遺品買取を希望する方必見！1円でも高く売却するためのコツ

「遺品は買取してもらって良いの？」「遺品買い取りはどこが高いの？」と、遺品買取について気になっていませんか？

遺品を買取してもらうのは普通なことです。しかし、遺品はそのまま売ってしまうと、安く買い叩かれてしまう恐れがあるので注意が必要です。

このページは、遺品整理業者として遺品整理に500件以上携わった経験がある私が、遺品を高く買取してもらう方法についてまとめたものです。

1. 買い取ってもらえる遺品はどんなもの？
2. 遺品を高く買ってもらう3つのコツ
3. 遺品を買い取ってもらえるおすすめサイト
4. 遺品整理に関するQ＆A

このページを読めば、遺品をなるべく高く売却できるようになるので、ぜひご覧ください。

1. 買い取ってもらえる遺品はどんなもの？

遺品は、「まだ役に立つもの」「金銭的価値があるもの」は基本的になんでも買い取ってもらえます。

使い古された衣類や家具、どこにでも売っているような日用品はお金になりませんが、お金に替えられるものは多いです。

次の表は、遺品買取で値段が付きやすいものをまとめたものです。

売れやすいものを◯、△、☓でランク分けしました。

この他にも「売れるかな？」と迷うなら、ネットで検索してみると良いでしょう。

案外、売れないだろうと思っているものが売れたりするので、捨てる前に一度確認しておくと、あとで後悔することもありません。

私が遭遇した買取ケースをご紹介

私はかつて遺品整理業者をしていましたが、会社では残置物の買取も行っていました。

いくつかの事例をもとに、買取査定で値段がついたものをご紹介します。

プライバシーを考慮して、値段がついた主な遺品を概算値の料金でご紹介しておきます。

ケース① 1Rのマンション

こちらは賃貸物件にすんでいた方の買取料金です。

賃貸を解約するため、ご家族は遺品整理を急がれていて、下記の遺品を一括で買い取りました。

古本の漫画は状態がよければ値段が付きやすいです。

また、ブランド物や発売間もない家電も値段が付きやすいです。

もし、買取金額に納得できないなら、後でオークションに出すのもありでしょう。

ケース② 1DKのマンション

こちらも賃貸物件にすんでいた方の買取料金です。

趣味として音楽をやっていた方のようで、音楽に関する遺品が買い取られました。

CDやDVDは1枚◯円というように、プレミアがつくかどうかの判定をされることなく、買い取られることが多いです。

もし、「プレミア品があるかも？」と気になる方は、専門業者に依頼した方が良いでしょう。

ケース③ 3LDKの戸建て

こちらは、一軒家の遺品整理の買取品です。

保存状態が良い着物や皿は良い値段で売れることがあります。

「あまり値段が付かないだろう」と思っていたものが、結構値段が付くことがあるものです。

捨てる前に、ネットで検索したり、プロに鑑定してもらうのは決してムダではありませんからね。

2. 遺品を高く買ってもらう3つのコツ

遺品を高く買い取ってもらうには、次の3つをおさえておきましょう。

• キレイにクリーニングする
• 付属品を付ける
• 専門業者の査定を2~3社受ける

それぞれ紹介します。

高価売却のコツ① キレイにクリーニングする

遺品を少しでも高く買い取ってもらいたいなら、まずは自分で売りたい品をキレイに磨くことです。

ホコリをかぶっている家電、シミがついてしまった衣服などは、だれでも買いたくないと思ってしまうものです。

いちいち業者に依頼してクリーニングに出す必要は無いと思いますが、セルフでできるだけキレイにしてみましょう。

※古銭は下手に洗うより、そのままの状態で鑑定に出した方が良いそうです。

高価売却のコツ② 付属品を付ける

遺品はそのままの状態で売るより、購入時に付いていたものを付けると値段アップにつながる可能性があります。

• 説明書
• ケース
• 保証書や鑑定書

テレビならリモコン、PCならアダプタやオフィスなどのCD-ROMを忘れずに付けることが大切です。

骨董品なら鑑定書の有無で大きく変わるので、あるなら必ず付けるようにしましょう。

高価売却のコツ③ 専門業者の査定を2~3社受ける

高価買取してもらいたい場合は、複数の業者に査定を依頼しましょう。

古本なら古本屋、骨董品なら骨董品鑑定士、カメラならカメラの中古取り扱い業者というように、専門の業者に依頼すると正確な値段で売ることができます。

遺品全般を扱う遺品整理業者に依頼すると、種類に関係なく一気に買い取ってもらえますが、値段は低めになりがちなので、高く売りたいなら止めた方が良いです。

もし、値段に納得できないなら、メルカリやヤフオクなど自分で出品するという手もあります。一度検索して、どれくらいの値段で売れそうかチェックすると良いでしょう。

3. 遺品を買い取ってもらえるおすすめサイト

遺品の売却におすすめなサイトは、あなたの希望次第で異なります。

• プロに依頼して適正な値段で売却したい
• 時間をかけずに一気に売却したい
• 自分で値段を付けて売却したい

それぞれ紹介していきます。

ケース① プロに依頼して適正な値段で売却したい

正確な査定をしてもらいたいなら、その道のプロに依頼しましょう。

最近では、写メやラインで査定してもらうこともできるので、2~3社から査定をもらうのは難しくありません。

遺品の種類ごとに、専門業者をまとめたのが下の表です。

数が多いなら、出張買取で無料査定をしてもらっても良いでしょう。

ケース② 時間をかけずに一気に売却したい

時間をかけずに遺品を一掃したいという方は、遺品整理業者に依頼しましょう。

遺品整理業者は、遺品の引取、処分、買取、供養など、遺品整理のスペシャリストで、遺品整理のお悩みに全て応えてくれます。

遺品整理業者に依頼すると、買取だけでなく、不用品処分や供養まで全て行ってもらえます。

ただし、中には悪徳業者もあり、価値ある遺品とわかっていて買い叩くケースもあるため、下記のようなサイトで複数業者から見積もりを取り、最も適正な評価をしてくれる業者に依頼しましょう。

みんなの遺品整理｜遺品整理業者の相見積を取れるサイト

『みんなの遺品整理』は、全国857社に見積もりが取れるサイトです。

全ての業者に遺品整理士が在籍しており、変な業者に頼んでしまうリスクも少ないです。

「不用品の買取」に対応してくれる業者を選んでくださいね。

ケース③ 自分で値段を付けて売却したい

買い取りの値段に納得できない場合は、ネットオークションやフリマアプリで出しましょう。

売れるまで時間がかかりますが、これが一番高く売れる方法です。

自分の出品したい商品名で検索し、他の人がどれくらいの値段で売っているかを参考にすると良いでしょう。

ネットオークションでおすすめなサイトをまとめました。

複数のサイトを使うのは違反になることがあるので控えましょう。

ネットオークションは売れない場合もあるので、気長に待てる人しか向いていません。

もし、買取業者の提示した以上の値段で購入者が現れないなら、専門の買取業者に依頼しましょう。

4. 遺品整理に関するQ＆A

遺品整理についてよくある疑問をQ＆A形式にしてまとめました。

1. 遺品をお金に替えるのは罰当たりなことでしょうか？
2. 遺品を買取してもらう上で注意することはありますか？
3. 遺品を買い取ってもらえない場合はありますか？
4. 遺品を買い取ってもらうと税金はどうなりますか？
5. 遺品の買取は相続の前と後のどちらでするべきですか？

それぞれ答えていきます。

4-1. 遺品をお金に替えるのは罰当たりなことでしょうか？

「遺品を買い取ってもらうのは気が引ける」と思う方もいるでしょうが、遺品買取は一般的に行われているので、心配する必要はありません。

むしろ、まだ役に立つものが再利用されるわけですから、そのまま捨てる方が社会的な損失と言えると思います。

もし、故人が大切にしていた遺品を買取してもらいたくないなら、供養してもらってから処分すると良いでしょう。

供養は、遺品整理業者に依頼したり、近所の神社･寺院ですることができます。

4-2. 遺品を買取してもらう上で注意することはありますか？

遺品整理で困るのは家族間のトラブルで、形見分けで残しておきたかった遺品を処分してしまったりして、後で険悪になったりしないようにしましょう。

また、遺品整理をする場合、遺品整理にかかった費用や買取してもらったお金など、明細はしっかり取っておきましょう。

もし、買取で大きな利益が出そうな場合は、利益を分けるかどうかなども決めておくと後で揉めることはありません。

4-3. 遺品を買い取ってもらえない場合はありますか？

故人が孤独死をしてしまい、遺品に匂いがついてしまったりすると、なかなか買い取ってもらえないということがあります。

そういう場合は、遺品整理業者に特殊清掃をしてもらい、業者にできる限りキレイにしてもらうことになります。

売却できるかどうかは、その時に相談すると良いでしょう。

4-4. 遺品を買い取ってもらうと税金はどうなりますか？

遺品を売却して利益があると、所得税の対象になります。

また、骨董品が50万円以上で売れる場合は、譲渡所得税がかかります。

この辺は、複雑なので、弁護士や税理士さんなどに相談すると良いでしょう。

4-5. 遺品の買取は相続の前と後のどちらでするべきですか？

遺産相続は3600万円の控除があるので、相当高価なものが無い限り、どちらでも問題ないようです。

もし、遺品に高価なものがある場合は、相続前に売却を済ませておくのが良いでしょう。

この辺は、利益が出た場合はどのように対処するか、家族間で相談しておくと後で揉めることはありません。

5. さいごに

遺品買取についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？

遺品をできるだけ高く売りたいなら、専門の業者2~3社に査定してもらい、それで納得できないなら、ネットオークションを使って売ることがおすすめです。

もし、急いで換金したい方は、遺品整理業者に依頼し、処分と買取を一括で行いましょう。

このページが読者の皆様の遺品整理にお役に立てることをお祈りします。

＜遺品整理の相談サイト＞

https://m-ihinseiri.jp/

遺品整理の無料相談は、こちらでできます。