、希望日を選ぶと、1ボックス(カーゴ)あたりの料金がすぐに出ます。その上で、荷物量を入力すると、必要なボックス数が出るため、料金がわかります。

料金に納得できれば、あなたの情報を入力すればWebだけで予約ができます。

単身パックでも電話や訪問見積もりが必要な業者も多い中で、Webだけで見積もりできるのは、クロネコヤマトと日本通運だけです。

◯運べない荷物があっても対応してもらいやすい

単身パックは、カーゴを超える荷物があると、運んでもらえないこともありますが、クロネコヤマトは、「家財宅急便」という家具専門の輸送サービスがあり、柔軟に運んでもらえます。

基本的に、大型の家具がある場合は、単身パック自体が割高になってしまうため、載らなさそうな家具がある時は単身パックの利用自体をおすすめしません。

ただ、万が一「測りまちがえた」「入ると思ったけどダメだった」などのケースがあっても、クロネコヤマトなら当日、柔軟に対応してくれるので安心です。

大型の家具は、見積もり画面で判断できる
大きい荷物の表示

画像のように、クロネコヤマトでは、単身パックに載らない家財は見積もり時に「大型家具」という表記がでます。

それを目安にし、運びたいものが大型家具だった場合は通常の引っ越しプランを使いましょう。

△一部エリアでは使えない

クロネコヤマトの単身パックは全国で使えるわけではなく、集荷元・配送先の住所次第で、使えないエリアも存在します。

対応市区町村が一覧(https://www.008008.jp/)になっていますが、同じ市区町村でも、住所によっては使えるエリア・使えないエリアがあります。Web見積もりの最初に、郵便番号を入力しますが、それで対応しているかどうかがすぐにわかります。

対応エリア以外の方は「日本通運」を使いましょう。

1-3. クロネコヤマトの単身パックがおすすめな人

クロネコヤマトの単身パックは、コストパフォーマンスに優れていますから、単身パックの中で最もおすすめです。

日本通運(https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/)が最安になるケースもあるため、あなたの条件で2社をWeb上で比較できると失敗しません。

迷った場合、比較が面倒な場合は、料金・カーゴの大きさ踏まえ、クロネコヤマトを利用すれば間違いありません。

クロネコヤマト公式ページ:https://www.008008.jp/moving/

ただし、単身パックは業者にかかわらず、「3. 利用前に要確認!単身パックに共通する5つの注意点」で紹介するような注意点が満載です。

注意点を踏まえると、単身パック自体を使うべき人は下記全てに当てはまる人で、あてはらなければ、単身パック自体をおすすめしません。

  • ベッド・3ドア冷蔵庫などカーゴの大きさを超える荷物がない
  • 荷物量が多くはなく確実にカーゴ(1m×1m×1.7m程度)に積みきれそう
  • 宅配便のような最低限のサービスで問題ない
  • 当日荷物を受け取れなくても問題ない

特に荷物量には注意が必要で、単身パックにギリギリ入る荷物量は下記と考えておきましょう。

単身パックの荷物量の目安

引用:日本通運

上記よりも明らかに荷物が多い、大型の家具がある、という方は単身パックを使うと割高になります。

また、上記4つに当てはまる方も、通常プランで割引をしてもらうことで単身パック以上に安く使える可能性があります。

4章」以降で通常プランの比較や、安く使うためのコツを紹介していますが、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使うことで、通常プランが安い業者を見つけることができます。

1-4. クロネコヤマトと合わせて検討すべき単身パック

クロネコヤマトと合わせて比較したいのが、「日本通運」です。

日本通運

日本通運は、引っ越しを積極的に行なっている運送業者ですが、単身パックも充実しています。以下の単身パックを用意していて、長距離の場合は特に安く使いやすいです。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

カーゴサイズ概要
単身パックL108×104×175cm(1.96㎥)通常の単身パック
単身パック当日便単身パックではない「単身パック」は名前だけで通常の引越しプランなので要注意
単身パックS108×74×155cm(1.23㎥)
※現在は取り扱いなし
通常の単身パック
単身パック積んでみる100×100×150cm(1.50㎥)
※現在は取り扱いなし
コンテナサイズに収まるように自分で荷物を積み上げて用意しておく。
専用ページ(https://www.nittsu.co.jp/)からの申し込みが必須。

下記の条件で割引もでき、クロネコヤマトよりもコンテナの大きい「単身パックL」も安くできる可能性があります。

  • インターネット割引:ネットでの申し込みで-2,200円
  • 開始時間おまかせ割引:作業時間をお任せで-1,100円

Web(https://www46.nittsu.co.jp/)に荷物内容を打ち込むと、下記のように日にち別の料金が表示され、納得できる金額であればそのまま予約ができます。

ただし、距離やトラックの状況などで、「単身パック当日便」というカーゴを使わない通常のプランが適用されることがあります。

日にち選択ページで希望日をクリックし、上記表示が出た場合は、電話(0120-154022)で「単身パックL」は使えないか確認するとより安く使える可能性が高まります。

会社名日本通運株式会社
設立1937年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:34,100円、関東⇆関西:41,800円
カーゴサイズ108×104×175cm(1.96㎥)

日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

2. クロネコヤマトの単身パックの詳細データ

では、クロネコヤマトの単身パックをより詳しく知りたい、という方に向け、下記の観点でクロネコヤマトの単身パックについて紹介していきます。

  • クロネコヤマト単身パックのエリア別料金の料金表
  • クロネコヤマト単身パックのオプションや追加料金について
  • クロネコヤマト単身パックで運べる荷物量について
  • クロネコヤマト単身パックの口コミ・評判

過去の情報に注意

クロネコヤマトは、料金に関するトラブルにより、2018年から一時、引っ越しサービスを停止していました。

2019年に再開されたあと、単身パックのサービス内容は大幅に変わりましたが、ネット上には古い情報も多いので気を付けてください。

「単身パックminiタイプ」「単身パックフルプラン」は、以前のプラン名です。

2-1. クロネコヤマト単身パックのエリア別料金の料金表

エリア別に1カーゴあたりの料金を算出しました。

-スマホの方はスクロールできます-

引越元\引越先(税込)北海道(札幌市中央区)東京都(新宿区新宿)神奈川県(横浜市鶴見区)愛知県(名古屋市北区)大阪府(大阪市平野区)福岡県(福岡市東区)
北海道(札幌市中央区)23,100円47,300円47,300円49,500円55,000円66,000円
東京都(新宿区新宿)47,300円23,100円23,100円30,800円33,000円44,000円
神奈川県(横浜市鶴見区)47,300円23,100円23,100円30,800円33,000円44,000円
愛知県(名古屋市北区)49,500円30,800円30,800円23,100円26,400円37,400円
大阪府(大阪市平野区)55,000円33,000円33,000円26,400円23,100円34,100円
福岡県(福岡市東区)66,000円44,000円44,000円37,400円34,100円23,100円

どのエリアでも、単身パックの相場相場よりは安く、日本通運と並んで、トップクラスに安いです。

2-2. クロネコヤマト単身パックのオプションや追加料金について

また、上記の料金に加え、時期やオプションによって追加料金が必要です。

まず、下記の日程で引っ越しをする方は、別料金(税込)がかかります。

発送/到着の両方が土日祝日+2200円
発送/到着のどちらかが土日祝日+4400円
3/1~4/10の作業発送/到着それぞれで+5500円

また、下記のような作業を代行して欲しい場合は追加でオプション料金(税込)が必要です。

全自動洗濯機取り外し1,650円
取り付け3,300円
ドラム式洗濯機取り外し3,300円
取り付け8,250円
照明取り外し1,650円
取り付け3,300円

上記をお願いする場合も、Web上で選択する形でオプションを付けられます。

梱包資材は?

クロネコヤマトに限らず、単身パックでは、梱包資材は別料金です。

クロネコヤマトでは、ダンボールが税込2,640円/10枚~販売されていますが、Amazon(https://www.amazon.co.jp/)で購入した方が安いです。

2-3.クロネコヤマト単身パックで運べる荷物量について

104×104×170cmのカーゴに入るだけです。

見積もり画面で、1つのカーゴに入るかどうか大まかにわかりますから、入力し、確認しましょう。

目安にしていただくために、カーゴにギリギリ入る荷物の例を紹介します。

ケース1:一人暮らし用の家電を一通り運ぶ場合

  • 冷蔵庫(一人暮らし用)
  • 全自動洗濯機
  • 電子レンジ
  • スティック型掃除機
  • 座椅子
  • 32インチテレビ
  • テレビ台(幅~80cm)
  • ダンボール(49cm×32cm×28cm)5個

ケース2:ダンボール中心に運ぶ場合

  • ダンボール(49cm×32cm×28cm)15個
  • 2段カラーボックス
  • 32インチテレビ
  • テレビ台(幅~80cm)
  • 衣類ケース(高さ22cm)3個
  • 布団(収納袋に入れる)
  • ローテーブル

上記の荷物内容でも、それぞれの家財の大きさで入るかは変わります。

入らない場合は、カーゴを追加することになり、割高になるため、入るか心配な家具があるのであれば、単身パックは避けておいた方がいいです。

また、家具・家電の縦・横・高さをしっかり測り、カーゴに入るかどうか確かめておくと安心です。

採寸するときは「AR Ruler(iOS/Android)」などのカメラで撮るだけで採寸できるアプリが便利です。

2-4. クロネコヤマト単身パックの口コミ・評判

クロネコヤマトの単身パックに関する評判を集めたところ、下記の声がありました。

口コミ・評判

40代女性/単身
【総合評価】
料金が安いにもかかわらず親切丁寧な対応。引越し業者の作業員は力仕事の男性ということもあり少し近寄りづらい印象だけどヤマトの方は優しい爽やかな感じの方で話しやすく作業も捗る。
【接客対応】見積りもネットで可能。作業員も優しく話しやすい雰囲気。
【引越し作業】作業員の方の動きがよく、不安定なものや繊細なものも丁寧に梱包してくれた。コンテナに詰めるタイプだが少しでも多く入るよう考えてくれた。
【サービス】サービスは特に利用していない
【料金】他業者に比べ圧倒的に安いと思う。リピート。
引用:SUUMO引越し

口コミ・評判

40代女性/単身
【総合評価】
クロネコヤマトを利用し、単身から夫婦への引っ越しをした。
旦那と一緒に同じ状況で申込をしたが、値引きの交渉をしても聞いてくれない。
他社なら聞いてくれるのに。
サイトから申込をしたが、サイトが使いづらく当日は漏れがあり物干し竿を追加したが買ったほうが安いなどと言われた。
処分するのも面倒なので一緒に運んでくれればいいのに融通がきかない。
結局追加料金を払い高くついた。
【接客対応】
普通
【引越し作業】
高い
【サービス】
値段が高い。
物干し竿を追加で運んでもらいたかったが、買ったほうが安いなどと言われて融通がきかない。
【料金】
高い。融通がきかない。

引用:SUUMO引越し

まず、最も多かったのは、料金面に関して満足している声です。業界でも最もコストパフォーマンスの良い単身パックですから、1カーゴで全ての荷物を運べる場合、他のサービスよりも安く引っ越しができます。

ただし、「カーゴに積みきらなず、別料金がかかった」など失敗談もあるため、クロネコヤマトに限らず、単身パック自体の注意点を把握した上で利用しましょう。

3. 利用前に要確認!単身パックに共通する5つの注意点

改めて、単身パックと通常プランには下記の違いがあります。

単身パックと通常プランの比較

料金を重視する人におすすめの単身パックですが、主要15社の単身パックを比較する中で、単身パックには下記の注意点があることがわかりました。

  • 割引は受けにくい
  • ベッドが入る単身パックは存在しない
  • 積めない家具が出た場合は割高になる
  • 基本的に宅配便のようなサービスと考えておく
  • 当日受け取るのは不可能

単身パックは、事前にこれらを理解した上で利用するようにしましょう。

①割引は受けにくい

まず、単身パックは、通常プランよりも相場は安いです。

移動距離単身パック(カーゴ1つ)参考:通常の単身の引越しプラン
~15km
(同市区町村程度)
30,000円39,000円
~50km
(同都道府県程度)
35,000円41,000円
~200km
(同一地方内)
41,000円51,000円
~500km
(関東〜関西程度)
53,000円70,000円
500〜km
(関東〜九州程度)
63,000円85,000円

ただし、単身パックはWeb上などで自動的に料金が出るサービスが多いので、基本的に、通常プランのような割引を受け付けていません。

通常プランであれば、営業マンが料金計算をした上で、自社を選んでもらえるように割引をしてくれますが、単身パックはそういった割引がほぼありません。

クロネコヤマトにも、割引という概念がなくWeb上で計算された料金から下げられません。

ただ、通常の引っ越しサービスの業者に単身パックの値段を伝えれば、意識してくれることもあるため、単身パックは交渉材料になります。

②ベッドが入る単身パックは存在しない

15社の単身パックを比較しましたが、ベッドが入るサイズの単身パックは1社も扱っていませんでした。

同様にマットレスも積むことはできません。

また、下記の商品は家具のサイズや、カーゴのサイズによっては積み込めないため、注意しましょう。

  • 3ドアの冷蔵庫
  • ソファ

1つなら乗る場合も、冷蔵庫+洗濯機など組み合わせ次第では乗らないことが多いので、要注意です。

また、「単身パックを頼んでベッドだけ別配送にすればいいのでは」と考えている方のために、「家財宅急便」での配送料の目安を紹介します。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

東京⇄東京東京⇄札幌東京⇄大阪
シングルベッド(100cm×190cm×50cm)17,070円28,780円20,930円
3ドア冷蔵庫
(60cm×65cm×170cm)
11,270円18,520円13,280円
2人用ソファー
(115cm×60cm×70cm)
7,740円12,940円9,400円

上記を別途支払うのであれば、通常の引っ越しで割引をしてもらった方が安くなる可能性が高いです。

③積めない家具が出た場合は割高になる

大きな家具がなくても、当日決められたサイズのカーゴに入らりきらなかった場合、「カーゴを増やす」か「業者が別料金で運ぶ」ことになります。

特に「カーゴを追加」することになった場合、シンプルに料金が倍増しますから、通常プランの方が安くなることも多いです。

荷物量が不安な方は、事前に電話などで荷物内容を伝え確認する、もしくは通常プランにしておきましょう。

④基本的に宅配便のようなサービスと考えておく

単身パックは、集荷をしてくれる宅配便のようなサービスと考えておき、過度な期待はしないようにしましょう。

まず、このページで紹介している単身パックは全てダンボールも別料金です。2,000円~3,000円/10枚程度が目安で、Amazon(https://www.amazon.co.jp/)でも購入可能です。

また、家具の解体・組み立て、洗濯機の取り外し・取り付けを見ても、別料金になったり、対応してくれない業者が多いです。

上記のような作業を何から何までやって欲しいという方は、通常の引っ越しプランを選ぶべきです。

クロネコヤマトは、公式通販サイトで、ダンボールが10枚税込2,640~2,970円で購入可能ですが、Amazonの方が安いです。

解体が必要な家財は「らくらく家財宅急便」での配送になるため、単身パックでは取り扱いがありません。洗濯機の取り付け・取り外しは別料金での対応になります。

⑤荷物を当日受け取るのは不可能

単身パックは宅配便のように複数人の荷物をまとめて一気に運ぶため、荷物は当日受け取れません。

少なくとも、今の家から運び出した当日は家財が家にないことになるので、どうするかを決めた上で利用しましょう。

仮にホテルで泊まる、ということになると、単身パックは割高になります。

クロネコヤマトは最短翌日の受け取りが可能で、単身パックの中では優れていますが当日は受け取れません。

クロネコヤマト含め、単身パックは以上の注意点を理解した上で利用しましょう。

次の章でおすすめの単身パックを紹介しますが、心配な方は次の章以降を参考に、通常のプランを安く使うことをおすすめします。

4. 通常の引っ越しプランを比較!単身向けおすすめ業者6選

「単身パックではなく、通常プランを使いたい」「単身パックと通常プランを比較したい」という方に向け、単身向け通常プランでおすすめの業者を選出します。

  • 価格帯
  • サービス内容
    -引越安心マークの有無:業界の認定マークを取得しているか
    -サービスの豊富さ:してくれる作業の豊富さ、無料でしてくれるか
    -梱包資材の充実度:用途に合った梱包資材を無料でくれるか
    -社内教育の充実度:サービスの水準を上げる取り組みを公開しているか
    -補償:壊されたものを補償してもらえるか

比較の結果は下記の通りになります。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

 料金サービス
価格帯 (単身)サービス評価安心マークサービスの豊富さ梱包資材社内教育補償
アート引越センター4.70 ★★★★★◎ 8pt◎ 9pt
アリさんマークの引越社4.45 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
サカイ引越センター4.40 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7pt
人力引越社4.20 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
ハトのマークの引越センター4.05 ★★★★☆◯ 6.5pt△ 4pt
日本通運4.00 ★★★★☆◯ 6pt△ 4pt
ハート引越センターやや安4.05 ★★★★☆◯ 6pt◯ 7pt
西濃運輸-3.85 ★★★★☆◯ 5.5pt◎ 8pt
福山通運-3.65 ★★★★☆◯ 7.5pt△ 4pt
アップル引越センター3.60 ★★★★☆-◎ 9pt◯ 7pt
SGムービングやや高3.55 ★★★★☆△ 4pt△ 4pt
ファミリー引越センターやや安3.20 ★★★☆☆-◯ 7.5pt◯ 7pt
アーク引越センター3.15 ★★★☆☆-◯ 7pt◯ 7pt
ベスト引越サービス3.10 ★★★☆☆-◯ 6.5pt◯ 7pt
クロネコヤマト2.30 ★★☆☆☆-△ 3pt△ 2.5pt
  • 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
  • サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
  • 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
  • 該当のサービスを提供していない業者「×」

上記の表をもとに単身の方に、おすすめの業者は、下記の6社です。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

上記業者にお願いする場合でも、一括見積もりサービスを使い、実際の料金を比較するのがおすすめです。引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)は、上記6社全てに対応しています。

おすすめの6社について紹介していきます。

※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。

※引越し侍はクロネコヤマトに対応していないので、クロネコヤマトに問い合わせをしたい場合は、ホームページ(https://www.008008.jp/moving/)から連絡を取る必要があります。

4-1. アート引越センター

アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。

他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。

  • 引っ越し後の家具移動(1回)
  • 食器ケースの貸し出し
  • シューズボックスの貸し出し

価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。

会社名アートコーポレーション株式会社
設立1977年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円

アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com

4-2.サカイ引越センター

サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。

引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。

価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。

会社名株式会社サカイ引越センター
設立1971年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円

サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/

4-3.日本通運

日本通運は日本最大手の総合運送企業で、運送業でのネットワークを生かした引っ越しサービスを得意としており、サービスの割に価格が安い業者です。

最大の運送業者だからこそ、荷物の一時保管や、乗用車の輸送、海上コンテナでの輸送など、幅広い要望に答えてくれます。

価格は単身もファミリーも安く、さらに料金の安い傾向にある業者と相見積もりをとれば、より値下げできる可能性もあります。

会社名日本通運株式会社
設立1937年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:33,000円~35,000円、県外:43,000円~72,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:49,500円~52,500円、県外:64,500円~108,000円

日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

4-4.アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。

徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。

家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が少し高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社引越社
設立1971年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円

アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp

4-5.人力引越社

人力引越社

人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。

ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。

また、以下のような資材も揃います。

  • ダンボール(配送料が必要)
  • 布団袋
  • ハンガーケース
  • プチプチ状のシート(配送料が必要)

そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。

ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社 キョウトプラス
設立2005年
対応エリア・全国
単身価格目安(平常)県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円

人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/

4-6.ハトのマークの引越センター

ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。

地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。

  • 引っ越し作業の実技研修
  • マナー研修
  • 社内の引越コンテスト
  • 引越管理士資格認定制度(社内資格)

なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。

そのため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名全国引越専門協同組合連合会
設立1974年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:60,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円

ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/

5. 通常の引越しプランを単身パックより安く使うためのコツ

通常の引っ越しプランは距離や荷物の量をもとに、利用者ごとに料金が計算されるため、上記業者にお願いする際も見積もりをとって金額を確認する必要があります。

その際、通常プランは「複数社から見積もりを取ることで安くなる」ということを意識しましょう。

複数社から見積もりをとって、安くすることで、通常プランでも、単身パックよりも安く使える可能性があります。

5-1. 複数社から見積もりを取ると安くなる理由

複数の会社を比較している場合、引越し業者は自社を選んでもらうために、割引などをして料金を下げる努力をしてくれるからです。

2社以上見積もりを取る場合

通常プランは単身パックとは違い、様々な要素を掛け合わせて営業マンが見積もりを算出するため、割引を受けやすいです。

ただ、1社からしか見積もりを取らないと、引っ越し業者は安くする努力をほとんどしないので、どんなに優良の業者でも料金が高くなります。

1社だけ見積もりを取るケース

実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります

複数社から見積もりを取るだけで、非常に簡単に値下げをしてもらいやすくなります。

比較して一番いい業者を選べる

また、複数社に見積もりを取ることで、各社に割引をさせた上で、サービスも比較しながら1社に決められるので、より安くて良い業者を選びやすくなります。

比較して選べるメリット

通常のプランは、単身パックよりもサービスが充実していますが、その分業者間で「どこまでしてくれるか」の差がでることがあります。

複数社に見積もりを取ることで、料金・サービスをしっかり比較して1社に絞れるので、業者選びに失敗する可能性が低くなります。

5-2. 複数業者から見積もりを取る方法は2つ

見積もりには下記の2つの方法がありますが、「一括見積もりサイト」の利用がおすすめです。

  • 1社ずつ見積もり依頼の連絡をしていく
  • 一括見積もりサイトを使う

一括見積もりサイトとは?

複数の引っ越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。

引越し見積もりサイトの利用イメージ

利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引っ越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。

一括見積もりサイトを使うべき理由

  • ライバルがいることを前提の見積もりが期待できる
  • 入力を何度もしなくてもいいので簡単
  • あなたの引っ越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

一括見積もりサイトでの申し込みは引っ越し業者側にもわかるので、サイトを使うだけでライバルがいる前提での価格になり、安くなりやすいです。

また、一括見積もりサイトでは、見積もり依頼の入力を何度もしなくてもいいことはもちろん、希望する条件を入力すれば、それに合う業者をすぐに見つけられます。

※単身パックはホームページからの見積もりが必須の業者も多く、一括サイトを使うと通常プランの案内をされることがあるため、単身パックを使う場合は各業者の公式ページより申し込みましょう。

一括見積もりサイトのデメリット

デメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。

一括見積もりサイトのデメリット

ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。

10件以上の着信履歴

ただし、「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」サイトを使えば、選んだ業者からの連絡しか入りません。

「業者を選べるサイト」のメリット

そのため、業者が選択できるサイトがおすすめです。

Q. サイトの利用料が完全無料なのはなぜ?

引っ越し業者側が利用料を払っているからです。
また、一括見積もりサイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引っ越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。

引越し見積もりサイトのお金の動き

一括見積もりサイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、1度断れば強く営業されることもありません。興味がない旨をはっきり伝えましょう。

Q. 利用料は引っ越し代金に上乗せされないの?

上乗せはされません。まず、引っ越しの料金は「どうやって申し込まれたか」には一切関係なく算出されます。細かい内訳で計算されますが、一括見積もりサイトを使って上乗せされる項目は1つもありませんでした。

割引に関しては「ライバルの有無」が重視されるので、一括見積もりサイトを使う人は逆に安くなりやすいです。

5-3. おすすめの一括見積もりサイトは?

引っ越しの一括見積もりサイトは10種類以上ありますが、おすすめのサイトは引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)です。

理由は下記のように対応業者数が最も多く、またそこから見積もりを希望する業者を選んで依頼ができるからです。

 対応業者数業者の希望
引越し侍300社以上
引越し価格ガイド300社以上×
ズバット引越し比較220社以上
引越し見積もりEX210社以上×
SUUMO引越し140社以上
LIFULL引越し100社以上
価格.com引越し100社以上
引越しラクっとNAVI60社以上
引越しネット30社以上
引越し達人.セレクト10社以上×
アットホーム引越し10社以上
楽天引越し5社以上
比較.com3社以上×

引越し侍は、東証一部上場企業の「株式会社エイチーム」が運営する引っ越し一括見積もりサイトです。

提携業者数は最も多く、下記のようなおすすめの大手業者からも、中小の業者からも見積もりが取れるので、たくさんの選択肢からあなたにあった業者を探せます。

アート引越センターなど大手引越し業者のロゴ

下記のように、「概算の価格」「口コミ評価」を元に、根拠を持って見積もり依頼を出す業者を絞れるため、余計な業者に見積もりを依頼することもありません。

引越し侍の業者選択画面

また、あなたの細かい条件で概算価格が出るので、「いくらくらいかかるのか知りたい」という人がシミュレーションとして使うことも可能です。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

※引越し侍のサイト内には、複数の引越し見積もりサービスがあり、中には業者の選択ができないものもあります。必ず上記ページの「業者が選べるサービス」を使うようにしましょう。

※引越し侍はクロネコヤマトに対応していないので、クロネコヤマトに問い合わせをしたい場合は、ホームページ(https://www.008008.jp/moving/)から連絡を取る必要があります。

5-4. 引越し侍でどの業者を選べばいいの?

入力後でてくる業者が「あなたの条件で対応可能な業者」ですから、この中から選んでいく必要があります。

引越し侍で1回で見積もり依頼できるのは3社までですが、根拠を持って依頼する業者を選べるので、「3社」厳選して見積もりを取りましょう。

厳選の方法を下記の2つのケース別に紹介しますから、希望の業者が決まっていない方は以下のように選んでいきましょう。

  • ①サービスにもこだわりたいケース
  • ②料金を最安にしたいケース

①サービスにもこだわりたいケース

15社を比較した結果、下記の業者がサービス面で優れています。あなたの条件に対応している業者一覧の中にあれば下記から3社選びましょう。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

上記で3社揃わないときは、ユーザーの満足度が高い口コミ評価4.0以上のものを選びましょう。

4.0以上の評価の業者が複数あれば、口コミ件数で選びましょう。評価の信頼度も高く、多くの人が選んでいるためです。

口コミの読み取り方

口コミ件数が5件を切るものもあり、「多くの人が評価しているか」も見極めなければいけません。

②料金を最安にしたいケース

概算価格・利用者の平均価格を参考に安いものを3社選びましょう。

引越し侍の概算価格の表示

概算価格は過去の実績などをもとに出されているため、これが安いものを選んでおけば最終価格も安くなりやすいです。

5-5. 入力後はどうなる?

引越し侍に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。

引越し侍のサービスの流れ

  1. 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを依頼
  2. 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
  3. 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
  4. 最終的な一社に絞る

以上のように進みますが、一括見積もりサイトを使うだけで下記の「ライバルを意識して安くしてくれる」状態になります。

2社以上から見積もりを取るケース

必要以上に高い金額を払うことはなくなりますから、業者に話を聞きながら進めていけば問題ありません。

引っ越しは1日でも早く見積もり予約をとった方が安くなるので、まずは「引越し侍」で見積もり依頼をするところから始めましょう。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

※繰り返しになりますが、引越し侍を利用しても、クロネコヤマトには申し込みができないので注意が必要です。

6. 通常プランがもう少し安くなる!料金の確認のコツ

それぞれの業者に見積もり依頼をすると、順に見積もりを出してくれますが、細かい聞き方・答え方で提示される額に差が出ることがあります。

下記の点を意識すればより安い額を提示してもらいやすくなります。

  • 予算は伝えない
  • その場で決定しない
  • 他社の見積もり額を伝える時は要注意

繰り返しになりますが、一括見積もりサイトを使うだけで、業者は他社に負けないよう努力してくれます。

それでもさらに安くしたいという方はこの3つを意識し、より安い金額を狙いましょう。

6-1.予算は伝えない

見積もりを取る際、必ずと言っていいほど予算を聞かれますが、予算を伝えると予算より大幅に安くするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。

会話例

引っ越し業者:予算は決まっていますか?

あなた:いろんな会社の料金やサービスを比べて安いところにしようと思っているので、特に決めていません。

6-2. その場で決定をしない

引っ越し業界の得意文句として「今うちに決めてくれるなら○○○円まで下げます」というものがありますが、より安くしたいのであれば、その場での決定はおすすめしません。

他社に料金を確認されたら、上記額よりも安いためこの発言をしているのであって、他社ならさらに安い可能性が高いです。

どうやって防げばいいのか

自分以外の第三者(学生の場合は両親、社会人の場合は会社)に決定権がある事を伝えましょう。

会話例

引っ越し業者:この場で決めてくれれば、○○○円まで値下げします!

あなた:すみません。私一人では決められないので、両親と相談して決めさせていただきます。

いつまでに分かるか聞かれた場合は、全ての業者の見積もり額が出そうなタイミングを伝えるようにしましょう。

あまり待たせすぎると、予約状況次第では断られたり、提示額が変わりる可能性があります。

6-3. 他社の見積もり額を伝える時は要注意

2社目以降の業者は、すでに他社から見積もりを取ったと伝えると、他の業者の値段を聞いてきます。

この時、下記のように振舞いましょう。

  • それまで提示された料金は「少し高いな」と思ったケース
    →1社目の見積もりのように振る舞う
  • それまで提示された料金にある程度納得しているケース
    →正直に他社の料金を伝える

他の業者の料金を聞いて「少し高いな」と思った場合は、ここで正直に見積もり額を伝えると、その額を基準とされてしまい、納得できる金額まで下がりにくくなります。

そのため、それまで提示された料金に納得できないなら、下記のようにあたかも1社目のように答えるようにしましょう。

会話例

引っ越し業者:ちなみ他社さんの見積もりはとりました?

あなた:これからです。今日明日でA社さんとB社さんから見積もりを取り、最終的に決めたいです。

他社の料金が、十分納得できる額であるなら、ここで正直に伝えることで、それよりも安くしてくれる可能性が高いです。

Q. 嘘の金額を伝えるのはどうなの?

他社の見積もり額として、嘘をついて安い金額を伝える人もいますが、各業者は相場感を把握しているので、嘘はすぐに見抜かれます。

するなら単身引っ越しは1割程度を限度に安い金額を伝えるようにしましょう。

ケース別に使えるその他テクニック

その他、下記の3つのケース別に使えるテクニックを紹介します。

  • 日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする
  • 手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
  • 駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

当てはまる項目がある場合のみ確認しましょう。

①日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする

日程にこだわりがない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引っ越し業者が提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。

ある程度の範囲を伝えたあとは、自分の都合の悪い日程や時間を忘れずに伝えるようにしましょう。

会話例

あなた:引っ越しは12月1日から12月13日の間で一番安い日程でお願いしたいです。火曜日と午前中は対応ができませんので、そちらの日程は外していただきたいです。

引っ越し業者:12月11日の最終の便ではどうでしょうか?最後なので、前の作業によって時間が前後しやすいですが、その分お安くできます。

②手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく

手間をかけてもいい人は、3社から見積もりをもらった後に、他社よりも高い業者に、安い業者の見積もり額を伝えてみましょう。

会話例

あなた:他社さんで◯◯円で提示をいただいたのですが、それより安くすることはできますでしょうか?

引っ越し業者:でしたらうちはXXX円で頑張らせていただくのでいかがでしょうか。

あなた:ありがとうございます。両親にも相談してみます。

一番高い業者が入れ替わったら、高い業者に再びこの連絡をしていくことで、値下げしてくれることがあります。

ただし、引っ越し業者によっては、価格勝負をしておらず、値引きに限界があるものも多いので、受け入れてくれないケースもあります。

また、上記電話を何度もすると面倒な客だと思われるので、「他社よりも安くして欲しい」という相談は1社につき1回だけにしましょう。

③駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

駆け引きに自信がない人、面倒な人は、それぞれの業者と一切料金交渉をしないという方法もあります。

会話例

あなた:最初の提示額が最も安い業者さんにお願いしようと思います。公平に出してもらうために他社の料金はお伝えしません。

駆け引きは一切なしで、それなりに安い金額を提示されやすいです

7. まとめ

クロネコヤマトの単身パックの料金や注意点に関して紹介してきましたがいかがでしたか?

クロネコヤマトの単身パックは、コストパフォーマンスに優れていますから、単身パックの中で最もおすすめです。

日本通運(https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/)が最安になるケースもありますが、カーゴのサイズも踏まえ、クロネコヤマトを利用すれば大きな失敗はありません。

クロネコヤマト公式ページ:https://www.008008.jp/moving/

ただし、単身パックは業者にかかわらず、このページで紹介してきたような注意点が満載です。

単身パック自体を使うべき人は下記全てに当てはまる人で、あてはらなければ、単身パック自体をおすすめしません。

  • ベッド・3ドア冷蔵庫などカーゴの大きさを超える荷物がない
  • 荷物量が多くはなく確実にカーゴ(1m×1m×1.7m程度)に積みきれそう
  • 宅配便のような最低限のサービスで問題ない
  • 当日荷物を受け取れなくても問題ない

特に荷物量には注意が必要で、不安な方は、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使い、通常の引っ越しプランを探すべきです。

また、繰り返しになりますが、引越し侍はクロネコヤマトに対応していません。

そのため、クロネコヤマトに問い合わせをしたい場合は、上記の公式ページ(https://www.008008.jp/moving/)から連絡を取る必要があります。

このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。

サービス比較の採点基準(参考データ)

サービスの総合評価下記の5つの観点をもとに算出
・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮
・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出
安心マーク有=「◎」、無=「-」
サービス範囲下記10点満点で評価

  • ダンボールを回収してくれる(無料:2pt、有料または条件次第で有料:1pt、未対応0pt)
  • 洗濯機の取り付け・取り外し(無料:2pt、縦型は無料 :1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる(対応:2pt、見積もり時に要申告:1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる(無料:2pt 、有料:1pt、未対応0pt)
  • ベッドの解体をしてくれてる(無料2pt、有料:1pt、未対応0pt)
梱包資材下記10点満点で評価

  • ダンボール(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 布団カバー(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • ハンガーケース(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 食器ケース(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • 食器の梱包紙(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • シューズボックス(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • エアキャップ(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
社内教育教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△
補償業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=-