生前整理とは?生前整理のやり方と失敗しないための注意点

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「生前整理って何?」「生前整理ってするべきなの?」と、生前整理について気になっていませんか?

生前整理とは、自分が死ぬ前に身の回りの持ち物を整理することで、自分の死の準備になるだけでなく、死後に家族への迷惑を減らせるという大きなメリットがあります。

このページは、遺品整理業者として遺品整理に500件以上携わった私が、生前整理とは何か、生前整理のやり方についてまとめたものです。

  1. 生前整理とは?メリット・デメリット
  2. 生前整理のやり方と注意点まとめ
  3. 生前整理に力を貸してくれる業者
  4. 生前整理に関するQ&A

このページを読めば、生前整理のことが分かり、実際にする方法が分かるので、ぜひご覧ください。

1. 生前整理とは?メリット・デメリット

生前整理とは「自分が死ぬ前に、自分の持ち物を整理しておくこと」です。

具体的には、次のようなことです。

生前整理ですること

  • 所有物を捨てたり、買い取ってもらうなどして減らす
  • 財産の目録を作成する
  • PC内のデータを片付け、SNSやネット口座の情報をまとめておく
  • 遺言書を作成して財産の振り分けを指定する

生前整理では、家具や衣服などの持ち物の他に、PCやSNSの情報も整理しておく時代になっています。

生前整理のメリットとデメリットをご紹介します。

1-1. 生前整理の4つのメリット

生前整理には、次のような長所があります。

  1. 家族の遺品整理の負担が減る
  2. 遺産をきっちり相続させられる
  3. 見られたくない情報を整理しておける
  4. 死に対する心の準備ができる

生前整理をしない場合、自分の死後に家族が遺品整理をすることになりますが、捨てるべきか残しておくべきか迷ったりすることが結構あります。

また、ネット口座のログイン情報などが無いと、家族に遺産として受け取ってもらえないなどの事態が起こります。

それに、家族へのメリットばかりではなく、家族に見られたくない写真やネットでのやり取りを消しておくという自分へのメリットもあります。

「生前整理をすると身が軽くなった」と言う人も多いので、決してやっておいて損はありません。

1-2. 生前整理の2つのデメリット

生前整理の短所は特にありませんが、実際にすると次のようなことが起こる場合があります。

  1. 何をして良いか分からずに悩む
  2. 面倒くさい

生前整理といってもどうすれば良いか分からなかったり、やってみたけど面倒くさくなってしまうという人もいます。

ただ、自分がしておかないと、結局、残された家族が苦労するわけですから、できるなら自分でやっておいた方が良いはずです。

次の章では、生前整理のやり方をご紹介します。

最近では、生前整理を手伝ってくれる会社もあるので、重い荷物を運んでくれたり、悩みに相談に乗ってくれたりするので、自分でできるか不安な方は3章「生前整理に力を貸してくれる業者」をご覧ください。

2. 生前整理のやり方と注意点まとめ

生前整理としてやっておきたいことは、主に次の5つがあります。

  1. 身の回りの持ち物整理
  2. 見られたくない情報の整理
  3. 財産目録の作成
  4. エンディングノートの作成
  5. 遺言書の作成

全てを完璧にする必要はなく、「自分がしておいた方が良い」と思ったことをやればOKです。

それぞれ紹介します。

生前整理① 身の回りの持ち物整理

まずは、自分の持ち回りを次のステップで整理していきます。

  • 持ち物を分類する
  • 不用品の処分や買取をしてもらう

それぞれ紹介します。

STEP1. 持ち物を分類する

自分の持っている物を次の表のように分けていきましょう。

ダンボールやゴミ袋などを使うとスムーズに整理できます。

不用品・燃えるごみ
・燃えないごみ
・粗大ごみ など
換金する品・貴金属
・骨董品
・ブランド品など
残しておく品・個人情報の入った書類
・使っている日用品
・思い出の品など

片付けのコツは3つあります。

  • 大きいものから片付けていく
  • 家具→衣服→本というように物ごとに片付けていく
  • 迷うならキープして後で決める

細かいものから片付けると、先行きが見えずに挫折してしまうことがあるので、大きいものから順に片付けていくのがおすすめです。

もし、処理に迷う物があるなら、後で処理を考えるために「キープ」という名札を付けたダンボール箱に入れておきます。

保管物が多すぎると片付ける意味も無いので、「ダンボール2箱分に入らない物は処理する」というように、自分でルールを決めて片付けるのがおすすめです。

迷うなら、奥様やご家族に相談しても良いですね。

STEP2. 不用品の処分や買取をしてもらう

整理にめどがついたら、自分では処分できない遺品を次の業者に処分してもらいます。

処分する際に利用することになるのは次のようなところです。

  • 不用品・粗大ごみ回収業者
  • リサイクル業者
  • 古物商・買取業者
  • 遺品整理業者

自分で運んで行く特は、軽トラやワゴン車を用意しましょう。

「いろんな所に頼むのは面倒くさい」と思う方は、生前整理も手伝ってくれる遺品整理業者に頼むのがおすすめです。

遺品整理業者は、遺品の回収や買取などを全て行ってくれるプロで、生前整理の相談にも乗ってくれるので、片付け方に悩んている方におすすめです。

生前整理② 見られたくない情報の整理

持ち物の整理と関連しますが、死後に家族に見られたくない情報は消しておきましょう。

大抵の人が見られたくない情報とは、具体的には次のようなものが挙げられます。

  • 隠している物品の購入履歴
  • アダルト画像や成人動画
  • 特定ページへのブックマーク

ブックマークや履歴などはあらかじめ削除しておき、見られたくない情報は一箇所に集めておき、いつでも消せるように準備しておきましょう。

急死に備えるなら、一定期間経つと自動で消せるように設定しておく必要があります。

googleアカウントは一定期間が経つと消せるように設定ができるので、googleドライブにデータを入れておくのが簡単です。(やり方は、コチラのページが参考になります)

生前整理③ 財産目録の作成

自分の財産には、どのようなものがあるか、エクセルでも良いですし、ノートでも良いので一覧にまとめておきます。

これをすることで、自分でも財産を明確にすることができますし、家族に相続する財産も明確になります。

財産目録は具体的には、次のようなものをまとめておきます。

  • 不動産(土地・建物)
  • 預金(銀行口座・証券口座など)
  • 現金(所持金や電子マネーなど)
  • 有価証券(株式・債券・手形・小切手)
  • 仮想通貨
  • 生命保険
  • 貴重品(ブランド品・貴金属など)
  • その他(金銭的価値がありそうなもの)
  • 負債

不動産なら場所、預金なら銀行名や口座、金額など、第三者から見て分かるようにまとめておくのがおすすめです。

それと、必ず書いておくべきなのが負債で、借金が財産よりも残っているなら相続放棄も考える必要があるからです。

生前整理④ エンディングノートの作成

エンディングノートとは、死を迎えるにあたって、自分の人生を振り返ったり、介護で意志疎通が困難になった場合や葬儀に関する希望をまとめておくノートのことです。

エンディングノートは必ずしも書く必要はありませんが、次のような点はまとめておくと、家族に役立つはずです。

  • PCやSNSのパスワード
  • 財産目録
  • 介護や延命措置の希望
  • 葬儀やお墓に関する希望
  • 死後に連絡してほしい人の連絡先

昨今では、PCやSNSなどのデータがデジタル遺品として残り、ログイン方法も分からず、家族が途方に暮れることがあると話題になっているので、きっちりやっておきたいものです。

エンディングノート

出典:amazon

エンディングノートはアマゾンなどでお手軽に購入することができるので、買ってみて参考にすると良いでしょう。

生前整理⑤ 遺言書の作成

財産相続について希望があるなら、遺言書を書いて起きましょう。

遺言書は、次のポイントをおさえる必要があります。

  • 自筆で書く
  • 日付を明記し、署名を入れる
  • 財産は正確に明記する
  • 封筒に入れて印鑑を押す

遺言については、書き方を間違うと無効になってしまうので、司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。

オーシャン

オーシャン』は、無料相談に乗ってくれるだけでなく、お手頃な値段で遺言の添削をしてもらうことができます。

このような組織に一度チェックしてもらうと、遺言が無効になるリスクが減らすことができます。

3. 生前整理に力を貸してくれる業者

生前整理を自分でやる方法について紹介してきましたが、自分では難しいと思った人もいると思います。

そういう方におすすめなのが、遺品整理業者に依頼することです。

遺品整理業者は、生前整理に関してもプロで、具体的に次のようなことを行ってくれます。

  • 持ち物の仕分け
  • 不用品の回収
  • 貴重品の買取
  • ハウスクリーニング

遺品整理業者の中には、遺言書の作成などで、行政書士などを紹介してくれる所もあります。

生前整理のことなら、何でも相談できるので、気軽に聞いてみると良いでしょう。

3-1. 業者に頼むとかかる費用

費用は業者によって違いがありますが、大体の相場は下の表のようになります。

値段の差がありますが、主に荷物の量によって決まるので、あまり荷物が無いからお手頃な値段でやってくれます。

間取り費用
1ルーム3万5千円~10万円
1DK5万円~12万円
1LDK7万円~20万円
2DK10万円~25万円
2LDK12万円~30万円
3DK15万円~40万円
3LDK18万円~50万円
4DK20万円~60万円
4LDK23万円~70万円

※値段が高いのはゴミ屋敷など、相当な荷物がある場合です。

費用は、見積もりしてもらわないと分からないので、業者に足を運んでもらって聞く形になります。

おすすめは2~3社に見積もりをしてもらい、納得のいく業者を選ぶことです。

3-2. 自分に合った遺品整理業者の探し方

遺品整理業者は数多くありますが、中には生前整理に対応してくれない所もあります。

ですので、生前整理を手伝ってくれる業者を探せるサイトをご紹介しておきます。

みんなの遺品整理|生前整理を手伝ってくれる会社探しにおすすめ!

みんなの遺品整理

みんなの遺品整理』は、全国620社に見積もりが取れるサイトです。

全ての業者に遺品整理士が在籍しており、変な業者に頼んでしまうリスクも少ないです。

生前整理の相談もできるので、何か気になることがあるなら、相談してみましょう。

相見積は面倒という方のために、おすすめの業者を紹介しておきます。

みんなの遺品整理公式ぺージ:https://m-ihinseiri.jp

遺品整理 プログレス|全国展開しているシェアNo.1の遺品整理業者

遺品整理プログレス

遺品整理プログレス』は、日本全国で営業している遺品整理業者です。

費用がお手頃で、年間5,000件以上の取り扱いがある信頼性の高い会社です。

生前整理にも力を入れており、エンディングノートをもらえるセミナーも開催しています。

遺品整理プログレス公式ページ:https://www.ihinseiri-progress.com

4. 生前整理に関するQ&A

生前整理についてよくある疑問をQ&A形式にしてまとめました。

  1. 生前整理はいつするべきですか?
  2. 遺影はどのように準備すればいいですか?
  3. お墓はどのように準備すればいいですか?
  4. 遺品整理業者に高く買い取ってもらうことはできますか?
  5. 遺品整理業者にはぼったくり業者はいませんか?

それぞれ紹介します。

4-1. 生前整理はいつするべきですか?

生前整理は「思い立ったが吉日」で、いつでもOKです。

高齢になると判断力が落ち、どうすれば良いかも分からなくなることもあるので、40~50代など若いうちに片付けておくのも良いでしょう。

高齢になる前に整理しておくことを「老前整理」と言いますが、年を取った時のことを考えて整理しておくのも役に立つはずです。

4-2. 遺影はどのように準備すればいいですか?

遺影は自分が気に入った写真を指定すればOKで、背景を変えたり、別の人が写っていても消すこともできます。

大体亡くなる前の1~5年程度前の写真を選ぶ人が多いそうです。

もし、良い写真がない場合は、プロに撮影を依頼することもできるので、「遺影 撮影」などで検索して、フォトスタジオを探してみましょう。

4-3. お墓はどのように準備すればいいですか?

お墓がすでにあるなら、家族にそれを伝えておけばOKです。(納骨までの流れが気になるなら、霊園や寺院に相談してみましょう)

お墓が無いなら、霊園や寺院を探すところから始める必要があります。

ネットで「お墓+地名」「霊園+地名」などで検索し、連絡して空きがあるようなら現地を尋ねてみましょう。

お墓

自分で探すことができない場合は、家族に依頼すればOKです。

エンディングノートで希望を伝えても良いですし、口頭で相談しても良いでしょう。

4-4. 遺品整理業者に高く買い取ってもらうことはできますか?

遺品整理業者は持ち物整理のプロですが、買取はプロではないので、高く買い取ってもらいたいなら専門業者に依頼しましょう。

仏壇なら仏壇の専門業者、ブランドならブランドの専門業者に査定してもらうと、正確な値段を出してもらえます。

遺品整理業者は一気に査定してもらえるので、一刻も早く整理・買取してもらいたい方は遺品整理業者に依頼しても良いでしょう。

遺品整理の買取について詳しく知りたい方は、こちらのページ「遺品買取を希望する方必見!1円でも高く売却するためのコツ」をご覧ください。

4-5. 遺品整理業者にはぼったくり業者はいませんか?

ぼったくり業者がいないとは限りませんので、変な業者に会わないためには、次のようなポイントをおさえておきましょう。

  • 相見積もりを取る
  • 追加請求やキャンセル料がないと確認しておく
  • 見積もり時に信頼できる人かコミュニケーションする

特に、相見積を取るとぼったくりに合うリスクは大幅に減るので、面倒かもしれませんが、2~3社を取るのがおすすめです。

もし、トラブルが合った場合は、独立行政法人「国民生活センター」に相談しましょう。

5. さいごに

生前整理についてご紹介してきましたが、参考になりましたか?

生前整理は自分の持ち物を整理することで、死の準備をするためのもので、死後にかかる家族への負担を減らすことができます。

自分の荷物を整理することは、自分の身を軽くすることにもつながるので、家族のためだけでなく、自分のためにもなるので、ぜひやってみましょう。

もし、なかなか整理ができない場合は、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

この記事が読者の皆様の生前整理にお役に立てることをお祈りします。

<生前整理の相談・相見積サイト>

みんなの遺品整理公式ぺージ:https://m-ihinseiri.jp

生前整理の無料相談や相見積は、こちらのサイトでできます。

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